かつて「二郎の中で一番まずい」と言われていたらしい、ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店へ行ってきました。いや、別にその「まずい」を間に受けたわけではありませんよ。それはあくまで昔の話。今は普通に新宿界隈のジロリアンの胃袋を支える重要なお店として(特に新宿歌舞伎町店の火事騒ぎの時には…)、日々多くのお客さんを集めています。
今回僕がこのお店に行ったのは、今までの二郎にはなかったとある名物を試してみたかったからなんです。その名物が何なのか、これからお話ししていくのですが…
「アブラカタマリ」が名物…ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店はこんなお店
その前に、簡単にではありますがお店についての説明をしておきましょう。ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店は、平成11年2月に創業した二郎としては6番目の歴史を誇るお店。店主が三田本店で修行を摘んだいわゆる直系二郎の店なのですが、一時期有限会社ジローフードシステムという会社の傘下に入っていた時期があって、どうやら「二郎で一番まずい」と言われていたのはこの頃のようです。その後再び本店の傘下に戻り、本店での学び直しを経て今に至るという、なかなか濃い歴史をもつお店です。まあ、今のラーメンが美味しけりゃ、僕としては何の不満もないんですけどね。
さて、そのラーメン二郎 新宿小滝橋通り店は「アブラカタマリ」がお店の名物のようです。文字通りアブラが塊で出てくるやつなのですが、このアブラカタマリって他の二郎でどこかやっているのかな…ネットで調べると、アブラカタマリはアブラマシマシの一段階上のコールとして存在しているらしいです。「ならば今回はそのアブラカタマリを行ってみよう!」と心に決めて訪店し、外での待ち時間の間に食券を購入。食券を店員さんに手渡すときにコールを済ませ(ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店では、食券を渡すときにコールを済ませるシステムになっています)、10分ほどの待ち時間を経て空きが出たカウンター席に着席(ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店の席数はカウンター席11脚とテーブル席2卓で合計17席)したのですが…
アブラカタマリのコールに失敗してしまったけれど…ラーメン二郎 新規小滝橋通り店のラーメン、実際食べてみてどうだった?
実は今回、僕はこのアブラカタマリのコールに失敗してしまったんです。ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店で注文したのはデフォルトのラーメン(お値段 税込1000円)なのですが、いつものクセでコールを「ニンニクヤサイマシ」にしちゃいまして(アブラカタマリをちゃんとコールに入れないとダメなんです)、気づいた時にはもう時すでに遅し。泣く泣く普通のラーメンになってしまいました…

着席してから待つこと15分ちょっと、着丼となったラーメン(ニンニクヤサイマシ)はこんな感じ。パッと見、ヤサイ(ほぼもやしですが…)のボリューム感はヤサイマシにしてもかなりのものがありますが、そのほかのスープや麺はむしろボリューム少なめな印象です。

それはさておき、まずはスープからいってみましょうか…こんな感じの微乳化系のスープで、FZ醤油の風味が前面に出ていて、豚の風味は二郎にしてはかなりマイルドな印象です。ちょいと甘味があって、普通に豚骨醤油ラーメンのスープとしてちょうど良い感じになっています。でも、暴力性のある二郎のスープを基準に考えたら、かなりインパクト弱めかな…

一方の麺は、他店の麺と同じように極太幅広なんですが、それに加えて厚みもかなりあって丸麺のようになっています。なのでワシワシ感は他店の二郎以上!スープとは対照的に麺はインパクト絶大です。でも、ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店の麺量は標準で茹で前250g(大はその1.5倍)と、やっぱり他店の平均麺量より少なめになっているようで…食べている最中は良かったんですが、食べ終えると「もうちょっと欲しかったな…」となっちゃいました。

さて、もやしの中に埋もれてしまっていた豚ですが、デフォルトの状態で2枚入っていました。厚さは1cmちょっとはあるかなぁ…塊肉ではありませんがチャーシューとして極厚なのは間違いありません。適度に脂が入っているので意外と柔らかくて、二郎の豚としてはかなり食べやすい方だと思います。ただ、豚の追加はちょっとコスパ悪そうなので(2枚で400円)、特別豚を欲している時でなければ標準のラーメンで十分じゃないかな…

こんな感じで、ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店のラーメンを無事完食…と言いたいところなのですが、今回は最後に1つ付け加えることがあります。もやしがたっぷりなのも影響していると思うのですが、天地返しして長く置いておいたら後半スープが薄まってしまいました。ちょっとこれは想定外。もしかして、かつて「一番まずい」と言われていたのも、このスープの薄さが原因?って思っちゃいました。今のスープは決して「まずい」と僕は思わないのですが、野菜によるスープの味変化については何らかの対策をしておく方が良いかもしれません。
ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店のその他のメニュー例(値段は税込)
- ぶた入りラーメン 1400円
- ぶた入りWラーメン 1800円
- つけ麺 1200円
- 大盛つけ麺 1300円
- ぶた入りWつけ麺 2000円
- 特盛ラーメン(2〜5玉) 1400円
- 学割ラーメン 900円
汁なしもやっているらしい…ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店へのアクセスは、最寄り駅の都営大江戸線・新宿西口駅から徒歩5分
そんなラーメン二郎 新宿小滝橋通り店では、券売機にはなかったのですが、一応汁なしもやっているらしいです…

通常のラーメンに100円追加すれば、汁なしにしてもらえるようです。食券を店員さんに渡す時に「汁なしで!」と言えばいいのかな?それはそうと、ラーメンに加えてつけ麺、汁なしと3種類をやっている二郎は僕が訪店した中ではここが初めてで、その意味では貴重な二郎ですね。これでTAROもやっていたら完璧なんですが…まあ、そんなに欲張っちゃ行けませんな。
それでは、お店の詳細です…

ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店 5点満点中
住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿7丁目5−5
電話番号:03-3371-5010
営業時間:11:00-22:30(日曜日のみ21:30閉店)
定休日:元日のみ
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(食券制)
西武新宿線・西武新宿駅から徒歩6分、JR新宿駅からだと徒歩8分で行けます。
P.S. 東京で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…


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