京都のラーメン激戦区・一乗寺に本店を構え、全国に数多ある二郎インスパイア系の中でも評価が高いラーメン池田屋。その人気店・池田屋の看板を背負うお店が大阪の住宅地・吹田にもあります。
中毒性が高く、周期的に無性に食べたくなる二郎系ラーメン。また二郎系が恋しくなる時期がやって来て、仕事のついでに寄り道して池田屋の吹田店に行ってみると…
ラーメン池田屋 吹田店|京都・一乗寺にある二郎インスパイア系の名店が大阪に出店…さて、そのお味はいかに?
夕方の開店15分前頃から徐々にお客さんが集まり出し、開店時間にはちょうど10人くらいの行列になっていました。お客さんは近くに大学があるせいか若者が多い印象ですが、スーツを着た仕事帰りのサラリーマンや女性客もちらほらと見受けられました。
その日は僕を含めたその10人程の人が一巡目をゲットし、入り口すぐ右にある券売機で食券を購入後に入店します。ラーメン池田屋 吹田店では、ラーメンや汁なしといった本店と同じメニューが楽しめる他、券売機には吹田店オリジナル?の塩とんこつなるメニューもありました。
ラーメン(小):一乗寺の本店とはちょっと違う、醤油ダレの味が強化された吹田店ならではの一杯
その塩とんこつにちょっと後ろ髪を引かれながらも、吹田店への初めての訪店でオーダーしたのはやはり二郎系のラーメン。今回は麺の量を小サイズ(300g、お値段 税込800円)としたので、その分野菜マシ(背脂マシ、にんにくあり)にしてもらいました…
う〜ん、どうでしょうか?野菜マシのインパクトが少し弱いような気が…もちろん他店のラーメンよりはボリュームのインパクトはすごいのですが、ラーメン池田屋の看板を背負う店ですから、もうちょっと強烈なインパクトが欲しかったな…と率直に感じます。
それはさておき、スープをレンゲにすくってみると、本店のスープよりやや黒っぽい感じがします。味もしっかり乳化した二郎系スープというよりも、醤油味が強化された濃いめの豚骨醤油スープという印象でした。ノーマルでも十分スープが濃いので、スープ薄めで注文するのも全然ありでしょう。
これに対する麺は平打ちタイプの太麺で、表面がツルツルしていて二郎系独特のゴワッとした食感は感じられません。どちらかというとワシワシというよりプルっとした感じで、他店のこってり系ラーメンに採用されそうな麺でした。
全体として、吹田店のラーメンは京都の池田屋本店のラーメンとはちょっと別物という印象があります。好みは分かれるところでしょうが、いつもの二郎系ラーメンにちょっとした変化を期待するときには、ラーメン池田屋 吹田店のラーメンは良いかもしれません。
二郎系ラーメンがご自宅で! |
塩とんこつ(小):ラーメン池田屋 吹田店のオリジナルメニューは他の二郎系ではあまりお目にかかれない塩味の二郎インスパイア系
初回の訪店から約1年、ようやくチャンスが巡ってきたある日の夕方に、ずっと気になっていた塩とんこつを注文してみました。二郎インスパイア系の塩ラーメンは他店でなかなかお目にかかれないメニューで、僕の知っている限りでは塩ラーメンを提供しているのはラーメン荘歴史を刻め 六甲道くらいですかね。
それはさておき、目の前に着丼した塩とんこつ(小)はこんな感じ。コールはニンニクあり、野菜背脂マシにしています…
ラーメン荘歴史を刻め 六甲道の塩ラーメンと同じく、かなりの量の鰹節がトッピングされていますね。丼からスープの匂いとともに鰹節の香りがふんわりと漂ってきます。
では、実食へとまいりましょう。スープはこのように乳化系で、豚の旨味は濃厚ではありますが、歴史を刻め 六甲道のスープよりもマイルドな印象。その一方で塩味はしっかりついているので、ラーメン池田屋 吹田店の塩とんこつの方が通常の醤油ラーメンとの差別化がしっかりされているように思います。
一方の麺はガチガチのオーション麺ではなく、モチモチ感が楽しめる平打ちタイプの太麺。前回食べた醤油ラーメンの時と同じですね。ワシワシ感を楽しみにしている人にとっては物足りないかもしれませんが、反面こちらの方が食べやすいのも事実で、特に二郎系にまだ慣れていない人なんかにはこちらの麺の方が向いているような気がします。
そしてラーメン池田屋 吹田店のチャーシューは、池田屋本店や他の店とは異なって、ややほぐしチャーシューに近い形なっています。豪快に肉にかぶりつく魅力は減ですが、食べやすい上にスープに溶かして味変の要素としても使えます。願わくば、他店のように豚増量のメニュー設定が欲しいなぁ…
さて、一通りデフォルトの状態を楽しんだところで天地返し発動。トッピングの頂上にふりかけられた一味唐辛子とともに、大量の鰹節も底に沈んでしまいました。でも、スープの豚濃度がマイルドなため、スープに塗れても鰹節の風味は生きてました。スープの豚骨味に少し遅れてやってくる控えめな鰹の風味…このように味変アイテムとしても使えるので、あまり早くから天地返しをしない方がいいかもしれません。
こんな感じで、ラーメン池田屋 吹田店の塩とんこつ、思いのほか楽しめました。あくまで個人的な感想に過ぎませんが、塩ラーメンとしての完成度は歴史を刻め 六甲道の塩ラーメンよりもこちらの方が上ですね。二郎系ではやや希少感のある塩味のラーメンですし、関西の二郎系ファンには機会があれば一度試してみてもらいたいものです。
本店とは違う味が楽しめます…ラーメン池田屋 吹田店へのアクセスは、最寄り駅の阪急千里線・吹田駅から徒歩2分
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
ラーメン 池田屋 吹田店 (ラーメン / 吹田駅(阪急)、吹田駅(JR))
夜総合点★★★☆☆ 3.0
住所:〒564-0036 大阪府吹田市寿町1丁目3−3
電話番号:06-8523-9688
営業時間:11:30-14:00、18:00-22:30(Twitterで最新情報を発信中)
定休日:水曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(食券制)
ちなみにJR吹田駅からだと徒歩9分の距離です。
P.S. 大阪で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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