ラーメンフクロウ｜麺や福はら系列のG系ラーメンどうだった？

今里の人気ラーメン店・麺や福はらのセカンドブランドとして2019年11月に鶴橋でオープンしたラーメンフクロウ。大阪ではまだ数が少ないG系（ガッツリ系）を名乗るこのお店もかなりの人気…という噂を聞いて、どんなラーメンが食べられるのかを試すべく、とある平日の開店時間を狙って鶴橋まで行って来ました。

僕がお店に到着したのが開店5分前の10:55頃。平日ということもあってか、この時間帯でも難なくポールポジションをゲットしてちょっと拍子抜けでした。でも、僕がラーメンをすすっている間に続々とお客さんが集まってきて、あっという間に店外に行列が…さすが人気店、ランチタイムでの利用は相当の覚悟が必要そうですね…

二郎系とはちょっと違う…鶴橋のG系ラーメン店・ラーメンフクロウの注文とコールの方法を解説

二郎系ならぬG系のラーメンフクロウですが、ここでも野菜やニンニク、背脂の量をカスタマイズする「コール」が可能です。ただ、コールのやり方は一般的な二郎系の店舗とは異なるので、まずはコールのやり方をご説明しましょう。

入店したら左手にある券売機で食券を購入します。ラーメンフクロウでも「なし」「少なめ」「あり」「マシ」「マシマシ」の5段階（この他「ちょいマシ」などの微妙なリクエストも可能）から選べますが、野菜と背脂の「マシマシ」は別料金で食券購入が必要になるので、この段階でラーメンの食券と一緒にマシマシ用の食券を買っておきましょう。

食券を購入したら、店内に8脚あるカウンター席に移動して店員さんに食券を渡します。このタイミングで店員さんが「ニンニク入れますか？」と聞いてくるので、自分好みのカスタマイズを伝えます。これがラーメンフクロウでのコールのやり方。二郎系ラーメンでのコールとの違いは「野菜と背脂のマシマシには追加料金が必要」「コールは食券を渡すときに行う」の2点。ここだけ認識しておけば、過去に何回か二郎系・インスパイア系を利用したことがある人なら問題なく注文できると思います。

標準のラーメンに豚5枚を追加トッピング！ラーメンフクロウのG系ラーメンで豚を増量したらすごいことになった

それでは、今回僕がラーメンフクロウで注文した標準メニューの並ラーメンをご紹介しましょう。オプションで豚5枚を追加して、お値段は並ラーメン980円+豚5枚450円で合わせて1430円（税込）なり…

かなり分厚いチャーシューが6枚、圧倒的な存在感で丼の上に君臨しています。今回僕はコールを「全部マシ」にしたのですが、野菜の山を完全にチャーシューが覆ってしまっていて、野菜マシのインパクトが全く感じられなくなっています。

そのチャーシューについては後に置いておいて、まずはスープからいただきましょう…とろみのついたド乳化スープで、見た目通り豚の旨味と甘味が濃厚。でも、何となく二郎系のようなワイルドさは感じられません。洗練された…とまでは言えないけれど、二郎インスパイア系とはちょっと違う方向性のまったり系のスープになってます。個人的な体験で言えば、郡山のちばからのスープに似てるかな？

これに対する麺は極太の自家製ストレート麺で、見た目はラーメンというよりうどんに近い気がします。豚の風味に負けて小麦が香ってくるわけではないけれど、ワシワシ系でずっしり重量があって顎と胃袋にしっかりと負荷をかけてきます。一般的な二郎インスパイア系と比較すると少なめの麺量250gでも十分に満足できる食べ応え。二郎系ならぬG系の「ガッツリ」という点では全く嘘偽りがありません。

さて、オプションで増量したチャーシューはデフォルトの1枚を加えて全部で6枚。断面を見てもタレがしっかり染み込んだ色をしていて、じっくり時間をかけてつけダレを染み込ませて作られたのがわかります。赤身と脂のバランスが取れた肉質で、1枚で肉の旨味ととろとろ食感の両方を楽しめます。このチャーシューを5枚追加するとさすがに重たくなってしまうけど、胃袋に自信のある若者にはいいかもしれなません。

こんな感じで、ラーメンフクロウのラーメンは麺や福はらと全然方向性が違うラーメンになっていますが、ともにスープの旨味が強烈なのは共通しているかな…と思います。思いっきり豚の旨味まみれになりたい気分の時は、鶴橋では焼肉じゃなくてフクロウのラーメンっていう選択肢もありかもしれません。

ラーメンフクロウのその他のメニュー例（値段は税込）

• 味噌ラーメン　並980円〜
• 汁なし　並980円〜
• つけ麺　　並1030円〜
• チャーシュー丼　300円
• 禁断の背脂ごはん　200円
• 辛ミンチ　150円
• とろけるチーズ　100円

接客が優しいのでG系デビュー前に最適！ラーメンフクロウへのアクセスは、大阪メトロ千日前線（JR環状線、近鉄奈良線）・鶴橋駅から徒歩1分

こんな感じのラーメンフクロウ、もう一ついわゆる二郎系との大きな違いを挙げるとすれば、接客が優しいので初心者でも安心して入店できるというのがありますね。そもそも二郎は関西では京都にしかないのですが、真偽は別にして一般的に「怖い」ってイメージがありますし、インスパイア系の雄・ラーメン荘グループも見た目がチャラい店員さんが多くて入りにくい印象があります。

でも、ラーメンフクロウには今のところそんなクセはないし、店員さんの声掛けも丁寧です。もちろん食べきれない量を注文するのは論外ですが、いろいろ聞きやすい雰囲気があるのも含めて、G系デビュー前の練習台？としては最適なお店だと思います。

それでは、お店の詳細です…

P.S. 大阪で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…