日本で第2位の経済規模を誇る大阪ですから、全国各地にある人気店が大阪に支店を出店すること自体は珍しいことではありません。でも、その中でも札幌スープカレーの人気店・アジアンバーラマイ(Asian Bar Ramai)は少し違った戦略をとっています。というのは、多くの店が梅田や難波といった繁華街に近い場所を選ぶ一方、ラマイが出店場所として選んだのが大阪環状線エリアを離れた御堂筋線 あびこ駅。駅近に活気のある商店街があるのですが、その中にしれっとお店を出しているんです。
なぜそんな場所にお店を出しているのかはわかりませんが、我孫子という比較的地味な(失礼!)場所でもしっかりお客さんを集めているアジアンバーラマイ 大阪あびこ店。今回はこのお店で、とあるデカ盛りメニューにチャレンジすることにしました…
札幌の本店と同じく異国情緒あふれる雰囲気…アジアンバーラマイ 大阪あびこ店はこんなお店
僕がアジアンバーラマイ 大阪あびこ店に到着したのが、とある週末の午後1:15頃。ランチタイム後半に差し掛かったこの時間で、僕の前に2人の先客が店頭の椅子に座って入店待ちをしていました。ちょうどその時間帯に食事を終えて中から出てくるお客さんが続いたので、この日の待ち時間は5分ほど。店頭に置いてあったメニュー表を眺める間もなく入店となりました。
アジアンバーラマイはバリ島をイメージして作られたお店。そのお店のコンセプトは札幌の本店から遠く離れた大阪でも共通で、やや照明を落とした店内には東南アジア系の調度品や絵画が多数飾られています。今回はランチでの利用なのでそれほどでもありませんが、日没後に訪店したらアジアンリゾートの夜のような、さぞかしいい雰囲気になることでしょう。食べログ情報で店内にある客席数はカウンター席を含めて全部で38席。そのほとんどがゆったりスペースのとられたテーブル席で、半個室のように仕切りがされているので、小さな子供を連れていても安心して食事できると思いますよ…
いつかやってみたかった…アジアンバーラマイ 大阪あびこ店で衝撃デカ盛りメニュー・キンタマーニにチャレンジしてみた
さて、今回僕は冒頭でお話ししたように、アジアンバーラマイ 大阪あびこ店でデカ盛りメニューの「キンタマーニ」にチャレンジするためにやってきました。「キンタマーニ」って、名前はちょっとシモっぽいけど、実はバリ島に実在するリゾート地なんですよ。ネットで現地の画像を見たんですけど、かなりの絶景です。お金貯めて、いつか行ってみたいなぁ…
まあ、関係ない話はさておき、注文してから約10分、目の前に運ばれてきたアジアンバーラマイのデカ盛りメニュー・キンタマーニはこんな感じ…
円柱状に聳え立つライス(ナシクーニン)は、公式情報で1kg以上の重量があるんだとか。しかも、同じ大阪で有名なデカ盛り食堂・赤丸食堂のご飯マンガ盛りのように、この形に成型するためにご飯をギュッと押し込めた感じになっています。なので実際は見た目以上にボリュームがあるんですよ。食べ切る自信がないのであれば、決して興味本位で注文しないでくださいね。
そうそう、忘れてた。今回注文したスープカレーは豚の角煮が入ったポーク(お値段 税込1350円、キンタマーニで+200円)。スープの量は標準サイズで、辛さは標準の7、トッピングなしにしています(スープカレーのカスタマイズ方法についてはアジアンバーラマイ 札幌本店のページにまとめているので、そちらをご参照ください)。
では早速、目の前に君臨するキンタマーニの牙城を崩すべく、土台からライスをすくっていきましょうか…カレースプーンにライスを山盛りとってきても、キンタマーニの山はまだ全然ビクともしません。こりゃ、攻略への道は長そうですなぁ。改めて覚悟を決めて食べ進めましょうか。
このライスをスープカレーに浸してパクリ…いやぁ、スープカレーは安定の美味さですな。トマトの酸味や各種カレースパイスの風味がしっかり効いていて、豊かな香りとじんわり身体が温まってくるようなスパイス感を楽しめる一方、すべてが見事に調和していて誰もが親しめる王道系のカレー味になっています。このスープカレーにライスからココナッツの風味が染み出すのもいいんですよね。スープカレーだけの時と、ライスを浸して食べた時、その味の違いを感じるのもラマイのスープカレーのお楽しみの1つです。
そしてもう1つのお楽しみ、豚の角煮はこのスープカレーの中に4つ入ってました。ご想像通り、とろっとろです。スープカレーGARAKUの角煮のようなアレンジはないのですが、それも含めてやっぱり王道系。「期待を裏切らない」という意味では、数ある札幌スープカレー人気店の中でもラマイは群を抜いているかもしれません。
キンタマーニのボリュームには苦戦したものの、配膳から15分ほどで完食。いやぁ、めっちゃ腹パンになりました。今回はブログネタのために気合を入れましたが、正直もうデカ盛りはいいかな…食べ終えてそんな気分になりました。
まあ、キンタマーニの件はさておき、アジアンバーラマイ 大阪あびこ店のスープカレーは札幌本店の味と全く遜色ありません。その意味でも、大阪で安心して食べられるスープカレーの1つと断言できます。強いて言うなら「これを大阪中心部で食べられれば…」と思いますが、そこはもう変えることができないし仕方ありません。大阪中心部からめっちゃ遠いわけでもないし、電車を乗り継いで我孫子まで行く価値はあると思いますよ。
アジアンバーラマイ 大阪あびこ店のその他のスープカレーメニュー(値段は税込)
- ヤサイ 1250円〜
- チキン 1350円〜
- ブヒッ(豚しゃぶ肉) 1350円〜
- ウダン(エビ天2本) 1350円〜
- タフゴレン(揚げ出し豆腐) 1350円〜
- ビーフ 1350円〜
- フィッシュフライ(1日10食限定) 1350円〜
大阪南部に住むカレー好きには特に貴重なお店…アジアンバー ラマイ 大阪あびこ店へのアクセスは、最寄り駅の大阪メトロ御堂筋線・あびこ駅から徒歩1分
今回ご紹介したキンタマーニの件はさておき、その立地からアジアンバーラマイ 大阪あびこ店は大阪南部に住むカレー好きにとって特に貴重なお店と言えるでしょう。大阪の中心部まで行かなくても本場のスープカレーが食べられるわけですから、カレー好きなら利用しない手はないですよね。
スープカレーの味も正統派で親しみやすく、同じく大阪に出店しているスープカレー発祥店・マジックスパイスに最初から行くより、まずはラマイから…という選択も全然ありだと思います。子供連れでも利用しやすいお店だし、このお店のことが気になったらぜひ一度試してみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
アジアンバー・ラマイ 大阪あびこ店 (スープカレー / あびこ駅、我孫子町駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
住所:〒558-0011 大阪府大阪市住吉区苅田7丁目12−5 セントラルハイツ
電話番号:06-6657-7196
営業時間:11:30-21:30
定休日:無休
駐車場:なし(近隣のコインパーキングを利用)
クレジットカード払い:可(電子マネーや交通系ICにも対応)
P.S. 大阪で美味しいカレーをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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