おにやんまと言えば、五反田にある本店を中心に東京各地に支店を広げている立ち食いスタイルの讃岐うどん店。Googleで調べる限りでは、現在おにやんまの看板を掲げる讃岐うどん屋さんは、東品川、中目黒、日暮里などに全部で11店舗。口コミを見ても「安くて美味しい讃岐うどんが食べられる」と評判は上々です。
それらの系列店の中でも、五反田本店と並んで人気が高いおにやんま 新橋店でモーニング讃岐うどんをするべく、ある冬の週末の朝8時頃にJR新橋駅へ。お出汁の効いた温かい讃岐うどんを想像しながら、烏森口前の広場を横切ってお店に向かって行くと…
立ち食いうどん屋とは思えないゆったりスペース…おにやんま 新橋店はこんなお店
おにやんま 新橋店は、JR新橋駅烏森口から目の前にあるニュー新橋ビルを通り過ぎ、ビルを越えたところにある柳通りを南に下ったところにあります。外から見る限り、お店のファサードが一般的な立ち食いうどん屋の2倍くらいの大きさで、五反田本店と比べてもだいぶゆとりのある店内スペースが想像されます。
実際中に入ってみると、厨房の奥には立ち食い用のカウンター席が8×3=24人分のスペース用意されています。席数だけでなく、ちょっとした荷物なら楽々置けるくらいの立ち食いうどん店とは思えないくらいのゆったり感があり、ホントにスペースがキツキツだった五反田本店とは大違い。他のお客さんの存在を気にすることなく、目の前の讃岐うどんに集中することができます。
さて、話を一旦入り口に戻しましょう。おにやんま 新橋店も基本的な構造やルールは五反田本店と同じで、正面から見ると左右に扉が2ヶ所あって、左側の扉が入り口で右側の扉が出口となっています。
で、店内に入る前に、まずは食券を購入しなければなりません。券売機を見る限りは…
讃岐うどんメニューは五反田本店と共通で、本店への訪問からしばらく間が空きましたが、お値段も値上げなく一緒です。ただ券売機の使い方がちょっとややこしくて、希望のメニューのボタンを押してもそのままでは食券が発行されません。何をしなければいけないのかというと…
食券取り出し口の横に「決定」ボタンがあるんですよね。これを押すことによって食券が発行されるシステムになっているのですが、この1アクション、いるかなぁ…
食券を手にしたら、左側の扉から店内に入ります。扉をくぐった右手はカウンターになっていて、そこに並んでいるお盆の上に食券を置くと、中から注文したうどんをお盆の上に置いてくれます。それを持って奥の立食席へ移動し、食べ終わったら…
厨房の裏にある返却口に食器を返却して、入り口と反対側の扉からお店を出ればOKです。
寒い冬にはやっぱり温うどん…おにやんま 新橋店の温天ぷらうどんでほっこり幸福感を得る
今回僕がおにやんま 新橋店で注文したのは温天ぷらうどん。前回五反田店ではリッチに冷デラックスの大盛りを頼んだのを考えて、今回は逆に質素系?の注文にしてみました。
実物はこんな感じ。透明感のあるお出汁から、いりこ出汁の香りがフワッと漂ってきます。気になる天ぷらは海老天にさつまいも天、鶏天(鶏もも肉)の3種類。これでかけうどんからお値段プラス230円は、十分納得の立ち食いうどんプライスですよね。
麺は五反田店と同じく、一般的な讃岐うどんの麺より若干細めな印象。表面はツルッとしていて、温うどんな分コシよりももっちり感が際立っています。一方のお出汁は薄味で少し甘めないりこ出汁。お出汁が温かい分、丼から立ち込めるいりこの香りは格別で、冷うどんでは味わえないほっこりした幸福感をしみじみ感じることができます。寒い冬の季節にこんなうどんを食べたら、「まずい」なんて間違っても口にできません。
そしてトッピングの天ぷら3種。何となくですが、五反田店の冷デラックスの天ぷらよりも素材の質が上がっているように思えたのは気のせいかなぁ。海老の身が一回り太くて、鶏もも天も柔らかくてジューシーで…この天ぷらの質なら、「あと150円プラスして特上天ぷらうどんにすればよかった…」とちょっとだけ後悔。
率直なところを言えば、おにやんま五反田店で食べた冷デラックスの6割くらいのお値段なのに、値段に対するお得感はこちらの方が上でした。たったの580円でこれだけの幸福感が得られるのであれば、讃岐うどんファンでなくてもリピートするのではないでしょうか。おにやんまでは、豪華トッピングでリッチにいくよりも、一般的な立ち食いうどん店で食べるように素朴感を残しながら食べる方が個人的にはおすすめです。あなたも機会があれば、近くの店舗で一度おにやんまの立ち食い讃岐うどんを試してみてください。
おにやんま 新橋店のその他のうどんメニュー例(値段は税込)
- 温とり天ちくわ天うどん 並590円
- 温特上天ぷらうどん 並730円
- 温肉うどん 並690円
- 冷とり天ぶっかけ 並520円
- 冷天ぷらおろし醤油 並580円
まだまだ店舗が増えそうな気配…おにやんま 新橋店へのアクセスは、最寄り駅のJR山手線・新橋駅から徒歩2分
こんな感じの讃岐うどん人気店・おにやんま、讃岐うどんブームと立ち食いうどん価格が時代のニーズに合って、どうやらまだまだ店舗が増えていきそうな気配がしますね。今のところ東京23区内が中心ですが、令和4年7月には初の23区外店舗が吉祥寺にオープン…これから東京のベッドタウンにも進出していくかもしれないので、東京の讃岐うどんファンは近くに店舗ができるのを期待して待ちましょう。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
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