先日どんたく堂山で開催したインスタグラマーの会でご一緒した@daxiliangfu3556さんのお誘いを受けて、ある土曜日の夕方に梅田で食事をすることになりました。その食事の場として選んだのが、堂島にある野口太郎ラーメンというお店。令和4年5月9日にオープンしたばかりの新しいラーメン屋です。
とは言ってもこのお店、只者ではありません。何せ、このお店を開いた野口太郎という人は今イケイケの料理人で、修行経験なしでいきなり北新地に「割烹料理店 野口太郎」を開店し、そのわずか2年後にミシュラン一つ星を獲得してしまったという、なんとも現実離れした経歴の持ち主。その後の大活躍ぶりは、もはや説明しなくても想像できますよね。
そんなすごい人が始めたラーメン屋…しかも、このラーメン屋のオープンには、ONE OK ROCKのTAKA氏も関わっているらしい。「となると、土曜日の夕方なんかものすごい行列だろうな…」と、2人でちょっとビクビクしながらお店に向かうと…
今が待ち時間ゼロで食べるチャンス?野口太郎ラーメン 北新地本店はこんなお店
意外も意外、土曜日の18時過ぎという絶好のディナータイムにもかかわらず、行列どころか店外待ちのお客さんが1人もいなかったんですよね。「うわっ、めっちゃツイてる〜!」と一瞬喜んだのですが、それにしても何ででしょうね?ものすごい話題性のあるお店だけに、逆に不自然すぎて気持ち悪く感じました。
食べログやSNSの口コミを見ても、野口太郎ラーメンが「まずい」なんてことは考えにくいし、唯一思いつくとすれば、新型コロナかなぁ…ちょうど第7波がドーっと押し寄せてきていた時期なので。何だかんだ文句を言っていても、総じて日本人って真面目ですね。逆にこの時期こそ、待ち時間ゼロで話題のラーメンにありつくチャンスかもしれません。
入り口の扉をくぐると、中は奥まで続く暗いトンネルのようになっています。その所々に穴が空いていて、その穴を通ってトンネル外に出ると明るく清潔感のある厨房と客席のスペースにたどり着く…という造りになっています。客席は厨房を囲うようにコの字型カウンター席が18脚。僕たちが入店した時点で、席の埋まり具合は半分強といった感じでしょうか。
野口太郎ラーメンのメニューは2種類:貝出汁とかつお醤油、あなたならどちらからいきますか?
ここらで野口太郎ラーメンのメニュー紹介へと参りましょう。まずは下の画像をご覧ください…
ラーメンのメニューは貝出汁の太郎ラーメンとかつお醤油の花子ラーメンの2種類。これらにレアチャーシュー増量と味付煮玉子が追加になったスペシャルラーメンの2×2のメニュー構成になっています。
お値段もノーマルラーメンが1杯1000円、スペシャルラーメンが1杯1280円(値段は税込)と、お店の立地を考えると良心的な値段に収まっているように思います。中に1つだけとんでもない価格をつけたやつがありますけどね…
さて、貝出汁ラーメンと鰹醤油ラーメン、あなたならまずどちらを注文しますか?この時の僕が選んだのは…
太郎ラーメン:しじみにあさり、牡蠣を使った野口太郎ラーメン自慢の一杯、実際食べてみてどうだったか?というと…
野口太郎ラーメンの看板メニューである太郎ラーメン。この後2人でもう1件行く予定にしているのもあって、今回はちょっと大人しめにノーマルバージョンを注文することにしました…
着丼したラーメンはこんな感じ。ラーメンのトッピングにさつま揚げと白いキクラゲって、かなり珍しいですよね?
では、早速スープから…甘めの薄口醤油味にしじみ、あさり、牡蠣から抽出された貝出汁が割としっかり目についています。貝出汁ラーメンと聞くと「お酒を飲んだ後に食べたくなる身体にじんわり系」の出汁を思い浮かべるのですが、それよりは出汁感がやや強めになっていて、昼間にランチとして食べても十分に満足できる味付けになっています。
というか、このスープ、僕の個人的な印象では人類みな麺類のらーめんmacroにすごく近い気がしてます。らーめんmacroのスープを少し濃くした感じ…実際にmacroを食べたことがある人であれば、このスープがどんな味なのか、容易に想像できるのではないでしょうか?
これに対する麺は、見た目で全粒粉が入っているのがわかるストレートの中細麺。こちらは人類みな麺類で使っている麺とは明らかに食感が違って、パツパツ感はほとんどなくもちっとした食感が主体になっています。
さて、このラーメンで大きなレアチャーシュー以上にトッピングで要注目なのが、表面に「野口太郎ラーメン」と焼印されたさつま揚げ。このさつま揚げにはトリュフオイルがかかっていて、ガブリと噛み付いた瞬間に芳醇なトリュフの香りが口から鼻へ一気に広がっていきます。
このトリュフの香りがとにかくヤバい。もう、ラーメンに合う・合わないの話ではありません。そんな議論を超越して、口から鼻に抜けるトリュフの香りに心奪われる感じ。トリュフって香りが強いので、もしかしたら苦手な人もいるかもしれませんが…もし嫌いでなかったら、あるいは「トリュフの香りってどんなん?」という人は、ぜひ一度このさつま揚げを試してみてください。
こんな感じの太郎ラーメン、人類みな麺類のらーめんmacroとも甲乙つけ難い出来になっていると思います。らーめんmacro好きの方も、機会があれば是非一度試してみてください。どちらの貝出汁ラーメンが好みか、もしよろしければ下のコメント欄にも意見を書き残していってくれると嬉しいです。
心斎橋店を皮切りにフランチャイズ展開するらしい…野口太郎ラーメン 北新地本店へのアクセスは、最寄り駅のJR東西線・心斎橋駅から徒歩5分
さて、そんな野口太郎ラーメンですが、北新地のお店をオープンしてわずか2ヶ月後の7月8日に心斎橋にも出店してしまいました。凄まじいスピード感…というか、そんなに短期間で同じ味を出せるらーめん職人さんが育つものなのか?と疑問すら感じてしまいます。
なんでも、この心斎橋店を皮切りに、野口太郎ラーメンのフランチャイズ展開も計画されているんだとか。今後どうなっていくんでしょうね?要注目です。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
野口太郎 ラーメン 北新地本店 (ラーメン / 渡辺橋駅、北新地駅、大江橋駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5
住所:〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島1丁目5−7 堂島グランドビル 1階
電話番号:06-6342-8805
営業時間:11:00-15:00、17:00-翌2:00
定休日:日曜日、祝日
駐車場:なし
クレジットカード払い:可(電子マネーにも対応)
P.S. 大阪で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
コメントを残す