意外と知られていませんが、京都では毎年浜松や宇都宮の後ろにつけるくらいの餃子消費量があります。全国的に有名な餃子の王将の本社が京都市にあって、京都市内だけで35店舗も支店があることも、京都人の餃子熱を裏づける1つの根拠としてあげられます。
そんな京都において、餃子ファンから「京都で一番」という呼び声が高い餃子専門店が、観光名所の1つ・東寺の近くにあります。「魔法のレストラン」や「秘密のケンミンショー」などでも紹介されたことがあり、週末になると京都府外からも大勢のお客さんがやってくるお店です…
京都で創業50年、昭和の町中華を地で行く郷愁漂う餃子専門店
そのお店・ミスターギョーザに到着したのが、ある平日の午後2時過ぎ。昭和46年開業で、今年で創業50周年を迎えるミスターギョーザの外観は、創業時そのままの昭和的な町中華食堂。もうとっくにランチタイムのピークを超えているにも関わらず、15人分ほどある客席は満席状態でした。
ちょうど食べ終えて退店する人がいたので、数分の待ち時間を経て一番奥のカウンター席に着席してメニューを眺めます。ミスターギョーザの全メニューはこんな感じ…
餃子以外にはライスやラーメンなど数種類のメニューしかなく、まさしく餃子を食べるためだけに存在するお店。「餃子だけでなく他の中華も食べたい!」というときには他のお店に行く方がいいですね。
でも逆に言うと、餃子一本で一日中多くのお客さんをひきつけるミスターギョーザ…その看板メニューの餃子は他のお店の餃子と何が違うんでしょうね?興味津々です…
餃子:毎日売り切れ必至の人気の餃子、その秘訣は餡を包む皮にあり!
というわけで、早速ミスターギョーザ自慢の餃子を2人前注文してみました。画像はこちら…
餃子2人前にライス大盛り(スープ付き)をつけて、お値段たったの867円(税込)。この安さも昭和の町中華的なイメージにマッチしていて、僕と同じ年代の人は妙に郷愁を感じてしまうのではないでしょうか。
では、早速実食といきましょう…まずは焼き色が素晴らしいですよね。均一にきつね色に焼き上がった餃子の底面。わずかに羽根がついていて、見るからに食欲をそそります。
さらに言うと、隣の餃子と皮同士がくっついていないので、箸でつまみやすいんです。この焼き方はさすがプロというか、店名にギョーザを拝するだけのことはあるなぁ…と純粋に思いました。
そしてその皮は、口の中でも他店の餃子との違いをまざまざと見せつけます。表面はツルッとしていて、噛むともちもち感が半端ない…皮の厚さは普通なのに、他の餃子とは圧倒的に歯応えが違います。このもちもち感を生み出す皮のパワーは、お店のwebサイトでも見ることができるので、興味があればご確認ください。
最後に餃子の中身。豚肉とキャベツが中心となった餡は、当初の僕の予想に反してかなりあっさり目の味になっています。にんにくなどの刺激物が控えめなので、食後に人に会うときにでも安心して食べられそうです。
この餃子の味付け用に酢醤油と味噌ダレの2種類が用意されています。普通に酢醤油でも美味しく食べられますが、元々あっさり目の餃子なので濃いめの味噌ダレの方が合うかもしれません。
唐揚げ:ちょっと揚げ過ぎ?でもそこに味がある…ビールのおつまみには絶好の一皿
ミスターギョーザのもう1つのおかずメニュー、唐揚げもご紹介しましょう。画像はこちら…
お値段612円(税込)で唐揚げ7〜8個のボリューム。こちらもお得感を十分感じますね。
正直ちょっと揚げ過ぎな感はありますが、下味のついた鶏肉から肉汁と混じったエキスがじわ〜っと出てきます。不思議なもので、そんな不完全なところも「昭和の町中華」の雰囲気にマッチしている気になるんですよね。これに瓶ビールとプロ野球中継があれば完璧ですね。餃子もそうですが、お酒のおつまみとしても絶好の一皿です。
お持ち帰りや通販にも対応!ミスターギョーザへのアクセスは、最寄り駅のJR京都線・西大路駅から徒歩13分
そんなミスターギョーザ自慢の餃子、お持ち帰りや通販にも対応していますので、ぜひご自宅で一度お試しください。特に宇都宮や浜松にお住まいの方から、この餃子を食べた感想を聞いてみたいですね。もしその機会があれば、下のコメント欄にぜひ一言お願いします。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 京都で美味しい餃子をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄ってみてください…
P.P.S. 神戸にある餃子の味噌ダレ発祥の店ってご存知ですか?
コメントを残す