「味仙」って聞けば、名古屋のグルメに詳しい人はピンと来るのではないでしょうか?味仙とは台湾ラーメンの元祖として全国に名の知れ渡った台湾料理専門店。台湾ラーメンは昭和40年代に担仔麺を賄い用に激辛アレンジしたのが始まりと言われ、最初は人気がなかったものの、昭和50年代の激辛ブームがきっかけで多くの人に知られるようになったのだとか。今では台湾ラーメンは日本全国どこでも食べられるメニューになり、大阪では麺やマルショウというお店が台湾ラーメンを専門にしているお店として有名です。
その味仙が大阪に支店を出しているとある時知って、「いつか行くべし…」と心に誓ってタイミングを伺っていた僕は、令和6年の正月明け早々梅田に行くことがあって、その日の夕食に台湾ラーメンを食べるべく大阪駅前第2ビル内にあるお店に行ってきました。ちょうどこの日が新年明けの営業初日だったようで、この日の僕は本当にツイてましたね…
元祖台湾ラーメンのお店の直系だと思っていたけど、実は違った…台湾料理 味仙 大阪駅前第2ビル地下1階店はこんなお店
まず初めにお断りしておかなければなりません。今回ご紹介する台湾料理 味仙 大阪駅前第2ビル地下1階店は、台湾ラーメン発祥の店の直系店ではありません。僕はこの記事を書き始めるまでその事実を知らなくて、実は違う店だと知って驚いたのですが…そんなわけで、厳密に言えばここで食べられる台湾ラーメンは元祖台湾ラーメンとは違うものだということをご了解ください。
どういうことなのかというと、実は「味仙」という名のついた台湾料理屋さんが名古屋には5店舗あるんです。元祖台湾ラーメンのお店「中国台湾料理 味仙」をオープンした郭明優(長男)さんには他に4人の兄弟姉妹がいて、それぞれが「味仙」の名前を掲げた別のお店を運営しています。今回ご紹介する「台湾料理 味仙 大阪駅前第2ビル地下1階店」は、三男の郭政良さんが経営しているお店なので、残念ながら長男さんが経営しているお店とは別店舗ということになります。ただ、僕がネットで調べた限りは兄弟仲が悪いという情報は皆無なので、もしかしたらお店同士でメニューやレシピの交換などをされているかもしれませんけどね。
さてさて、味仙 大阪駅前第2ビル地下1階店の話に戻しましょう。お店は大阪駅前第2ビル地下1階の北西角付近にあって、パッと見て5〜60人くらいは入れそうなキャパシティーのあるお店です。この日の僕は18:30頃にお店について13人の先客が行列を作って並んでいたのですが、並び始めてから10分以内で入店できました。この日はたまたまそうだったのかもしれませんが、僕が見ていた限りは長居をするよりもササっと食べてお店を出る人が多かった印象があります(注:90分制というルールもあり)。あとは普通に相席があるので、特にお一人様で訪店する時には相席になる可能性を想定しておくほうがいいでしょう。
台湾料理 味仙 大阪駅前第2ビル地下1階店の名物・台湾ラーメン…想像を超えてかなりの激辛だった
それでは、今回僕が台湾料理 味仙 大阪駅前第2ビル地下1階店で注文した、名物の台湾ラーメン(お値段 税込800円)をご紹介しましょう。画像はこちら…
一般的なラーメン丼と比べて一回り小さい器で台湾ラーメンが出てきました。でも、スープの表面にニラと鷹の爪が大量に浮いていて、これを見るだけで刺激的な味をしている予感しかしませんね。さらに言うと、このラーメン丼から立ち込める唐辛子とニンニクのニオイが半端ない…鼻を近づけなくても丼から漂ってくるにおいでむせ返るくらいのレベルです。
そのスープ、一口すすってみると…想像通り、激辛です。というか、僕は数年前に今池の味仙で元祖・台湾ラーメンを食べたことがあるのですが、「こんなに辛かったっけ?」と頭の中はてなマークだらけでした。まあ、この時は元祖台湾ラーメンの味仙とは違う店ということを知らなかったので、こんな反応になったのですけどね。でも、その辛さに遅れてやってくるまろやかな醤油の旨味や鶏の出汁がいい感じで、舌先にヒリヒリとした辛さを感じつつも次の一口をすぐに飲みたくなってくるんです。
一方、これに対する麺はストレートの中細麺で、見た目に日本のラーメンで使われる麺とは違う印象があります。表面はツルッとしていて口当たりがよく、でも噛むとしっかりしたコシを感じます。実際に口に入れてみると、見た目以上に質感があるというか、決して軽くない存在感のある麺でそこはちょっと意外でしたね。何よりも、丼は小さめながら麺量はしっかりあるので、これ一杯で普通にお腹いっぱいになれるんじゃないでしょうか。
こんな感じの台湾料理 味仙 大阪駅前第2ビル地下1階店の台湾ラーメン、かなり辛いので食べる人を選ぶ一杯だとは思いますが、激辛の背後に隠れた旨味は確かにクセになりますね。風邪気味でだるさを感じる時でも、これを一杯食べれば身体がシャキッとなって、食後のパフォーマンスが上がるんじゃないか?って気もします。
台湾料理 味仙 大阪駅前第2ビル地下1階店のその他のメニュー例(値段は税込)
- トリ唐揚げ 1050円
- スブタ 1050円
- 五目ヤキソバ 900円
- ヤサイ炒め 850円
- 麻婆豆腐 800円
- チャーハン 750円
- ギョウザ 500円
東京の神田や新橋にも支店あり…台湾料理 味仙 大阪駅前第2ビル地下1階店へのアクセスは、最寄り駅のJR東西線・北新地駅から徒歩2分
今回ご紹介した台湾料理 味仙は、日進市にある本店を中心にして名古屋市内、そして東京の神田や新橋にも支店を出しています。ここの台湾ラーメン残念ながら元祖の味ではありませんが、辛いものが好きな人ならかなりハマりそうな味でおすすめです。台湾ラーメン以外にも、普通の中華料理店では注文できないようなレアなメニューもありますしね…値段もリーズナブルなので、お店の近くに行くことあればぜひ一度試してみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
台湾料理 味仙 大阪駅前第2ビル地下1階店 (台湾料理 / 北新地駅、西梅田駅、大阪梅田駅(阪神))
夜総合点★★★★☆ 4.0
住所:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目2−2 大阪駅前第2ビル B1
電話番号:06-6343-0470
営業時間:11:30-14:00、17:00-21:30
定休日:水曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(PayPayには対応)
JR大阪駅からでも徒歩5分で行けます。
P.S. 大阪で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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