麺や輝(めんやてる)…ここから多くのお弟子さんが巣立っていき、そのお弟子さんが開いた店もほとんどが人気店として繁盛しています。今までラーメン業界に多くの人材を排出したことで知られているこのお店は、2000年11月に東淀川区菅原で創業して今年で22周年。それまでに多くの独立店を生み出しただけでなく、系列店としても現在大阪市内で7店舗営業、さらに台湾にも出店してグローバルな活躍を続けています。
そんな麺や輝グループの総本山である大阪本店に、夕方の開店時間である午後6時に訪問。お店に到着してちょっと意外だったのですが…
細かいところに気遣いを感じる…麺や輝 大阪本店はこんなお店
この日の麺や輝 大阪本店には開店前の行列がゼロでした。僕、この日は仕事でちょっと出遅れて「しまった…」と思っていたのですが、実際にお店に着くと僕が1番乗りだったようで、午後6時の開店とともにあっさり入店。これってたまたまだったのでしょうか?あるいは、今は駅からすぐ近くにある淡路店の方にお客さんが流れているとか?大阪本店は最寄り駅から距離があって、少し不便な場所にあるからなぁ…
それはさておき、お店に入って右手にある券売機で、まずは食券を購入します。この画像にあるように、麺や輝の基本メニューはラーメンとつけ麺の2種類のみで、オプションで味玉とチャーシューをアドオンできる仕様になっています。つけ麺のみですが、麺を2玉まで無料で増量できるのは、燃費の悪い男子にとっては嬉しいですよね。
客席は厨房を囲うように、C字型のカウンター席が合計10脚。人気ラーメン店としては珍しく(?)ご主人はすごく気の優しそうな人で、バイトさんと2人でお店を切り盛りしていました。ラーメン屋っぽい賑やかな雰囲気はありませんが、紙エプロンを用意してくれていたり、優しく声かけをしてくれたり、その他にも細かいところで気遣いを感じるところがありましたね。
味玉チャーシューつけ麺:無化調にこだわった麺や輝の最上級メニューのお味はいかに?
今回僕が注文したのは、麺や輝の最上級メニューである味玉チャーシューつけ麺(お値段 税込1200円)。無料サービスで麺は大盛り(2玉)に増量しています。注文してから待つこと10分ちょっと、目の前に現れたつけ麺は…
こんな感じ。シンプルな盛り付けながら、ローストビーフのような見た目のチャーシューに赤々と黄身が光った味玉が丼から浮き出で見えるような気がします。
まずはスープからいただくと…少しとろみのついたスープを舌に乗せると、まずは濃厚な豚の旨味が舌先に伝わって、一瞬遅れて程よい魚介の香りがふわっと鼻に抜けていきます。でも、豚骨も魚介も無理やり濃厚にしたような力技を感じず、共に自然な味わいを保っていて身体にも優しい感じです。この辺は濃厚さを勝負するかのように「とにかくスープをドロドロにして、魚粉で魚介風味を足して…」という感じのありがちな濃厚魚介豚骨つけ麺よりは、個人的にずっと好感が持てますね。
これに対する麺は低下水の自家製麺で、一般的なつけ麺と比較するとやや細めの印象。それでもコシは太麺に全然負けてなく、濃厚なスープの中でもしっかり存在感を発揮します。とろみのついたスープとの絡みは良好で、若干細めになった分喉越しもスムーズです。
そして、柔らかく弾力のある分厚いチャーシューと…
とろとろの半熟煮卵を十分に堪能した後…
つけ麺ではお馴染みの味変タイム。卓上に備え付けのすだち果汁で、麺に爽やかさをプラスしましょう。他店だとすだちが小さくて「ちょっと足りないな…」と思うこともあるのですが、麺や輝ではボトルに果汁を入れてくれているので、心置きなく果汁を追加することができます。
そして最後のスープ割(店員さんに声をかけると作ってくれます)。豚骨風味は薄まるものの、魚介風味はググッと増強されます。魚介の心地よい香りを楽しみつつ、スープもしっかり完飲。最近はマタオマ系とも呼ばれるど定番の濃厚魚介豚骨スープですが、無化調で自然な味わいのスープは僕の中ではかなりの好印象でした。願わくば、麺2玉に対してスープが少なめに感じたので、もう少しスープを増やしてくれると嬉しいかなぁ…
全品テイクアウト可!麺や輝 大阪本店へのアクセスは、最寄り駅のJRおおさか東線・JR淡路駅から徒歩12分
そんな麺や輝 大阪本店では、全品テイクアウトにも対応しています…
新型コロナ禍を経て、すっかりラーメン・つけ麺のテイクアウトも珍しいことではなくなりましたよね。近くにお住まいの方はテイクアウトも一度お試しください。無化調なので、子供にも安心して食べさせることができますしね…
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
阪急京都線・上新庄駅からだと徒歩18分の距離です。
P.S. 大阪で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
コメントを残す