大阪府茨木市…今までは通り過ぎることが多かったこの地に、「塩ラーメンが絶品」と口コミで賞賛されている麺屋一慶(めんや いっけい)というお店があるのを知り、先日茨木まで行ってきました。茨木には同じく塩ラーメンで有名ならーめん鱗というお店があって、僕が茨木に立ち寄るのはそれ以来。随分久しぶりな気がします。
それはさておき、僕が麺屋一慶を訪れたのが、とある平日の18時過ぎ。夕食にはちょうど良い時間帯だったので、ある程度の待ち時間を覚悟してお店に向かったのですが…
職人気質の店主が独学でオープン…茨木の人気ラーメン店・麺屋一慶はこんなお店
この日は雨が降っていたこともあり、麺屋一慶の店頭には行列はありませんでした。ラッキーなことに待ち時間なしで店内に入ると、ラーメン屋としては平均的な広さの店舗にL字カウンターが10脚、その中で職人気質で無口な店主とその奥様らしき女性が2名でお店を運営していました。
この麺屋一慶は2009年4月に創業して今年で15年目に突入したところなのですが、驚くことにこの店主、ラーメンについては独学らしいです。一部「店主が高槻の名店・あす流の出身」と発信しているブログもあるのですが、この件については女将さんがTwitterで完全否定しています。
修行せず独学でラーメンを勉強してお店をオープンって、店主の度胸凄すぎません?だって、自分のラーメンがどのくらいのレベルにあるのか、ちゃんとやっていけそうなのかどうか、誰も教えてくれない中でお店をオープンするんですよ。僕だったら、絶対にヒヨって自分のお店なんかオープンできないと思います。
それに、修行後の独立開業なら修行元からお客さんを紹介してもらう機会もあるでしょうけど、そうしたコネ的なものも一切ないということですよね。まさに自分の頭と腕だけで人気店にまでのし上がって来た…という感じですね。その店主の熱量には素直に感服です。
メニューからつけ麺がなくなっている…令和5年4月現在の麺屋一慶のメニューはこんな感じ
そんな麺屋一慶のメニューは…
こんな感じ(字が小さくなって読みにくいですが)。ラーメンの基本メニューは塩と醤油の2種類で、これにこの日の限定メニュー・竹橋ブラックと名付けられた醤油ラーメンが加わっています。麺は全粒粉麺と真空麺(数量限定ですが)の2種類から選ぶことができて、大盛り設定はありませんが替え玉(プラス170円)で対応可能。さらにこれら3種類のラーメンにプラス290円でチャーシュー麺にグレードアップできます。
ただ、このメニューの真ん中あたりの「つけ麺(釜揚げ風)」と書かれている部分が白く細長い紙で隠されています。このつけ麺、ネットの口コミで「売り切れ必至」と書かれていたのを目にして、今回密かに狙っていたんですけどね…メニューからなくなってしまって残念。まあ、普通に塩か醤油のどちらかを選びましょうか。
麺屋一慶のメニュー例(値段は税込)
- 塩ラーメン 880円
- 醤油ラーメン 880円
- チャーシュー丼 370円
- レアチャーシュー丼(数量限定) 470円
- 豚バラチャーシュー丼(数量限定、土日祝日の昼提供不可) 400円
麺屋一慶でラーメンを食べるなら必須?塩チャーシュー麺に一慶セットを追加してみた
今回僕が麺屋一慶で注文したのは、ネットで絶品と評判の塩ラーメン。ここにチャーシューをアドオンして塩チャーシュー麺(お値段 税込1170円)にしています。
注文してから待つこと約5分、目の前に運ばれたラーメンは…
こんな感じ。透明感のあるスープの中で全粒粉麺が綺麗に折りたたまれているのが見えます。トッピングはタケノコに刻みネギ、カイワレ、レアチャーシューが3枚…「あれっ、チャーシュー麺でチャーシュー3枚って少ないんじゃない?」と思ったあなた、ご安心を。なんと別皿で…
チャーシュー麺用にレアチャーシューが5枚追加!つまり、麺屋一慶ではデフォルトの塩ラーメンでチャーシューが3枚入っているというわけです。これ、めっちゃお得じゃないですか?食べる前からウハウハになってしまいました。
では、早速スープからいただきましょうか…まず鶏油のコクが感じられ、そこから塩と魚介メインの出汁がじわっと広がっていく感じ。塩も出汁もどちらかというと控えめで、エッジが効いたというより後半ジワる感じのスープになっていて、ラーメンのスープとしてはかなり和風な印象がありますね。
これに対する麺は、京都の名門製麺所・麺屋棣鄂製の全粒粉入りストレート細麺。全粒粉独特の香ばしさがあって、パッツンパッツンの弾けるような噛み応え。こんな感じの麺、久しぶりだなぁ〜。スープが穏やかな分、全粒粉麺の特徴がより際立って感じられます。
そしてトッピングのメイン・レアチャーシュー…脂肪分は控えめで、ハムのような濃縮された肉の旨さを感じます。このレアチャーシューが8枚もあるなんて嬉しすぎです。そのまま食べるも良し、スープに浸して熱を加えて食べるも良し、これだけあればいろいろな味を楽しむことができます。
こんな感じで、麺屋一慶の塩チャーシュー麺に僕は十分満足。でも、今回はもうちょっと続きがあります。その続きとは、麺や具材を完食してスープだけになったら注文可能になる一慶セット(お値段 税込300円)。注文すると…
三つ葉、鰹節、刻み海苔がトッピングされた白ごはんが別丼で出てきます。この中に残ったスープを流し込んで、お茶漬け風にして食べるというわけです。
ラーメンの時は控えめだった魚介出汁の風味が鰹節と海苔で増強されて、とっても香り高いお茶漬けになっています。実は今回、塩と醤油で注文を迷っていたのですが、これを一口食べたところで「塩にしといて良かったなぁ…」と思いました(もちろん醤油スープでも美味いとは思いますが)。
これだけ食べて1500円でお釣りが返ってくるのですから、神コスパと言ってもいいでしょうね。胃袋に余裕があるなら、この一慶セットの追加はホントおすすめです。
訪店前のツイッターチェックが必須…麺屋一慶へのアクセスは、最寄り駅の阪急京都線・茨木市駅から徒歩5分
そんな麺屋一慶ではツイッターで最新情報を発信しています。特に夜の営業時間はちょこちょこ臨時休業になるようなので、訪店前のツイッターチェックは必須でしょう。また、季節限定メニューやイベントなどの情報もすべてこのTwitterから発信されます。麺屋一慶ファンの方はアカウントをフォローしておくことをおすすめします。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
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