龍山寺近くの艋舺夜市へ向かう途中で、いつも地元のお客さんで大盛況している食堂があります。そこは…
兩喜號|海鮮メニューが充実した龍山寺そばの安旨食堂…台北
MRT龍山寺駅から徒歩1分のところにある兩喜號というお店(英語でLiang Xi Hao)。創業1921年ということで、100年近い歴史と伝統を持つ老舗と言えます。
店頭に貼ってあるメニュー(日本語メニューもあり)によると、一品30元程度のものから高くても100元しない激安のお店。しかし一品のボリュームも十分にあり、お腹いっぱいになるまで何品も頼まなきゃいけない…ということもありません。
兩喜號の滷肉飯はいたってシンプル…ダイレクトに豚そぼろとご飯の味を楽しむべし
例えば、日本でも有名な台湾料理の1つ、滷肉飯(魯肉飯と同じものを指しますが、本来はこちらの表記の方が正しいようです)。ゆうに茶碗1杯以上のボリュームがありますので、女性であればこの1杯で完結してしまうかもしれません。
蓬莱米に甘醤油で煮込んだ豚肉のそぼろをかけただけのシンプルな一杯。他店のようにゆで卵などのトッピングがないので、純粋にそぼろの味を楽しめます。
肉はじっくりと煮込んであり、口の中で脂身とともに溶けるように崩れていきます。八角などの漢方臭さもなく、日本の牛丼感覚で気軽にかき込めます。安いので、1杯で足りなければ2杯、3杯とおかわりを重ねるのもありですね。
兩喜號は魷魚羹だけじゃない!夜市帰りの締めにふさわしい各種とろみスープ
さてこのお店、日本人旅行者の間でちょっと有名なスープがあるんです。それは「魷魚羹」と呼ばれるイカのとろみスープ。創業者からのこだわりでアルゼンチン産の大きなイカをたっぷり使い、白身魚のすり身と一緒にスープを豪華に演出してくれます。
そんな大人気の定番メニュー、めったに台北に来れない旅行者としては、是非とも試してみたいところ。でも、なぜかこの日の僕はエビの気分だったんですよね…
サイズは大 85元と小 60元の2種類。小でオーダーしましたが、小さな丼くらいの器で出てきたので、1人で食べるには十分の量です。
このスープの中にたまご麺、ビーフン、春雨、ごはんの4種類から、お好みのものを選んで入れられます。その日の気分によってラーメンにも雑炊にも替えられるのも嬉しいところです。
注目のスープはほんのり海鮮風味に加えて、トッピングの揚げにんにくとパクチーの三重奏。これもいたってシンプル。3つの風味が独立しながらも、お互いをじゃましない絶妙なバランスです。
これにしっかり身の詰まったエビ餡が3個。蓮華に載せるとズシリと重みを感じます。食感もプリプリを通り越して重厚で、しっかり食べた気にさせてくれます。夜市で食べ歩きをしたあとの締めにふさわしい一品です。
夜市帰りの締めにピッタリ!地元民に愛され続けた台湾屋台料理の老舗「兩喜號」は、MRT龍山寺駅から徒歩1分
それでは、お店の詳細です。
P.S. 台湾で是非とも食べたいローカルグルメの1つ・牛肉麺。数あるお店の中でも、海外メディアに認められた実力店は…
コメントを残す