大阪・谷六にある空堀商店街に、スパイスカレーで有名な旧ヤム邸(きゅうやむてい)というお店があります。オーナーの植竹大介さんが2011年に築約130年の古民家を改装してオープン、その後瞬く間に評判が広がり、現在中之島のダイビル内(中之島洋館)と、梅田のルクア大阪内(旧ヤム鐵道)にも店を構える人気店となっています…
僕が旧ヤム邸 空堀店を訪れたのが、ある週末のランチタイム。植木鉢とレトロ家具が飾られた店頭には開店30分前から徐々にお客さんが集まりだし、開店時間には20人ちょっとの行列になっていました。
客席は1階と2階に分かれていて、1階にはカウンター席3脚とテーブル席が4卓。2階席と合わせて席数は20席ちょっとあるようです。2階にはお店の名物キャラクターである猫のたろうもいて、猫好きの人にとってはカレーと共に癒しも得られる空間になっています。
同じカレーは二度と食べられない…旧ヤム邸のランチメニューは作り手任せの完全日替わり制
それでは、旧ヤム邸のメニューのご紹介へと参りましょう。まずは下の画像をご覧ください…
旧ヤム邸 空堀店のランチメニューは、毎日異なった複数のカレー(平日は3種類、土日は4種類)から2種類を選択してあいがけカレーとして注文します(カレー膳)。ライスは玄米とジャスミンライス、あるいはターメリックライスから選択可、テイクアウトも同じように複数のカレーから2種類を選択してオーダーします。
ところで、このメニューに日付と曜日が書かれていますよね。つまり、旧ヤム邸では毎日メニューが替わります。その日のメニューは完全に作り手のセンスにおまかせのようで、全く同じカレーが別の日に出てくることは稀なのだとか。
そしてこの日の僕がオーダーしたのは、「手羽カルビでつくるチキンカレー(左)」と「イカ墨のSpicyマトン&ポークキーマ かぼちゃのヨギーディップ添え(右)」のあいがけカレー。ライスは玄米を選択しました…
カレーの他にピクルス、2種類のお惣菜、デザートのヨーグルトがお盆に乗って、これでお値段 1000円(税込)なり…
では、左側のイカ墨マトンからいただきます…マトンというと独特の臭みが気になる人も多いと思いますが、ニンニクを効かせたような感じで食欲をかき立てるように使われていました。マトンに苦手意識がある人でも、「これなら食べられる」という人もいるんじゃないかな…
一方のチキンカレーは、ルーがシャバシャバ系の正統派チキンカレー。味も直球ど真ん中!という感じの王道系。共にそれなりにスパイシーですが、キーマカレーは最初からスパイスが感じられるのに対し、チキンカレーはやや遅れて辛さがやってくるような感じでした。
小麦粉未使用のカレーは健康的だし、店の雰囲気もボリュームも女性好みのお店ですね。男性にとってはボリュームが足りないと思うので、ごはんやルーを大盛りにしたり、チーズやおんたまのトッピングを適宜追加してご利用ください。
東京・下北沢に「シモキタ荘」を出店…旧ヤム邸 空堀店へのアクセスは、最寄り駅の大阪メトロ・谷町六丁目駅から徒歩5分
そんな旧ヤム邸ですが、2017年に東京・下北沢に東京進出1号店・旧ヤム邸 シモキタ荘をオープンしました。開店から3年で、すでにスパイスカレーのブームを起こしている様子。東京在住の方は、是非大阪のスパイスカレーを一度お試しください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
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