京都ラーメン研究所…ラーメン好きにとっては「どんな所なの?」と興味をそそられる店名ではないでしょうか?創業は2004年と比較的前から営業を続けているお店で、八条通沿いという穴場的な場所にありながら、連日多くのお客さんで賑わうことで知られています。
そんな「研究所」と銘打ったラーメン屋ではどんなラーメンが食べられるのか?を検証すべく、とある平日の18:30頃にお店を訪問。一昔前のラーメン屋っぽい、どことなく懐かしさを感じるお店の中に入ると…
地元客と外国人旅行客が混在…京都ラーメン研究所はこんなお店
僕が京都ラーメン研究所に入った時には、食べログ情報で21席ある店内の客席にはかなりの空席があったのですが、その10分後くらいからどんどんお客さんが入ってくるようになって、20分後にお店を出る頃にはお店の外にもお客さんが並ぶ状態になってました。この様子だと、訪問する時間帯によっては待ち時間が発生するかもですね。特に新幹線に乗る前などは、時間に余裕を持って訪店する方が良さそうです。
それにしても、お客さんに外国人が多かったのはちょっと意外でしたね。感覚的には、地元客と外国人客が半々くらい。この辺りは東寺に向かう時によく通るのですが、とっくに閉門している時間帯だし、ちょっと不思議。外国人観光客向けのガイドブックにでも載っているのかな?
京都ラーメン研究所の研究結果発表!気になるメニューは…
さて、「研究所」を名乗っているからには研究結果が気になりますよね?京都ラーメン研究所の店頭には「研究結果表」と名付けられたメニューが貼ってあって…
- しょうゆとんこつラーメン 780円
- 和風とんこつラーメン 780円
- あっさりとんこつラーメン 780円
- エビ入りワンタンメン 950円
- あぶりチャーシュー特製ラーメン 1200円
- たれそば 830円
と、ラーメンメニューは6種類用意されています。他に一品物として餃子や豚キムチ、ピリ辛ウインナーなど、ビールのつまみになりそうなものが多めにあるので、軽く一杯やりながら…という使い方もありですね。さらに…
これらの一品物とセットにしたお得な定食メニューもあって、単品で注文するより少しお得な値段になっています。平日ランチタイム(15時まで)はここからさらに50円引きになるし、大食いさんはぜひ利用してみてください。それにしても、このセットメニューに書いてある「研究所の小さなこだわり」に…
と書いてあるのですが、「ほとんど」っていうのがちょっと微妙だなぁ…これを「全く」に替えられるように、今後も研究を続けてもらいたいものです。
しょうゆとんこつラーメン:京都ラーメン研究所のおすすめメニュー、実際食べてみてどうだった?
今回僕が京都ラーメン研究所で注文したのは、研究結果表に「当店おすすめ」と書いてあったしょうゆとんこつラーメン。注文してから待つこと約10分、目の前に着丼となったラーメンはこんな感じ…
背脂がたっぷり浮いた白濁スープにチャーシューや煮卵、メンマ、刻みネギがトッピング。そのビジュアルは、一昔前に流行った醤油豚骨ラーメンの典型例のように見えます。
では、早速スープから…豚骨出汁と醤油のカエシ、そして背脂のコクが程よいところでバランスを保っていて、全体的にまろやかで口当たりの良いスープになっています。豚骨臭さも感じられないし、尖った特徴はないけれど幅広い層に親しまれそうな味。一言で表現すれば、「京都伝統の背脂ちゃっちゃラーメンからデフォの唐辛子を取り除いたバージョン」といったところでしょうか。
これに対する麺は、こちらも昔ながらのラーメンを想像させる低下水系のストレート中細麺。最初はやや硬めの茹で加減で、小麦の香りを感じながらスルスルと食べ進めていく感じ。後半はわずかながら麺がスープを吸ったような感じになって、麺に少しもちもち感が出てスープの味をより強く意識させられる、そのビミョーな味の変化も昔っぽくてまた良しですな。
さて、後半のお楽しみ・味変用の調味料は、卓上におろしニンニク、にんにくとうがらし、塩、故障、一味唐辛子、白胡麻と種類豊富に取り揃えてあります。僕は今回にんにくとうがらしを試しましたが、やっぱり唐辛子が入った方が京都ラーメンっぽくなりますね。ほんのちょびっと入れるだけで、ふわっと優しい豚骨スープがスッキリ引き締まった感じになります。ただ、このにんにくとうがらしは少量でも結構辛いので、くれぐれも入れ過ぎにはご注意を。
こんな感じの京都ラーメン研究所のしょうゆとんこつラーメン、一昔前の王道系豚骨醤油ラーメンという感じで、食べやすくかつどことなく懐かしさを感じる一杯でした。こういうのこそ、忘れた頃に食べたくなって、何回食べても飽きないんですよね。そんな昔懐かしのラーメンのど真ん中を追求していく京都ラーメン研究所…こういうお店が近くにポツンとあってもいいのではないでしょうか。
今回のおまけは鶏の唐揚げ。今回たまたまなのかもしれませんが、見た目の通り、ちょっと揚げ過ぎです。中はむね肉でさっぱり系、下味もほとんどついていないので、ちょっと焦げかかった衣の味以外にほとんど感じるものはありませんでしたね。この唐揚げが4ピース。サイズも小さめで、これでお値段 450円(税込)はさすがにちょっと…という感じでした。
ちなみに今回ご紹介した京都ラーメン研究所、JR京都駅周辺で深夜営業しているラーメン屋としてもおすすめされています…
>> 青いきつね:【深夜2時まで】京都駅から徒歩で行ける深夜営業しているラーメン屋さん
学生証提示でラーメンがお得に…京都ラーメン研究所へのアクセスは、最寄り駅のJR京都駅から徒歩9分
そんな京都ラーメン研究所では、お得な値段でラーメンが食べられる学割制度を実施しています…
注文時に学生証を店員さんに見せることによって、しょうゆ・和風・あっさりのとんこつラーメン3種類が一杯780円⇨600円に、他にセットメニューが定価から50円引きで食べられます。今時たったの600円でラーメンが食べられるなんて、全国どこに行ってもなかなか見つけられるものではありません。京都在住の学生の皆さん、京都駅付近でお腹が空いてきたら、このお店の存在を思い起こしてみてはいかがでしょうか?
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
近鉄奈良線・東寺駅からも徒歩9分で行けます。
P.S. 京都で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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