肉屋の台所 京都木屋町ビーフのプレミアム焼肉食べ放題、どうだった？

ある日の夜に猛烈に牛肉を食べたくなって、ネットで探して見つけた焼肉屋が今回ご紹介する肉屋の台所 京都木屋町ビーフ。なんでも、かの有名な神戸ビーフが食べ放題になるコースがあるのです！これをみた瞬間、もう即決でしたね。仕事上がりのある週末の夜、Googleマップを頼りに飛び込みでお店に行ったのですが…

飲み会にもピッタリな大型店舗…肉屋の台所 京都木屋町ミートはこんなお店

肉屋の台所 京都木屋町ミートは、木屋町通と龍馬通が交わるところのビルの3階にお店を構えます。お店の屋号である「肉屋の台所」をネットで調べると、主に東京で焼肉食べ放題のお店を数店舗展開する人気焼肉専門店が検出されたのですが、ここと関係があるのかな？お店のホームページは別々なので、たまたま店名が同じになっただけで別のお店なのかな？まあ、美味しい焼肉が食べられさえすれば、どちらでもいいんですけどね。

それはさておき、お店の方は入り口から奥に向かって広いスペースを保っていて、公式情報によるとワンフロアで客席数が110席もあるようです。これだけ客席があれば、職場の宴会なんかにはうってつけじゃないでしょうか？焼肉食べ放題に加えて飲み放題もつけられるし、大人数なら貸切も可能なようですし…京都周辺で働くビジネスマンなら、宴会の幹事を頼まれた時のためにこのお店を押さえておくといいかもしれません。

念願の神戸ビーフ食べ放題は叶わず…代わりに注文した肉屋の台所 京都木屋町ミートのプレミアムプランはどんな感じ？

それでは早速、肉屋の台所 京都木屋町ミートの神戸ビーフ食べ放題プランをご紹介…といきたかったんですが、残念ながら今回はこのプランの注文は叶いませんでした。テーブルに置いてあったメニューには…

こんな感じでライトプラン、スタンダードプラン、プレミアムプランの3つの食べ放題プランが書いてあったのですが、ネットで見つけた神戸牛食べ放題のプランはこのリストになし。残念ですが、仕方ありません。代わりにプレミアムプランの120分コース（お値段 税込4700円）を注文することにしました。

上のメニュー表には、数えてみると牛肉、豚肉、鶏肉合わせて全部で63種類のメニューが載っていました。この他に野菜サラダやカレー、キムチなどが取り放題のビュッフェがあって…

これらのメニューも加えれば、メニューは全部で90種類にもなるようです。全部で90種類から選べれば、誰が来ても満足な焼肉ライフを楽しめそうだと思いませんか？

でもね、実はそうでもなかったんです。というのは、焼肉メニューの63種類は全部違う肉というわけではなく、同じ肉で味付けを変えたものが含まれているからです。例えば牛タンには塩・ネギ塩だれ・ねぎまみれの3種類のオプションがあるのですが、これらがメニュー表には3種類のメニューとして載っているわけです。なので牛肉メニューとしては全部で10種類程度しかなく、牛肉食べ放題を目当てに訪店したこの日の僕にとっては、かなり物足りない食体験になりました。

それでは、ぼちぼちこの日に僕が食べた焼肉メニューを1つずつご紹介していきましょうか…

黒毛和牛 特上カルビ（塩）

1発目は、コースの看板メニューである黒毛和牛 特上カルビ。出てきたものは500円玉サイズのお肉が3切れ。「小っちゃい！」と心の中で思いましたね。どうせ食べ放題なんだから、もっと出してくれてもいいのに…って感じ。まあ、お肉の方は肉質柔らかく、脂が多いもののしつこくないので食べやすいです。

牛タン ネギまみれ

2品目は牛タン ネギまみれ。薄切り牛タン3枚に刻みネギがトッピング。正直「ネギまみれ」というほどではないかな。味はオーソドックスで、やや硬めの肉質で肉の味が強く感じられます。

デジカルビ

3品目は、この日唯一の豚肉メニュー・デジカルビ。5mm以上の厚さをもった一本肉で、こいつは見た目にかなりのインパクトがあります。味付けは辛子味噌の1択。肉質はぎゅっと締まっていて、肉肉しくて食べ応えがありました。

薄切りサーロイン

4品目は薄切りサーロイン。いくつか味の選択肢がある中で「焼きすき」というのを選ぶと、軽く醤油ダレがかかった薄切り肉が2枚出てきました（注：生卵は別で、ビュッフェから自分で取ってきます）。

こいつはもう、食べ方はお約束ですよね。表面をサッと炙って溶き卵にドボン。焼肉矢澤 京都の名物・サーロインの矢澤焼きの再現です。サーロインですが割と肉質がロースっぽかったので、しっかりした歯応えの赤身肉を食べている感覚でした。肉汁とタレを吸った残りの溶き卵は、白ごはんにかけて卵かけご飯（TKG）として食べるのが僕のおすすめです。

壺漬け黒毛和牛

5品目は壺漬け黒毛和牛。味付けは味噌味だけでした。中を覗くと298三宮店で食べた厚切り壺漬けカルビのような一本肉ではなく、一口サイズにカットされた肉でちょっと拍子抜け。どこの部位の肉かはわかりませんでしたが、かなり歯応えがあって重厚な感じの肉でした。

黒毛和牛ロース

そして牛正肉系最後に紹介するのが黒毛和牛ロース。こちらにも「焼きすき」というオプションがあったので、この味付けにして溶き卵に潜らせて食べることにしました。

サーロインよりもやや脂肪分が少なくあっさりしていますが、この薄切り肉に関して言えば、薄切りサーロインとあまり大きな違いはないように感じました。ならばどちらかの肉を厚切りにしてステーキっぽく食べさせてもいいかな…って個人的には思いました。

これらの他に内蔵系のテッチャン、レバー、アカセンマイ、そして鶏せせりを注文してラストオーダーまでの制限時間90分を終了。正直な感想として、牛肉のバリエーションが少なかったことに加えて、思ったより食べられなかったのも残念でしたね。

思ったより食べられなかった原因なんですが、無煙ロースターの火力が圧倒的に弱いんですよ。七輪のど真ん中に肉を置いても、肉が焼けるまで他店の3倍はかかる印象（もちろん火力設定はMax）。食べたい肉を注文しても消費が進まないので、テーブルの上に運ばれてきた肉だけがどんどん溜まっていく感じ。デジカルビなんて、食べられるようになるまで余裕で15分くらい焼いてましたからね。

そんなわけでこのお店、今回の僕のように牛肉メインでガッツリ食べたい時にはあまりお勧めできません。牛も豚も鶏もバランスよく食べたいとか、複数の味付けのバリエーションを試してみたいとか、そんな希望がある時にはおすすめできます。ただ、火力が弱すぎるところだけは何とかならないかなぁ…お店の方、もしこの記事を見てくれていたら、是非とも改善をお願いできませんか？

神戸ビーフの食べ放題コースは3日前までに予約を…肉屋の台所 京都木屋町ミートへのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄・三条駅から徒歩3分

さて、今回僕が注文できなかった肉屋の台所 京都木屋町ミートの神戸ビーフ食べ放題コース、後でネットで調べてみたら、どうやら訪店日の3日前までに予約が必要なようです（ホットペッパー情報）。ネット予約だと2人以上の予約が必要なので、基本僕のようなお一人様だとたどり着けないコースってことになりますかね。

今回の体験を踏まえると、最低限もう少しロースターの火力が強くなってくれないと再訪は…って感じですが、神戸ビーフの食べ放題はそれでもやっぱり捨て難いなぁ。誰か相棒を探して再訪するか、あるいは直接お店に電話して1人でも食べられるようにお願いしてみようかなぁ…

それでは、お店の詳細です…

京都市営地下鉄東西線の京都市役所前駅から徒歩5分、阪急京都線の京都河原町駅からだと徒歩8分で行けます。

P.S. 京都で美味しい焼肉をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…