秋田には、市民がこよなく愛する「生グソ」という食べ物があります。毎年夏になると平日休日を問わず、その「生グソ」を求めてお店の前にはすごい行列ができるのだとか。ここでいう「生グソ」とは、もちろんウ◯コのことではありません。その正体を知ったら、きっとあなたも食べたくなるはずです…
広栄堂|秋田市内で知らない人はいない人気メニュー・生グソを食べてみた
その「生グソ」が食べられるお店は、JR秋田駅から1kmほど離れたところにある広栄堂というかき氷の専門店。毎年6月初めから9月の終わり頃までの夏季限定営業のお店で、夕方の閉店時間までに何と1日500杯もかき氷を売ることがあるのだとか。ご当地グルメとして「秘密のケンミンショー」でも紹介されたことがあるみたいです。
そんな超人気店にお昼過ぎ頃やって来たのですが…この日は幸か不幸か、直前までゲリラ豪雨だったこともありお客さんはまばら。1時間くらい並ぶことを覚悟して来ましたが、あっさり入店となりました。
さてさて、そろそろネタバラシといきましょう。このお店の看板メニュー・生グソとは、生グレープフルーツソフトというかき氷のことです。これを略して「生グソ」。名付け親は地元の小学生。ありがちな話ですよね。時代を超えて秋田市民に圧倒的に支持されているカリスマメニュー。僕ももちろん「生グソ」をいただくことにします。
店内にはテーブル席が10卓ほどあって、満員なら30人ちょっと入るでしょうか(混んでいる時間帯は相席もありますので、ご了承ください)。入口正面奥にカウンターがあって、ここで注文を行います。ぱっと見50種類近くのかき氷メニューがあって、安いものだと300円台で食べられます。この安さも広栄堂のかき氷の魅力の1つでしょうか。
広栄堂のかき氷メニュー例(値段は税込)
- イチゴ 320円
- メロン 320円
- あずき 420円
- 生オレンジ 400円
- レモンソフト 420円
- カルピスソフト 420円
- 生パインソフト 500円
生グレープフルーツソフト:生果汁と果肉がたっぷり入った大盛りかき氷で心も身体もリフレッシュ!
こちらがその「生グソ」こと、生グレープフルーツソフト(お値段 520円)…
器の上にこんもりと乗っかっている氷の量…これ、どうやっても氷が外にこぼれるやつじゃないですか。頂上のソフトクリームもそれなりに量があるのですが、それが霞んでしまうくらいの圧倒的なボリュームです。
さて、これをどうやって食べようか…と考えること1〜2分。まずは外側を器のシロップに沈めてサイズダウンを図ることにしました。
高さが一段低くなったの、わかりますか?何とか外にこぼす氷を最小限にしてサイズダウンできました。これでいくらか食べやすくなりましたかね。
では、実食…かき氷のシロップは器の底の方に沈んでいるので、上側はソフトクリームと一緒に食べましょうか。ミルクの甘さがねっとり濃厚なソフトクリームと雑味のないピュアな氷。ソフトクリームが氷で薄まって、爽やかな甘い氷となってスイスイと喉を通っていきます。
そしてある程度食べ進めると、ついにグレープフルーツシロップとご対面!広栄堂のかき氷シロップは生のグレープフルーツ果汁をふんだんに使ってある上に、生の果肉がごろごろ。シロップが氷で薄まって、濃度がちょうど良い果肉入りグレープフルーツジュースになっているんです。
このジュースが口に残ったソフトクリームの味をきれいに洗い流して、さらに果肉を噛んだときに出てくるグレープフルーツ果汁が口の中をすっきりフレッシュな環境に一気に変えてくれます。なので、食後はとっても清々しい気持ちになれるんです。かき氷で火照った身体がしっかり冷えますし、午後の活動に向けてエネルギーを満タンにチャージしてくれる一杯です。
ちなみに広栄堂さんでは、食べた後にセルフサービスでテーブルを拭いて、食べ終わった器と雑巾をカウンターまで持っていくシステムになっています。常連客でないとついつい忘れてしまいがちではありますが、店員さんの数も少ないのでぜひご協力をお願いします。
新型コロナ対策でかき氷のテイクアウトを始めました!広栄堂へのアクセスは、最寄り駅のJR奥羽本線・秋田駅から秋田中央交通バスに乗り換え楢山広小路バス停下車
そんな広栄堂さん、今年は新型コロナの対策でかき氷のテイクアウトを始めました。容器代がプラス30円かかりますが、ほぼすべてのかき氷メニューがお持ち帰りできます。特に週末にはお店が混雑するため、3蜜回避のためにもテイクアウトの利用もご検討ください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 生グソの他にも、秋田に来たら絶対に食べておくほうがいいものがあります。それは…
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