令和4年4月1日に大阪道頓堀で開業して以来、SNSを通じて認知度爆上がり中の大阪とんかつ(旧店名:かつ丼 ちよ松)というお店があります。看板メニューの厚さ5cmもあるとんかつを乗せたカツ丼がとにかく強烈なインパクトで、僕も初めてインスタで目にした時「何だ、これは⁉︎」と思いっきり衝撃を受けました。
その衝撃的な画像を見た瞬間、心の中でこのお店の訪店を決めました。そしてその数日後、運よく午前中に難波方面に向かう用事があり、その用事をさっさと終わらせて開店時間に間に合うようにお店に向かったのですが…
元関取のご主人と弟さんの2人で運営…大阪とんかつ 道頓堀本店はこんなお店
あいにく雨模様のとある平日、僕が大阪とんかつ 道頓堀本店に到着したのが開店時間の20分前。SNSには開店前の行列模様がよく投稿されているのですが、この日は平日で雨模様も影響してか、開店時間までに来店した人は僕を含めて4人といったところでした。ただ、開店時間を過ぎてからは徐々にお客さんが集まりだし、僕がお店を出る頃には店内は満席状態になっていました。なので、やはり時間を間違えるとある程度行列に並ぶことになるのでしょうね。
待ち時間ゼロで開店時間と共に入店し、狭い厨房を囲んで全部で10脚あるコの字型カウンターの一番奥に座ります。小さな居酒屋っぽい雰囲気で、厨房では元関取のご主人と、もう1人同じようにガタイのいいお兄さんが…お店のインスタによると、どうやら店主の弟さんのようですね。
弟さんも元関取なんでしょうか?少なくとも、かなり美味しいものを食べて育ってきたような印象を受けます。そんな2人が同時に目の前にいると、店内が狭いこともあって圧迫感がものすごい…そんな感じのお店なので、もしかしたら女性1人だと雰囲気的にキツいかもしれません。
大阪とんかつ 道頓堀本店のとんかつメニューはどれもカツが極厚!5cmカツ丼を食べにきたけど、冷やしかつ丼も気になるな…
そんな大阪とんかつ 道頓堀本店のメニューですが…
こんな感じ。字が小さいので一部を文字起こしすると…
- 特上 5センチ焼きかつ丼400g(数量限定) 2400円
- 上 5センチ焼きかつ丼350g 1750円
- 並 2.5センチサービスかつ丼200g 1250円
- 冷トン!冷やしかつ丼200g 1780円
- 冷トン!かつダブル200g 2000円
- お口さっぱりミネストローネ 150円
- 卵追加 1個60円
- ピクルス大盛 200円
かつ丼メニューは全部で5品(値段は税込)。あとはちょい足し用のサイドメニュー・ミネストローネと、卵やピクルスのカスタマイズといった感じです。
今回僕が食べると決めている特上ですが、九州産豚肉の希少部位(ご主人に聞くとリブロースらしいです)を24時間じっくり低音調理してから揚げているとのこと。そんな手間暇かけて揚げた巨大なとんかつを乗せたかつ丼が2400円でいただけるって、「ホントに採算大丈夫なんですか?」って聞きたくなるくらいじゃないですか?でも、メニューの下の方にある「冷やしかつ丼」も気になってきた…う〜ん、どっちにしよう?と1分ほど悩んだ挙句、最終的にオーダーシートにチェックを入れたのは…
特上 5センチ焼きかつ丼400g:ランチタイムで売り切れ御免!大阪とんかつ 道頓堀本店の一番人気メニューを実際試してみると…
初志貫徹で大阪とんかつ 道頓堀本店の一番人気メニュー・特上 5センチ焼きかつ丼400g。注文してから待つこと10分、目の前に現れたかつ丼は…
こんな感じ。事前に知っていたことではありますが、丼の縁から上に迫り出すとんかつの塊がとにかく凄い!その揚げ色からしても、丼の上にエアーズロックが乗っているとでも言いましょうか…やはり実物を目の前にすると、そこから伝わるインパクトが段違い。と同時に、これを食べ切らないといけないというプレッシャーにも晒される訳ですが…
この巨大とんかつの断面はこんな感じ。もはや5cmかつ丼の看板に偽りがないことは一目瞭然。それだけでなく、この巨大な肉塊にしっかりとサシが入っているのが肉の断面からよくわかります。その断面は肉の中心まで均一なピンク色の半レア状態。こんな塊肉が「まずい」わけないのは食べる前からわかりますよね?
それでは、巨大トンカツの端っこから食べすすめていきましょう…もうこれはあなたのご想像通り、お肉に弾力があって柔らかく、噛めば噛むほど肉汁ドバドバです。外に衣をまとってはいますが、中身はリブロースのレアステーキと言っても過言ではないでしょう。とんかつマンジェのような超高級豚ではありませんが、その肉の旨味には十分納得です。
で、このかつ丼にはピクルスが1個ついてくるのですが、実はこいつもなかなか重要なアイテムなんです。とにかく肉汁と脂がすごいので、やがては食べ疲れを起こすじゃないですか?そんな時にこいつをちびりと齧ると酸味で口の中がリフレッシュされ、気分一新で残りのとんかつにも箸を伸ばせるようになるんです。行ったことがある人にはわかると思いますが、スパイスカレーの名店・コロンビア8のししとうと同じ役割を担っているわけですな。あとで追加注文できますが、間違って最初に一口でパクリといっちゃわないように気をつけましょう。
一方で、この巨大カツ丼を食べていて気になったこともいくつかありました。まずは調味料。テーブルにはわさび、柚子胡椒、カレー粉、山椒と数種類の調味料が置いてありますが、いずれも市販されているもので肉の味と比べて貧弱さは否めません(このほかおろしポン酢と梅塩もあるようですが、案内に気づかず僕はスルーしてしまいました)。元々とんかつにかかっているタレも比較的さっぱり系なので、もう少し調味料の強化をお願いしたいところです。僕の好み的には味の濃い岩塩があると嬉しいかなぁ。テーブルに追いダレがあるだけでもだいぶ違うと思います。
そしてもう1つ。巨大なとんかつは諸刃の剣…と言ったら言い過ぎですが、やっぱり食べるのに時間がかかりますし、場合によっては食べにくいと感じることもあるかもしれません。それほどの巨大なとんかつが丼を覆っていたら、なかなかご飯にはありつけないわけで…
とんかつを一切れ摘んだあと中を覗いてみると、とろとろ半熟状態だったはずの卵にしっかり熱が通ってしまっていました。なので、丼とは別に取り分け用の小皿をつけてくれると嬉しいですね。それがあれば一旦肉を皿に移しておいて、中のご飯もすぐに食べられるようになるので…
こんな感じのかつ丼 ちよ松の一番人気メニュー・特上 5センチ焼きかつ丼、上で指摘したような食べにくさはありますが、肉食系の人にとっては大歓喜の一品でもあります。ご主人によると毎日40食分ほど準備しているとのことですが、それでもランチタイムに売り切れてしまうこともザラだとか。この特上とんかつ狙いで来店する場合には、できるだけ早い時間での訪店を強くおすすめします。
将来はチェーン店化?大阪とんかつ 道頓堀本店へのアクセスは、最寄り駅の大阪メトロ(近鉄奈良線)・日本橋駅から徒歩3分
さて、今回ご紹介した大阪とんかつ 道頓堀本店ですが、僕が最後まで気になったのはこの店名。まだ1店舗しかないのに「道頓堀本店」と後ろにつけていますが、これって近い将来どこかに支店を出すための布石でしょうか?そうだとしたら、めっちゃ大歓迎です。次は梅田あたりにお店を出してくれないかなぁ…ご主人、この記事を読んでくれていたら、ぜひ前向きに考えてもらえませんか?
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 大阪で美味しいとんかつをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
コメントを残す