関西屈指の親子丼が食べられるお店として評判の鼓道 豊中店には、東豊中の服部緑地の近くで営業している系列店・鴨と醸し 鼓道(かもとかもし こどう)があります。こちらのお店でも人気の親子丼を含め豊中店と同じメニューが楽しめるとあって、特に週末のランチタイムには長蛇の行列ができることで知られています。
今回はその鴨と醸し 鼓道へ、親子丼に並ぶもう一つの名物メニュー・鴨なんばをターゲットに訪問。とある週末のランチタイム、開店の30分前にお店に行ってみると…
小さな子供連れでの食事に向いてそう…鴨と醸し 鼓道はこんなお店
僕が鴨と醸し 鼓道に到着した時点で、僕の前に並んでいた先客は2人だけ。無事、一巡目での入店確定です。でもここからの行列の伸びはなかなかのもので、開店時間ちょうどには20人以上の行列になっていて、僕が食事を終えて退店する時には30人以上にはなってたかな…特に週末のランチタイムにお店を訪問する時には相当な待ち時間を覚悟するか、あるいはピークの時間帯を外して来店するなどの工夫が必要でしょう。
店内のスペースは割とゆったり広めに取られていて、食べログによると鴨と醸し 鼓道の総席数は58席。その半分くらいは個室席になっていて、平日ならランチタイムにも予約ができるようなので、時間帯が合うようなら事前予約しての来店が望まれます。
また、鴨と醸し 鼓道の店内には、至る所に動物の絵が描かれています。これらは全て滋賀県在住の切り絵作家・早川鉄平氏の作品だそうで、これらの作品のおかげでやや高級な雰囲気のあるお店にほっこりとした空気が生まれています。店員さんもバイトさん含めてとっても親切ですし、小さな子供連れでの食事にはすごく向いてそうな気がします。
鴨と醸し 鼓道のランチにプレミアムな親子丼が新登場!その衝撃の内容は…
そんな鴨と醸し 鼓道では、グランドメニューの親子丼に加えて、さらにプレミアムな親子丼も提供されるようになりました。その新しい親子丼、どこがプレミアムなのかというと…
- 紀州鴨に加えて高級ブランド鶏・近江軍鶏のもも肉、むね肉、セセリを使用
- タレに使う醤油やみりんも最高級品を使用
- 希少価値の高い高級な伊万里焼の器で提供
などなど。お値段は税込 2500円と、一般的な親子丼の2倍以上に一気に跳ね上がりますが、親子丼好きならどんな親子丼が出てくるのか気になりますよね?それでは、その最上級の親子丼・鼓道の親子丼プレミアムをご紹介しましょう…
鼓道の親子丼プレミアムを注文すると、このような前菜3種がついてきます。この前菜を食べ終わった頃…
桐箱に収められた親子丼が着丼。この桐箱だけでもめっちゃ高級感が漂いますよね?で、蓋を開けると…
とろっとろの卵にお肉たっぷり、そして卵黄に金粉がまぶされた、見た目にも極上の親子丼が…残念ながら今回僕はこれを食べてないので食レポはしませんが、一口目を口に入れた連れの顔を見ていたらこいつがとにかくヤバい代物だということは一目瞭然!って感じでした。
鴨なんば(Wスープ):鴨と醸し 鼓道のもう一つの名物メニューは、お蕎麦というより…
さて、親子丼のことはこのくらいにしておいて今回のターゲット、親子丼に並ぶ鴨と醸し 鼓道のもう一つの名物メニュー・鴨なんばのご紹介。でも、注文の時に1つ困ったことがありました。というのは、メニューを見ると…
- 鴨なんば(温)Wスープ 1780円
- 鼓道ゴールド〜金色の地鶏なんば〜 1580円
- 鼓道ブラック〜漆黒の鴨なんば〜 1680円
と2つの鴨なんば(プラス地鶏なんば1つ)があって、しかもこれら3種類全てに「料理長おすすめ」の印がついていたものですから、この中からどれを選ぶべきか迷ってしまったんです。数分迷った挙句自分では1つに決められなくて、近くにいた店員さんのおすすめで今回Wスープの鴨なんばにしました。他の2種類の蕎麦もどんな感じなのか、今になっても気になるなぁ…
それはさておき、今回注文した鴨なんば(温)Wスープはこちら…
先ほどの親子丼と比べて華やかさに大きな差があるのがご愛嬌ですが…まずはパッと見でお出汁がかなり白濁しているのは意外でした。表面が脂で光ってますし、きっとかなり濃厚なお出汁が楽しめるんでしょう。
そんなことを考えながらお出汁を一口…醤油は薄目に、その反面「鶏+鴨」と「鰹節+昆布」のWスープがズシリと効いてくる、見た目通りかなり重厚なお出汁です。どちらかというと魚介系より鶏系の旨味の方が強めかなぁ…喉元を過ぎた後でも口の中で出汁感を楽しめるほど濃厚です。
それにしても、そばの出汁で鶏や鴨を使っているところ、他の蕎麦屋さんで見たことありません。Wスープにしているところといい、この鴨なんば(温)Wスープは「かなりラーメン的」とも言えるかもしれません。
一方で、そのお出汁に浸かっているそばの方は、純国産の蕎麦粉を店内の石臼で挽いて作った伝統的なスタイル。口当たりは柔らかく、噛むと軽く粘り気を感じます。とにかく出汁の風味が強いので、蕎麦粉の香りを楽しむという意味ではインパクト弱めですかね。その分、秋田の弥助そばのような剛麺にして硬さでインパクトを出してみたら面白そうかな…と感じました。
そして、鴨なんばの主役・鴨肉。一般的なスライス肉の他につみれなども入っていて、いろいろな食感の鴨肉を楽しめました。肉の旨味は濃厚ながら、鴨肉で気になる臭みや鉄っぽい味のクセは一切なし。ニオイに敏感な人や、小さな子供でも食べられるんじゃないでしょうか。
こんな感じで、標準的なそばの領域から外にはみ出した感のある鴨と醸し 鼓道の鴨なんば(温)Wスープ…味としては間違いがないので、特にちょっと変わった味の蕎麦を食べてみたい気分の時にはおすすめです。
でも蕎麦の香りは弱めなので、蕎麦の香りも楽しみたいときは鴨せいろにしてつけ蕎麦スタイルで食べる方がいいんじゃないでしょうか。あと、率直に言ってやっぱりお値段は高めかな。特にラーメンと比較してしまうと、この鴨なんばよりずっとリーズナブルに満足感が得られると思いますし…
いくつかのメニューは通販でお取り寄せできます…鴨と醸し 鼓道へのアクセスは、最寄り駅の北大阪急行電鉄・緑地公園駅から徒歩4分
さて、今回ご紹介した鴨と醸し 鼓道/鼓道 豊中店では通販サイトも運営していて、親子丼や鴨鍋、鴨せいろなど、お店のメニューのいくつかをお取り寄せして自宅で楽しむことができます。
特に親子丼には食材だけでなく専用鍋もついてくるセットがあって、美味しい作り方をYouTubeで教えてくれるという完璧なフォロー付き。美味しい親子丼を食べたい人はもちろん、自分で美味しい親子丼を作れるようになりたい人も、このセットを購入して作り方を真似してみてはいかがでしょうか?
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
阪急千里線・千里山駅からでも徒歩15分で行けます。
P.S. 大阪で美味しい和食をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
コメントを残す