東京滞在中に無性にホルモン焼肉を食べたくなって、東京でホルモンの聖地と言われているらしい下町・亀戸に行ってきました。ここにはいわゆる「名店」と呼ばれるようなホルモン専門店が密集していて、最近は美容にうるさい女性陣がコラーゲンたっぷりのホルモンを食べにわんさか集まってくるんだとか。
まあそれはそれとして、僕にとっての問題は「その数ある名店の中からどのお店をチョイスするか?」の1点。ネットで調べてみると、今回ご紹介する亀戸ホルモン 本店の他にホルモン青木、初代吉田の3店舗が「御三家」と言われているんだそうな。
う〜ん、どうしようかなぁ…確かホルモン青木って、前に神コスパ焼肉ランチを食べたホルモンまさるの系列店だったよなぁ…
なんてことを考えながら悩むこと数分、今回は亀戸でも一番有名らしい亀戸ホルモン 本店に行くことにしました。今回は予約なしでの飛び込みなので、開店時間前にお店に着けるように時間を合わせてホテルを出たのですが…
ネットの口コミにあるように、接客は良くないので注意…亀戸ホルモン 本店はこんなお店
途中で電車を乗り違えて、かなり出遅れてしまったんですよね。心の中で「ヤバい…」と思いながら電車を乗り継いで、亀戸ホルモン 本店に到着したのが開店時間の15分前。かなりの行列店と聞いていたのですが、平日だったことも幸いして無事ポールポジションをゲットできました。
店内には昭和レトロの雰囲気が漂っていて、客席数を数えたらカウンター席7脚を含めて全部で31席ありました。カウンター席があるということは、もちろん僕のようなぼっち客も大丈夫なお店。仲間内でワイワイやるのもいいですが、ビール片手に1人でしっぽりするのにもすごくいいお店…
と思ったのですが、ここの店員さんがなかなか強烈なクセの持ち主で、ちょっと気分が萎えてしまいました。ネットでは「接客が悪い」という口コミも多いのですが、「さもありなん」って感じでしたね。僕も最初の注文でその日に食べるものを全て注文するように要求されたのですが、他のお客さんは追加注文しようとすると「忙しい」と断られたり、「もう次からは(途中注文を)受けませんよ!」と言われていたり…見ていると、店員さん全員こんな感じの接客なんですよね。これがお店の文化ということみたいです。「これを前もって知ってたら、このお店を選ばなかったかも…」と後悔しましたね。そんなわけで、もしあなたが今後このお店に行こうと思ったら、店員さんの態度については覚悟しておく方がいいと思います(あと「2時間制」というのも一応頭に入れておいてくださいな)。
でも接客とホルモンの味は別…亀戸ホルモン 本店で食したメニュー全5品、ぶっちゃけどうだった?
でも、接客とホルモンの味は別だしな…と思い直して、この日の僕は亀戸ホルモン 本店で全部で5品のメニューを注文しました。その5品の味がぶっちゃけどうだったのか、これから順番にお伝えしていきますね…
塩ホルモンと塩シマ腸
まずカウンターに運ばれてきたのが塩ホルモンと塩シマ腸の2種類(ともにお値段 税込800円)。上の画像でうまく伝わるかどうかわかりませんが、かなり大きめのぶつ切りになったホルモンがそれぞれ5切れずつあって、この値段でかなりのお得感を感じます。
で、その味は本当にナチュラルな塩味って感じですね。他に余計な味のない、純粋な塩味。特にシマ腸は脂ドバドバで、ほんのり塩味がついた上質な脂のジュースが楽しめます。逆にシンプルな味付け過ぎて、内臓独特の臭みなんかも目立ちそうな気もしたのですが、そういった類のものは一切なし。さすが有名店、下処理は完璧です。
ギアラ
続いて目の前に運ばれてきたのが、牛の第4の胃袋・ギアラ(お値段 税込880円)。これも他のお店で出てくる量の1.5倍くらいはあって、見た目だけでもかなり満足感が得られます。
ギアラ自体の味は淡白なのですが、味付けで使われている甘辛の味噌ダレが白ごはんやビールを悪魔級に引き寄せるんですよね。ただ一言、ヤバいです。で、このギアラも1つ1つがかなり大きめにカットされているので、プリプリシコシコの食感だけじゃなく胃粘膜のヒダヒダが口の内側に当たる時の独特な刺激も楽しめます。ホント、焼肉ってカットの仕方で味も大きく変わってくるから不思議ですよね…
レンガ
そして、ギアラを食べ終える直前にドン!と目の前に置かれたレンガ(お値段 税込1650円)。「レンガ」とはハラミの付け根の部分を指し、赤身肉に見えますがこれも立派なホルモンです。
298三宮店で食べたガリバタ王様カルビのような大きな肉塊で、ちょっと焼くのに一苦労。でも、網目状に細かく包丁が入っているので、そのまま焼いても中心までしっかり熱が通ってくれます。で、このレンガ、肉の味がめっちゃ濃厚です。ちょっと高いのが難点ですが、亀戸ホルモンでは必食って言ってもいいくらいじゃないかな?って思います。
ネギ塩タン刺
そしてこの日の最後に追加注文で注文したネギ塩タン刺(お値段 税込850円)。湯引きされた牛タンが分厚くカットされていて、その上から刻みねぎと塩ダレをたっぷりと…こいつも見た目だけでかなり食欲がそそられる危険なやつです。
厚めのタンは独特のコリコリした食感を存分に感じられ、そして肉の断面から脂がジュワーっと滲み出てきます。この牛タン自体かなり旨味が濃厚なのですが、それを上から覆い隠すようにかかったネギ塩ダレでさっぱり食べられるようになっています。タン刺って序盤におつまみ系で注文することが多いと思いますが、このネギ塩タン刺は後味が残らないので、焼肉の〆にクールダウン的に食べてもいい感じでした。
以上5品とドリンク2杯の注文でお会計。これだけ食べて総額6000円ちょっとと、味だけじゃなくコスパ的にもかなり満足感が高かったです。それだけに、店員さんの接客態度がホント残念だな…と感じます。通い詰めて店員さんと仲良くなっちゃえば話は変わってくるんでしょうが、そうでない人は常連さんに連れてきてもらうチャンスが来るまで「待ち」の方がいいかもしれません。
亀戸ホルモン 本店のその他のメニュー例(値段は税込)
- 和牛上ハラミ 1980円
- ミックスホルモン(日替わり、塩 or タレ) 1980円
- ホルモン入門塩焼3点盛(ハツ、塩ホルモン、豚タン) 1680円
- カルビ 1400円
- 上ミノ 880円
- レバー 880円
- おっぱい 880円
恵比寿店、神楽坂店、有楽町店など、東京を中心に支店が9店舗…亀戸ホルモン 本店へのアクセスは、最寄り駅のJR総武線・亀戸駅から徒歩2分
そんな亀戸ホルモンには、本店の他に恵比寿店、神楽坂店、有楽町店など、東京を中心に支店が9店舗営業しています。今度はこれらの支店のどこかに行ってみようかな…肉のクオリティとボリューム感はおすすめできるレベルだけに、せめて普通の接客さえしてくれればなぁ…って感じですね。まあ、それでも多くのお客さんが集まるところを見れば、常連さんにとっては居心地が良い場所なんでしょうけどね。
それでは、お店の詳細です…
亀戸ホルモン 本店 5点満点中
住所:〒136-0071 東京都江東区亀戸5丁目4−9
電話番号:03-3683-2209
営業時間:17:00-22:00
定休日:月曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
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