令和7年4月27日に、大阪屈指の行列ラーメン店である人類みな麺類がつけ麺専門店をオープンしました。お店の場所は南方駅を降りてすぐ、人類みな麺類の本店とは線路を挟んで反対側。前はこの場所で「人類みなトンカツ」というトンカツ屋をやっていて、その関係からすぐにお店の場所が思い浮かぶ人もいるかもしれません。
人類みな麺類の創業から13年、「やっと来たか〜」という気すらするつけ麺専門店のオープン…どんな感じのお店なのか当然気になるわけで、とある平日のお昼過ぎに仕事を終えて南方まで行ってきました。でも、実際お店に行ってみて想定外だったことがいくつかあって…
ちょっと行列に並ぶのしんどいかも…人類みな麺類 つけ麺専門店の気になる行列の長さや待ち時間はどのくらい?
僕が人類みな麺類 つけ麺専門店に到着したのが、ランチタイムを過ぎた午後2時頃だったのですが、この時点で店頭から15〜6人の先客が行列をつくって並んでいました…

ここで想定外の1つ目。お店の入り口が人通りの多い歩道に面しているので、行列をつくると通行人の邪魔になってしまうんです。特にこの日は雨が降っていて、僕も含めて待っているお客さん全員傘をさしての待機だったので、その傘を開いた分一般歩行者が歩くスペースを奪ってしまうわけです。実際、前に並んでいたお客さんと通行人の傘が当たってしまうことが何回かあって、自分たちがかなり邪魔になっているんじゃないか…って印象でした。この状態が続いていたら、そのうち通行人から苦情が来てしまうかもしれません。
続いて想定外の2つ目。お店が開店して間もないためなのか、お客さんの回転がめっちゃ悪いです(注:親父ギャグではありません)。この日は僕が行列に並び始めてから入店するまでに1時間ちょっとの時間がかかりました。通常ラーメン屋では15〜6人の行列だと3〜40分程度の待ち時間で入れそうな感じがするのですが、この日は入店までかなり長くかかりましたね。傘の件もあって、正直これだと待ち時間がしんどいなぁ…と思いました。
そんな困難を乗り越えて公式の閉店時間である午後3時頃に入店。店舗スペースはかなりこぢんまりしていて、客席はカウンター席8脚と4人がけテーブル席1卓で合計12席ありました。店内に大きなディスプレイを置けるようなお店ではありませんが、やっぱりBGMはミスチルでしたね。ここは人類みな麺類の看板を掲げている以上、絶対に避けては通れないポイントではありますが…
最後に大きな想定外が…人類みな麺類 つけ麺専門店で注文したつけ麺原点、実際どうだった?
さて、人類みな麺類 つけ麺専門店のメニューはこんな感じで…
かなり本店のメニューを意識したネーミングでつけ麺に名前がつけられています。原点にmacro、micro…まあ、味の方はラーメンとは完全に別で、つけ麺原点は王道の魚介豚骨、つけ麺macroは柑橘系と辛味のある味、つけ麺microはにんにくと生姜を効かせた味になっているようです。
これら3種類の中から今回僕が選んだのはつけ麺原点。麺の量を特盛(400g)に増量して、さらにとろとろ極太チャーシューを追加して、気になるお値段は1091円+税(税込1200円)なり…
席についてから待つこと約10分、目の前に運ばれてきたつけ麺原点はこんな感じ。この画像ではわからないのですが、実はつけ汁の器の下で火が燃えていて、食べている途中でつけ汁が冷めてしまうというつけ麺共通の課題の克服がされているんですよね。この辺の気遣いはさすが!って感じがします。ただ、店内の空気の流れによっては炎が自分の方に向かってくるので、手を火傷しそうで少し怖かったです。
あともう1つ、ざるの上に盛られた麺の量は思ったほどではないかなぁ…ラーメン二郎のデフォルト麺量が300gであることを考えれば、二郎系・インスパイア系のビジュアルに慣れている人からすると物足りなさを感じてしまうかもしれません。
それはさておき、まずはつけ汁から一口…いわゆる「またおま系」の魚介豚骨と比べるとややライトな作りになっていて、それほどとろみもないし、豚の風味も程よい感じで、逆に魚介の風味が強めになっています。そんな中で醤油の甘みがほんのり感じられ、らーめん原点をふと思い出しました。メニューに書いてあった「人類みな麺類らしさ」というのは、この味付けのことなのかもしれないな…と思いました。
これに対する麺は、色的にはおそらく全粒粉入りの平打ち系極太麺。一本つまんですすってみましたが、かなりコシが強い剛麺になっています。この麺、一般の麺より1.5倍ほど長く製麺されていて、人によっては食べにくさを感じるかもしれません。そんな時は、つけ麺と一緒に出てくるハサミを使って麺をチョキチョキ刻んでみてくださいな。
続いてこの麺をつけ汁に浸して食べてみたのですが、麺の表面がツルッとしているのと、つけ汁がサラッとしていることで、麺とつけ汁の絡みはあまり良くないかな…麺が細いラーメンだと全然気にならないはずですが、やっぱりつけ麺の極太麺だとこのあたりは誤魔化せなくなりますね。あと、食の後半になると段々ですがつけ汁がぬるくなっていきました。冷たくなるところまではいかなかったのですが、やっぱり下で火を焚いていても完璧な保温にはならないようです。
さて、このつけ麺のトッピングには低温レアチャーシュー2枚と…
とろとろ極太チャーシューが1個ついてくるのですが、このとろとろ極太チャーシューは秀逸でした。画像では伝わりにくいと思いますが、多分楽々5cm四方くらいの大きさがあって、大きさだけで言えば二郎系・インスパイア系の通称・豚をも凌ぎます。食べてみたら実際「とろとろ」まではいかなかったのですが、しっかり柔らかくなるまで煮込まれていて、赤身の旨味がギュッと詰まっていて…このチャーシューに限って言えば、本店のラーメンについてくる極厚チャーシューの上を行っているように個人的には思います。
こんな感じでつけ麺原点を完食してお店を出ようとしたのですが、最後に大きな想定外がもう1つ。女性店員の接客態度があまりにも…でした。詳しいことはここには書きませんが、今まで多くの人類みな麺類系列店に行ってきて初めての対応で、直前まで食べていたつけ麺が「美味しかった」と感じられなくなってしまいました。まあ、食べ歩きを続けていればこういうこともたまにはあるわけですが、正直このお店にはもう行くことはないだろうな…
線路の向こう側の本店は相変わらずの大盛況…人類みな麺類 つけ麺専門店へのアクセスは、最寄り駅の阪急京都線・南方駅から徒歩1分
そんなわけで、この人類みな麺類 つけ麺専門店についてはこれ以上ここで書くことはないのですが、一方で線路の向こう側にある人類みな麺類 大阪本店はこの日も相変わらずの大盛況でした。ラーメンの味については言わずもがなで、今まで何回も利用して変な接客をされたことはないし…目新しいものはあまりないかもしれませんが、確実に気分良く美味しいものが食べられるという安心感がありますよね。今回のつけ麺専門店は接客を除いても少し「う〜ん…」と思うようなところが多かったし、営業日や営業時間も短いので、少なくとも今のところは過度な期待はしない方がいいように思います。
それでは、お店の詳細です…
人類みな麺類 つけ麺専門店 5点満点中
住所:〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島3丁目17−5 リバーボール 1階
電話番号:非公開
営業時間:11:00-15:00
定休日:月・火・水曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
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