【注】このお店は令和6年1月27日より「人類みな家族」と店名を変更、現在UNCHIグループによる家系ラーメンの店として営業中です。
大阪で行列の絶えない人気店として名高いラーメン店・人類みな麺類が、2020年11月に別館をオープンしました。別館の場所は本店の西側3軒隣で、阪急南方駅のみなみ西改札口を出てすぐなので、さらにアクセスが良くなりました。
しばらくお店から足が遠のいていた僕ですが、今回チャンスがあって久しぶりに南方へ行ってみると…
本店と別館のツインエンジンで人類みな麺類の行列問題は一気に解決!今までよりもはるかに待ち時間短く絶品醤油ラーメンにありつけます
水色のビルの1階に強引に木材を合わせたような、ちょっと目立つラーメン屋がありました。本店と同じく看板を設置していないので、最初は「ここが人類みな麺類の別館?」と一瞬戸惑ってしまいましたが、大雨の日にも関わらず大盛況だったので「まず間違いない」と確信して入店しました。
店内は本店と比べると倍以上のスペースがありました。全体的にウッディーに統一されたおしゃれな店内に大型ディスプレイが5つ設置され、ミュージシャンのライブ映像が流されています。でも本店のようにミスチル一辺倒ではないようで、ミスチルファンの人は「なんで?」と思うかもしれません。
お店の奥側に広々とした厨房があって、かなり店員さんが働きやすそうなお店になりました。その厨房をコの字状に囲んでカウンター席が18脚、その手前側にも水槽を中心にしたカウンター席が12脚あります。
本店と合わせて最大で60人くらいの人が席に着けて、ラーメン提供能力も倍になったわけですから(一部フードブログで「本店は閉店中」とありますが、今は本店もちゃんと営業しています)、そりゃあ長蛇の行列問題は改善しますよね。まあ、雨による影響は差し引いて評価しないといけませんが…
もちろんメニューもお値段も本店と一緒!どちらのお店を選ぶか…その基準は「あなたがミスチルファンかどうか」だけ
もちろん、人類みな麺類 別館のメニューもお値段も本店と一緒。独特の甘味と鰹節の風味を生かした「らーめん原点」、醤油の良いところも悪いところも全部強調した「らーめんmicro」、そして対照的に薄味あっさり目で貝出汁を効かせた一番人気の「らーめんmacro」…サイドメニューの種類もお値段も本店そのままです。
もしあなたがミスチルファンならば、迷うことなく本店の方に足を運ぶべきでしょう。でも、店内のBGMにこだわりがなくて、ただ美味しいラーメンが食べたいのであれば、本店と別館の両方を眺めてみて、空いてそうな方のお店に入ればいいのではないでしょうか。
らーめん原点:独特の甘味と鰹節の風味を生かしながら麺の個性を強調…味もリニューアルして新たな味を探求か?
この日の僕が注文したのは、人類みな麺類の3種類のラーメンの中で僕が一番好きな「らーめん原点(お値段 税別800円)。ちょっと景気良く煮卵トッピング(お値段 税別50円)をつけてみました…
正面からみると、人類みな麺類の代名詞とも言えるチャーシューのインパクトが弱いように見えますが…
このようにチャーシューの分厚さはピカイチですし、実は刻みネギの下にもチャーシューブロックが隠れていて、かなりお得な気分になりました。
では、早速スープからいただきます…芳醇な鰹出汁の風味と醤油の甘味がウリのらーめん原点。でも、前よりちょっと薄味になってません?これは単なる味のブレなのか、それとも味のリニューアルなのか…純粋に醤油ラーメンとしては相変わらず絶品なのですが、僕はもう少し味が濃い方が個性が強くて好きですね。
これに対する麺は、お馴染みの全粒粉入りストレート中太麺。独特のツルツルした表面の舌触りと、もちっとした食感と最後の歯切れの良さは健在!スープが薄味になった分、麺の特徴がより強調されているような気がしました。スープよりも麺の旨味を楽しみたい人にとっては、今回のようにスープ薄めの方が良いのかもしれません。
煮卵は箸でつつくだけでわかる中のレア状態。案の定、卵を割るとオレンジ色の濃厚な黄身がとろ〜っと出てきます。この黄身を醤油スープとブレンドさせて口に入れると…もうたまりませんな。たったの50円プラスでこの至福の時が楽しめるなんて、今無事に生きていることを神様に感謝しなければなりませんね。
今回のらーめん原点は僕の期待からはちょっとズレているところがありましたが、行列覚悟で食べる価値のある一杯であることには変わりがないと思います。別館の登場で待ち時間もだいぶ解消されそうですし、別館の見学がてら人類みな麺類に足を運んでみてはいかがでしょうか?
豚丼:人類みな麺類自慢のチャーシューがほぐしチャーシューとなってご飯の上に…一見オーソドックスでも、肉が違えばお馴染みの味もまた変わる
サイドメニューからも一品ご紹介しましょう。らーめん原点と一緒に注文した豚丼、お値段は税別で250円(15時までのランチタイムは200円に割引)とお値打ち価格です…
人類みな麺類自慢のチャーシューがほぐしチャーシューとなって白ご飯の上にたっぷりと…そこに刻みネギとマヨネーズがかかって、もう濃厚な味しか想像できないビジュアルを呈しています。
ほぐしチャーシューとマヨネーズのコラボは他店ラーメン屋でもお馴染みですが、やっぱり元のチャーシューが違えば味わいも変わります。とにかく肉が柔らかい…醤油だれとマヨネーズの組み合わせでねっとり濃厚な味わいで、単にラーメンのお供にするのがもったいないくらい。
このチャーシューをテイクアウトできたらいいのに…自宅でこのチャーシューを使ってチャーシュー丼作れたら、世の中の肉好きの人がもっともっと幸せになるんじゃないかなぁ?
人類みな麺類で始まった平日限定の朝ラーメン、そのお味はいかに?
人類みな麺類の別館では、平日朝7:00〜9:00の2時間限定で朝ラーメンを提供するようになりました。お値段 税込650円。サブスクリプションという新しい試みも導入されていて、会員になると1杯500円で食べられるようになります。
朝ラーメンは日中とは違い、店内の券売機で食券を購入して注文します。追加トッピングもこの時一緒に食券を買って注文します。
今回僕は、トッピングなしのデフォルト状態の朝ラーメンを注文。こんな感じで、醤油ラーメンを覆うように大きな海苔が1枚トッピングされています。
この海苔の下には、刻みネギとほぐしチャーシューが隠れています。控えめではありますがトッピングもあって、朝からちょっと嬉しい気分になります。
で、肝心のお味ですが…らーめん原点と同じ甘めの醤油味ですね。朝だからといって味の変更なし。味が濃くて朝からちょっとキツい…と感じる人もいるかもしれませんが、原点のスープの旨味を朝から思いっきり感じられるという意味では、らーめん原点好きの僕としては嬉しいですね。
最初僕は貝出汁のらーめんmacro系で来るのかと思っていましたが、予想は大外れ。でも、らーめん原点がお得な値段で食べられると思えば、目から汗が流れる人もきっといるはずです。近くに住むラーメン好きの学生さんなんかにはピッタリじゃないでしょうか?毎日朝ラーしてから大学へ…というのも、なかなかオツな生活かもしれません。
今後はこの別館をメインに営業?人類みな麺類 別館は、最寄り駅の阪急電鉄・南方駅のみなみ西改札口目の前
現在人類みな麺類は本店と別館の両方で営業しているのですが、スペース的に別館の方がゆったりしているし、今後は別館メインの営業(そしてゆくゆくは現・本店の閉店)という流れになっていくかもしれません。そうしたら、また大行列になるのかなぁ…わかりませんが、少なくともお店が広々としたことについては僕たちにとっても大歓迎ですよね。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
人類みな麺類 別館 5点満点中
住所:大阪府大阪市淀川区西中島1丁目12-13電話番号:06-6309-9910
営業時間:平日 7:00-9:00、10:00-翌3:00、週末 9:00-翌3:00(金・土は翌4:00まで営業)
定休日:無休
駐車場:なし(近隣のコインパーキングを利用)
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
P.S. 大阪で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
P.P.S. 人類みな麺類で修行された人が、京都でオマージュ系のラーメン屋を開いています…
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