令和6年2月現在、全国と海外を合わせて全部で86店舗を構える、豚骨ラーメンの一大チェーン店・一蘭。その発祥である一号店は博多から少し南に下った那の川にありますが、中洲川端に12階建ての本社ビルが完成したのを機に、平成11年10月から本店の機能がこちらに移りました。
以後、世界中にある一蘭を束ねる中心的な役割を担って営業を続けている一蘭 本社総本店。実はこのお店は24時間営業しているので、特に何としても博多で豚骨ラーメンを食べたいと願っている旅行者にとってはめっちゃありがたい存在なんです。そんな博多豚骨ラーメンファンにとっては聖地とも言えるこのお店で、例えば朝ラーメンして1日の活動を始めるって最高じゃないですか?そんなことを思い描きながら、博多滞在中のとある日にめっちゃ早起きして、朝5時過ぎに一蘭 本社総本店へ向かったのですが…
めっちゃインパクトのある12階建てのビルだけど、店舗として利用しているのは1階と2階のみ…一蘭 本社総本店はこんなお店
明治通りを天神から呉服町方面に向かって歩いていくと、通りの左手に「こだわりたい美味しさがある」と書かれた赤いビルが見えてきます。ここが一蘭 本社総本店のある一蘭本社ビル。この建物、以前はビジネスホテルとして使われていたんだそうな。確かに、そんな感じに見えますよね?
でも、これだけ大きな建物が全て店舗なのかというと、実はそうでもありません。店舗として利用しているのはこのビルの1階と2階のみで、あとは会社として利用されているみたいです。客席は1階と2階を合わせて40席。どちらも味集中カウンターのみで、テーブル席や個室などといったグループ用の客席はありません。
まあ、普通にラーメン屋として考えれば、そんなもんですよね。このビル全部が店舗だったら、ラーメン業界にとってものすごい夢のある話だと思ったのですけどね…
全国にある一蘭の中心地・一蘭 本社総本店で、朝ラーメンとして天然とんこつラーメンを食す
それでは、今回僕が一蘭 本社総本店で注文した天然とんこつラーメンをご紹介。というか、ラーメンメニューがこれしかないですからね。本当は「本社総本店限定メニューなんてものがあったら…」と期待していたんですが…まあ、こればっかりは仕方ないですな。ちなみに、今回のカスタマイズはこんな感じ…
前回のノーマルからちょっとアレンジを加えて、油こってり、ニンニク1片分追加しました。オーダー用紙を提出してから「油こってり」で注文したことをちょっと後悔したのですが、元祖長浜屋でも朝イチでベタナマを食べたし、まあ何とかなるでしょう…
注文してから待つこと約5分、目の前に天然とんこつラーメンが着丼となりました。「油こってり」をちょっと後悔してたけど、見た目には一蘭 那の川店で注文したどノーマルとあまり変わらないかなぁ…そうそう、今回少しでもアレンジを加えたくて「オスカランの酸味」なるものも一緒に注文したのですが、それについては後ほど紹介しますね。
それでは早速、スープを一口…朝からオイリーなスープを飲んだ時、かなりキツく感じる人と舌が寝ぼけていてそうでもなく感じる人に分かれると思うのですが、僕はどうやら後者のようです。まったりした口当たりで豚の旨味はしっかりありながら、油はほとんど気になりません。これまた鼻が寝ぼけているからか、以前ほんの少しだけ感じられた豚骨臭は全くなく、代わりにほんのりニンニクの香りがふわっと漂ってきました。眠気から覚めた日中に食べたらまた印象が変わるかもしれませんが、今回のスープは個人的にドンピシャのように感じました。
これに対する麺は、今回茹で加減を硬めでお願いしました。一口すすってみると、「硬い」というより「生」に近い食感でした。あくまで好みの問題ですが、僕にはこの茹で加減は合わないかなぁ…ただ、極細麺なので少し放置していればスープを吸ってすぐに柔らかくなるんですけどね。
さて、ラーメンにアレンジを加えるために今回追加した「オスカランの酸味」。黒酢をベースにした一蘭オリジナルのお酢のようですが、朝イチの寝ぼけ舌だったこともあり、黒酢との細かい味の違いはわかりませんでした。ちょびっとだけ入れると、確かにスープの味がまろやかになって、味の印象がちょっと変わりますね。入れすぎると酸味が強くなりすぎてしまうので、少量ずつ味を確かめながら入れる方がいいと思います。
こんな感じの一蘭 本社総本店の天然とんこつラーメン、一言で表現すれば「安定の味」でしょうか。全国どこで食べても同じクオリティのラーメンが食べられるという安心感がありますし、その意味ではやっぱり重宝するお店だと再確認しましたね。
ただ、たまにはちょっと違う味のラーメンを食べたいと思うことも事実。贅沢な要求であることは重々承知ですが、本店ならではの何かがあれば嬉しいですね。ちなみに、支店の中には「釜だれとんこつ」などのオリジナルラーメンを提供しているところもあるようです。そして大阪・難波には「100%とんこつ不使用ラーメン」という、豚骨ラーメン専門店とは思えないメニューを提供するお店が…今後はそんな支店を巡って、一蘭の別の味を試してみようかなぁ…
お土産用ラーメンを通販やふるさと納税でお取り寄せできます…一蘭 本社総本店へのアクセスは、最寄り駅の福岡市地下鉄空港線・中洲川端駅から徒歩1分
そんな一蘭ではカップ麺や焼きラーメンなど様々な商品の開発も行っているのですが、そのうち乾麺タイプのストレート麺5食入りの商品は通販やふるさと納税を使ってお取り寄せもできます。お値段は一箱2500円程度とお手頃ですし、ふるさと納税を使えば(条件が合えば)実質タダで一蘭のラーメンを手に入れることができます。自宅でラーメンが食べたくなった時の保存食として購入してみてはいかがでしょうか?下に通販・ふるさと納税用のリンクを貼っておくので、もしよろしければお使いください。
それでは、お店の詳細です…
コメントを残す