本家あべや｜秋田の比内地鶏専門店による究極の親子丼…お味はいかに？

比内地鶏、名古屋コーチン、薩摩地鶏。親子丼好きなら、これら日本三大地鶏を使った親子丼がどんな味なのか、気にならないはずがないですよね？

今回はその三大地鶏の中でも、比内地鶏を使った親子丼を食べさせてくれるお店のご紹介です。「少しでも本物に近いものを」と思って、はるばる秋田にまで足を運んできました…

本家あべや｜本場・秋田の比内地鶏専門店が提供する究極の親子丼、果たしてそのお味はいかに？

本家あべやは、比内地鶏の本場である秋田県大館市から、厳しい基準をクリアした新鮮な比内地鶏のみを使った料理で知られるお店。比内地鶏の生産責任者と直接取引をしていて、偽物も多い地鶏業界の中でも安心して食事できるお店の1つです。

その本家あべやさんの秋田店は、秋田県立美術館の隣というなんとも上品なロケーションにお店を構えています。店内は広々としていて、客席は60席くらいあるでしょうか。夜は居酒屋としても営業しているので、比内地鶏の焼き鳥やきりたんぽ鍋を片手に純米酒をクイッ…なんて楽しみ方もできそうなお店です。

比内地鶏の本場・秋田で完全20食限定メニューの比内地鶏親子丼「極」を食す

では、早速本家あべやによる比内地鶏の親子丼をご紹介しましょう。この日のランチで注文したのは、完全20食限定メニューの比内地鶏親子丼「極」きわみ（お値段 1500円＋税）。単品でも比内地鶏スープと秋田美人豆腐、いぶりがっこがセットで付いてきますが、これを「極」御膳（お値段 2045円＋税）にアップグレードすると比内地鶏のもつ煮込みと比内地鶏たまごプリンもついてきます…

十字架のようにご飯の上に横たわる比内地鶏のもも肉。表面は軽く炙られていて、食べなくても香ばしさが伝わってくるようです。その中央には三つ葉が添えられているのですが、その下に隠れて半熟状態の卵が1個。さらに丼全体にとろっとろの黄身と白身の卵とじ…これ、見ただけで絶対美味い！ってわかるやつです。

では、4切れあるもも肉から実食といきましょう…食べる前から予想された香ばしさに加えて、肉の強烈な弾力があごを伝って脳に強烈な信号を送ってきます。これは今まで経験したことのない、ものすごい弾力です。一応断っておきますが、肉が硬いのとは全然違いますよ。俗に言う「身が締まっている」って本当はこの状態を指すんだろうな…と自分の頭の中で納得するような弾力の強さなんです。

そんな強烈な食感の鶏肉が、この4切れ以外にも卵とじの中にわんさか…卵の中に埋もれているダイス状の鶏肉が、ふわとろ卵にとろけかかった僕の脳みそを一気にシャキッと引き戻す…その感覚が楽しくて、親子丼をかき込むスプーンの回転がどんどん激しくなっていきます。

一方のふわとろ卵とじに使われている出汁は、鶏の旨味濃厚でありながら塩分控えめで、卵の自然な甘味が活きる味付けになっています。セットで出てくる地鶏スープも、意外にも見た目は透き通っていながら味は超濃厚。この親子丼セットだけで、比内地鶏の美味さは十分すぎるほど堪能できます。本家あべやの比内地鶏親子丼、めっちゃおすすめです。

東京駅周辺や神楽坂、静岡にも支店を展開中…本家あべや秋田店へのアクセスは、最寄り駅のJR秋田駅から徒歩7分

そんな本家あべやさん、本記事執筆時点で東京駅に2店舗（北町ダイニング店、KITTE GRANCHE店）、神楽坂店、msb田町店、静岡店と本家あべや名義で5店舗の支店を運営しています。加えて主に居酒屋として営業する系列店「秋田純米酒処」が東京駅、恵比寿、田町に3店舗あります。

ネットで調べる限り、本家あべやの各支店だけでなく秋田純米酒処でも比内地鶏の親子丼は食べられるようです。もしあなたにもチャンスがあったら、ぜひ一度本家あべやで比内地鶏の親子丼を食べてみてください。きっと今まで味わったことのない親子丼が食べられると思いますよ。

それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…

P.S. せっかく秋田に来たのなら、ぜひこれも食べていってください。超おすすめですよ…