葉隠うどん…なんか佐賀県にありそうなネーミングのうどん屋さんですが、このお店は福岡の博多駅南にお店を構える、昭和61年創業の歴史あるうどん専門店。博多うどんの特徴である「コシのないふわふわな麺」を提供するお店の代表格として知られていて、夏の博多滞在中に「そろそろ典型的な博多のコシ抜けうどんを食べたいなぁ…」と感じてホテルから近いこのお店に行くことに決めました。さて…
2014年のミシュランガイド福岡でビブグルマンに認定…葉隠うどんはこんなお店
僕がこの日に葉隠うどんに到着したのは午後の14:30頃。もうすぐ昼の営業が終わりそうな時間帯に駆け込みでの訪店になりました。そんな中途半端な時間だったにも関わらず、お客さん多かったですね。さすがに店外の行列はなかったですが、店内にある21席ある客席は満席状態で、さらに店内で席に案内されるのを待っている人が数名…僕の後にも続々とお客さんやって来るし、「本当に15時で営業終われるのかな?」とこちらが心配になるくらいでした。
それもそのはず、葉隠うどんは2014年発行のミシュランガイド福岡でビブグルマンを獲得したことがある実力店。国内でも食べログのうどんWEST百名店を何度も受賞しているなど、輝かしい実績があるお店です。きっとランチタイムのピークに来ていたら、ものすごい行列になっていたんでしょうね。まあ、うどん屋さんはお客さんの回転も早いので、見た目ほど待ち時間は長くないのかもしれませんが…
博多を代表するうどんの名店・葉隠うどんで定番の肉ごぼううどんを注文…そのお味はいかに?
さてさて、今回僕が葉隠うどんで注文したのは、博多うどんの定番メニュー・肉ごぼううどん(お値段 税込730円)。注文してからほんの1〜2分、駅にある立ち食いうどんのレベルであっという間に注文したうどんが目の前に運ばれてきました…
ごぼう天と牛肉、そして刻みネギで丼の中が見えなくなるほど具だくさんの肉ごぼううどん。この一杯で十分にお腹が満たされそうなボリューム感がありますね。
それでは、早速お出汁からいってみましょうか…見た目の透明感そのままの薄味で、甘さと鰹節系の出汁がふんわりと感じられます。でも、ここに牛肉の旨味が溶け込んでくるので、特に食の後半になっていくほどお出汁にコクが加わってくるんですよね。この自然なお出汁の味変が、肉ごぼううどんを食べる醍醐味の1つと言ってもいいかもしれません。
一方これに対する麺は、牧のうどんの太麺とは違って平麺なんですね。口の中に入れると、期待通りのコシ抜けふにゃふにゃ状態。今の世の中、讃岐うどんの影響でうどんにコシが求められているような気が勝手にしているのですが、それとは対極的なこのうどん、すごくインパクトありますね。でも驚いたのはこの先で、このうどん、めちゃくちゃ喉越しがいいんです。全然喉に引っかかる感覚がなく、スルリと胃袋に落ちていく感じ。ここまで喉越しが良いうどんは、過去に食べたものの中にもほとんど記憶がありません。
さて、トッピングのごぼう天に話を移しましょうか。このごぼう天、衣が多くてパリッパリに揚がっています。一方その中のごぼうは紙のようにペラペラで、正直ごぼうの風味はあまり感じられません。でも、衣のパリパリ感がなんかスナック菓子を食べているような感じがして面白かったですね。まあ、これならごぼうがなくてもいいという気がしなくもないですが…
こんな感じで、葉隠うどんの定番メニュー・肉ごぼううどんを完食して退店。想像通りの博多うどんを堪能できて満足でした。僕の勝手なイメージですが、腰抜けうどんってどことなく家庭的な印象もあるので、これから定期的に思い出して食べたくなりそうです。特に最近はどこに行ってもコシのあるうどんばかりなので、ここまでふにゃふにゃのうどんが食べられるお店って逆に希少感がありますね。うどん好きなら、博多に行くチャンスがあれば一度は試してみるべきじゃないかな…と思います。
葉隠うどんのその他のメニュー例(値段は税込)
- かけ 380円
- たぬき 450円
- 月見 480円
- 丸天 480円
- 釜揚げ 530円
- えびかき揚げ 550円
- 鍋やき 800円
テイクアウトができるという情報も…葉隠うどんへのアクセスは、最寄り駅のJR博多駅から徒歩12分
そんな葉隠うどんですが、地元のネット記事に電話でテイクアウトを受け付けているという情報があります。もし本当にテイクアウト可能なら、電話で時間調整できるので待ち時間を短縮できていいですよね。特に博多駅の南側に滞在する時は、昼食や夕食用にお持ち帰りも便利だと思います。チャンスがあれば、一度試しに下の番号に電話してみてはいかがでしょうか?
それでは、お店の詳細です…
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