2018年神戸三宮にオープンした人気カフェレストラン・ダイニングソシアル(Dining Social)のモーニングが映えるとの噂を聞いて、とある週末の朝に行ってきました。お店があるのは、神戸でも異国情緒が漂うエリアとして有名な北野坂。スマホを片手に、駅から北野異人館街の方向に向かって北野坂を登っていったのですが…
圧倒的な女子率に慄く…神戸の人気カフェレストラン・ダイニングソシアル(Dining Social)はこんなお店
Googleマップとにらめっこしながら歩いていたのに、ダイニングソシアルを見つけられずに通り過ぎてしまったんですよね…北野坂を登る方向に歩いていくと、お店はちょっと見つけにくいです。というのは、お店の入り口が進行方向とは逆向きについているからなんです。一旦お店を通り過ぎて、逆向きに坂を下る方向に歩くと入り口を見つけられました。
ダイニングソシアルがあるのは、日本初の会員制喫茶店として知られているにしむら珈琲店北野坂店のちょうど斜め向かいあたり。赤煉瓦造りの洋館が左手に見えてきたら、その反対側の建物を注意して探してみましょう。
観葉植物が飾られたエントランスを通ると、店内にはカウンター席が6脚と2人がけテーブル席が7卓、一番奥に4人がけテーブル席が1卓配置されていました。都会的でスタイリッシュな内装で、ちょっと高級感があるというか、少し大人な雰囲気があって、ゆったり寛ぐというよりは気分を高揚させるために使うといい感じ。飲食は中学生以上と入店制限をかけていることからも、お店側が大人っぽい雰囲気を大切にしているのがわかります。
ただ、女子率の高さは僕の当初の想像をはるかに超えていました。店内を見渡す限り女性ばかり…というか、この時がたまたまだったのかもしれませんが、僕以外のお客さんは全員女性。店員さんも、店の奥でフライパンを持っている1人以外は全員女性。なんでしょう、この圧倒的アウェー感…この雰囲気の中に男だけで飛び込むのは、結構勇気がいりますね。
見た目の高級感も相まって、男性客にとっては少し心理的負荷が高いお店のように感じました。できればパートナーを連れてやって来るのがいいと思います。
モーニングメニューからホテル並みのお値段…優雅な神戸の週末はダイニングソシアルでのリッチな朝食から
さて、ダイニングソシアルで食べられるモーニングメニューをご紹介しましょう。お店の入り口にモーニングメニューが貼ってあって…
これを見て「オムレツのあるコンチネンタルブレックファーストにしようかな…」と思いながら入店したら、もう1枚別のメニューを渡されました…
なので、この日のダイニングソシアルのモーニングメニューは…
- 厚焼き玉子とクリームチーズのサンドイッチ 1100円
- コンチネンタルブレックファースト 1375円
- イタリア産生ハムとブルサンチーズのタルティーヌ 1430円
- エッグベネディクト 1650円
- イタリア産生ハムとマスカルポーネ 1650円
- 自家製ツナとほうれん草、マッシュルームのクレープ 1650円
の全部で6種類(値段は税込)。モーニングメニューにも関わらず、すべてがお値段 1000円超えの現実にも少しビックリ。これって、それなりのレベルのホテルで食べる朝食並みの価格設定ですよね。
でもまあ、たまにはこういう朝食もいいのかもしれません。特に、一日を朝からハッピーに過ごしたい時には。仕事を頑張ったご褒美に、週末の朝をダイニングソシアルで優雅にスタート…週末の過ごし方のクオリティーが上がれば、その次の週の仕事のパフォーマンスにも好影響が出るってものですよね。
エッグベネディクト:噂通りのインスタ映えするビジュアル…でも、肝心のお味はどうなの?
この日の僕が注文したのはエッグベネディクト。「そういえば、エッグベネディクトって3年前に名古屋のイタリアンレストラン・マカロニで食べて以来だなぁ…」ということで注文となったわけですが、当時のマカロニの倍以上するお値段のエッグベネディクトってどんな感じなんだろう…
注文を済ませて数分後、まずは本日のスープが運ばれてきました。この日のスープはコーンスープ(温かいものと冷たいもののどちらかを選べます)。さらっとした少し薄めのスープを口に含むと、ふわっと柑橘系の香りが口から鼻に広がってきます。
続いて運ばれてきたのが、こちらのサラダ。透明なグラスに入って出てくるって、なかなかお洒落じゃないですか?神戸で栽培された新鮮な生野菜とポップコーン、葡萄などの具材がカラフルで、きちんと画像を残せばこのサラダもSNSで映えそうですね。グラスの底には柑橘系のドレッシングが入れられていて、これを全体にかき混ぜることによってフルーティーに野菜をいただけます。シャキシャキ食感の生野菜はやっぱり美味い!ただ正直言うと、グラス入りのサラダはちょっと食べにくい…
そしていよいよメインの登場か?と思いきや、このタイミングでコーヒーが出てきました。これは予想外。単に店員さんの時間効率の問題?それとも、別に何かお店からの暗黙のメッセージがあるんでしょうか?
好みのドリンクのタイミングは人それぞれですが、僕としてはやっぱり食後がいいかなぁ…ということで、このコーヒーはしばらく放置。せっかくのコーヒーが冷めてしまうけれど、メインの前にコーヒーを飲むと食欲が萎えてしまうので、それも止む無し。
コーヒーが届いてから数分後、ここでメインの登場です。卵黄がたっぷり使われたと思われるソースの黄色にベイクドトマトの赤、付け合わせ野菜の緑と、確かにこれはインスタ映えしますね。僕の写真のテクニックは終わってるレベルなので、その映えをうまく伝えることはできないかもしれませんが、そんな僕が撮ってもそれなりの見た目には見えてしまうので、ダイニングソシアルさんの盛り付けのテクニックは素晴らしいとしか言いようがありません。
まずは頂上の卵にだけ入刀。中から卵黄がとろっと流れてきます。これももうお約束の画像ですな。
さらに全体にナイフを入れると、断面はこんな感じ。トーストされた硬めのパン生地が2枚、サンドウィッチのように積み重なっていて、その間にアボカド、上にほうれん草とベーコン、そして頂上に半熟卵という構造になっています。
では、実食…卵黄のコクがねっとり濃厚なソースは若干の苦味があって大人の味。続いて焦げた小麦と厚切りベーコンの香ばしい香りがふわっと広がって、熟したアボカドのクリーミーな食感があって…と、一口で様々な味を楽しめます。これもまた「よく考えて作られているなぁ…」と感じます。ただ、ナイフの切れ味が良くなかったからか、サラダと同じくちょっと食べにくかったです。イラっとするほどではないんですが、ちょっと気になりますね…
こんな感じのダイニングソシアルのエッグベネディクト、そのデザイン性や味付けには朝からお金をかける価値は十分にあると思います。ただ、味とは別のところで気になるところがいくつかあったので、次に行くときにその辺りが改善されていると嬉しいなぁ…
ランチタイムには予約がベター…ダイニングソシアルへのアクセスは、最寄り駅のJR神戸線・三ノ宮駅(阪急電鉄・神戸三宮駅)から徒歩9分
そんな神戸の人気カフェ・ダイニングソシアル、やはりランチタイムの混雑時には予約をしておく方がいいようですね。特に週末は、予約なしで訪店すると1時間待ちはザラだとか。一方、僕が訪れた遅めの朝ごはんの時間帯なら比較的競争率が低そうです。11:30のランチ開始時間前にやってきて、ブランチとして食事を済ませてしまうのもありですね。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
ダイニングソシアル (カフェ / 三宮駅(神戸市営)、三ノ宮駅(JR)、三宮駅(神戸新交通))
昼総合点★★★★☆ 4.0
住所:〒650-0003 兵庫県神戸市中央区山本通1丁目7−15 東洋ハイツ
電話番号:078-585-6488
営業時間:9:30-18:00(11:30からランチ、15:00からティータイム営業)
定休日:金曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:可
P.S. 兵庫で居心地のいいカフェをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
コメントを残す