今回やって来たのは、阪急高槻市駅から徒歩4分の場所にある中華料理店「祥来」。繁華街とは逆の方向に駅を降りて南東へ。国道171号線を渡ったところにある、ごく一般的な庶民のお店です。
なぜそんな普通の中華料理屋にやって来たかというと、ここは大阪の麻婆豆腐好きにはちょっと知られた有名店なのです…
遠方のお客さんが通い詰める高槻の中華料理 祥来:美味しいと話題の麻婆豆腐はなぜか「激辛で甘い」
なんでもこのお店、わざわざ遠方からでもお客さんが食べに来ると話題の麻婆豆腐があるのだとか。なるほどメニューを見ると、普通の麻婆豆腐とは別にもう一種類「赤鬼麻婆豆腐」なるものがありますね。こいつが今日のターゲット。値段も普通の麻婆豆腐よりはちょっとお高めの1人前800円。
でも、さすがに麻婆豆腐単品で注文を終わらせるわけにはいきません。やっぱり麻婆豆腐は、ホカホカの白ご飯の上に乗せてかきこみたいですよね。そこでメニューをめくってライスを探していると…目に入ってしまいました。「唐揚げ定食」の5文字。自称唐揚げ党としては、見つけてしまった以上こいつを外すわけにはいきません。
というわけで、赤鬼麻婆豆腐プラス唐揚げ定食という意味不明の組み合わせで注文完了。「本当に全部食べられる?」と心配げなマダムの声をよそに、料理が揃うまでしばしの読書タイム…
まさに地獄のビジュアル!でも食べると意外に優しい…不思議な味の赤鬼麻婆豆腐
それから待つこと約10分。まずは土鍋になみなみと注がれた赤鬼麻婆豆腐が運ばれます。
まずは上の画像をご覧ください。グツグツと煮えたぎった真っ赤な麻婆豆腐。角切り絹ごし豆腐とともに浮かび上がる大量の鷹の爪。「赤鬼」の名に恥じない、地獄の海を想起させるようなルックスです。
覚悟を決めて、まず一口…とレンゲですくって口に近づけるのですが、口に入れる前からむせ返ってしまうほどの強烈な香り。きっと赤唐辛子のみならず、山椒などのスパイスもタップリと入っていることでしょう。辛いのが苦手な人や子供には、とてもおすすめできません。
でも不思議なことに、そこから一歩レンゲを進めて口の中に入れると、口の中全体に広がるのは辛さよりも、何とも言えない甘さ…言葉で表現するのが難しいのですが、砂糖でつけたような安易な甘さではなく、旨味が一緒になったインパクトの強い、それでいてサーっと引いてキレも良い不思議な甘さなんです。
これは確かにヤミツキになります。近くに住んでいたら通ってしまいそうです。めちゃくちゃカロリー高そうですし、簡単に太って身体壊してしまいそうです。
そうこうしているうちに、唐揚げ定食も運ばれてきました。これで、麻婆豆腐をご飯にからめて食べることができますね。
豊富な格安ランチメニューも人気の秘密:ボリューム満点の唐揚げ定食
さてさて、どちらかというと今回は脇役的存在の唐揚げ定食。680円と格安ですが、大盛りライスに山盛りサラダ、冷奴、スープに鶏卵大の唐揚げが5コとボリューム満点です。
ここの唐揚げは衣がとても薄く、軽く前歯を当てるだけでサクッと破れて、抵抗なくもも肉に到達します。もも肉はジューシーですが、下味を含めて味付けが薄めなので、備えつけの塩などをまぶして食べる方がいいでしょう。
高槻にある麻婆豆腐の名店「中華料理 祥来」へは、阪急高槻市駅から徒歩4分
さて、2品とも無事に完食したところで、店舗の詳細です。
夜は居酒屋として営業しているようです。店内のレイアウトはこのように和風の居酒屋ですが、オーナーは中国人で店内は中国語が飛び交う、その意味でもちょっと不思議なお店です。
P.S. 大阪で美味しい中華料理をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄ってみてください…
P.P.S. 中華料理 祥来の近くには、こんなお店もあります…
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