JR大阪駅の南側に、大阪駅前ビルという名の古くて大きな雑居ビルがあります。第1ビルから第4ビルまであって、上層階はオフィスとして利用されている一方、地下は金券ショップやパチンコ屋、居酒屋などが混在したちょっとレトロでディープなエリアになっています。
実はこの大阪駅前ビルの地下街、かなり美味しいお店が揃っていると大阪の食いしん坊の間では有名な場所なんです。その代表格とも言えるのが、今回ご紹介するぶどう亭という洋食屋さん。ここのハンバーグは海外でも評判で、キャリーケースを引いた外国人が行列に並ぶこともしばしばなのだとか…
高級ステーキ店プロデュースのハンバーグを求めて行列が…気になる待ち時間は?
ぶどう亭はロンという名の北新地の高級ステーキハウスが運営する日本的洋食レストラン。系列店にグリル北斗星やグリル欧風軒といった人気洋食店を複数かかえ、洋食全般に関してかなりの情熱をもったお店であることがうかがえます。
ある土曜日のお昼過ぎ、ちょっと道に迷いながらも無事にぶどう亭に到着すると、店頭には7〜8人の先客が行列をつくっていました。ここから入店までの待ち時間は15分くらい。意外と短かったです。その間に店員さんがメニューを持って注文を取りに来てくれるので、着席してから食事が運ばれてくるまでの時間はさらに短縮されます。
店内にはカウンター席8脚と4人がけテーブル席が3卓。思ったよりコンパクトなお店です。場所柄かこの日のお客さんはビジネスマン風の人が多く、黙々と食事してさっさとお会計するような人が多かった印象。この日の僕がラッキーだったのかもしれませんが、あなたも見た目の混雑に惑わされずに行列に並んでみると、思ったより早く食事にありつけるかもしれませんよ。
ひとくちビフカツ&ハンバーグセット:洋食の人気メニュー2品のコラボメニュー、そのお味はいかに?
さて、数々の魅力的なランチメニューからこの日の僕が選んだのは、季節限定メニューのひとくちビフカツ&ハンバーグセット。ライスとスープはおかわり自由で、気になるお値段は税込で1150円なり…
やや小さめながらふっくらと焼き上がったハンバーグに、一口サイズのビーフカツが4切れ。高級ステーキハウスプロデュースなので、お肉もかなり上質のものが使われているでしょうね。
では、早速実食…ビフカツの断面を見ると割と肉厚なのがわかります。表面の衣はサクサクで、中の肉は弾力があって柔らか。そしてこれにかかるデミグラスソースは、濃厚なコクの中に甘味を感じる親しみやすい味。このソースだけでもご飯がスイスイいけちゃう気がします。
そしてぶどう亭自慢のハンバーグは…箸で割ってみるとこの肉汁!断面から噴き出すように出てきます。同じようなハンバーグでは京都にあるとくらのハンバーグがありますが、タイプとしてはそれに近いです。
箸入れした感触もふわっとしていて柔らかく、ひき肉の粒と粒の間の隙間というか、空気感が結構あるように感じます。その隙間にしみ込んだ肉汁と濃厚デミグラスソースが合わさって…あとはご想像におまかせします。
願わくば、このランチセットが1000円札1枚でお釣りが返ってきてくれたら…という感じですが、しっかりお腹いっぱいになるし、この値段でも全然文句はありません。梅田近辺でハンバーグが食べたくなったら、候補の1つとしてリストアップしても損はないと思います。
テイクアウトコーナーあり!ぶどう亭へのアクセスは、最寄り駅のJR東西線・北新地駅から徒歩2分
そんなぶどう亭では、テイクアウトにも対応しています。お持ち帰りメニューも結構充実していて、しかも店内での飲食の値段よりも安く食べられるようです。新型コロナのご時世、こうしたテイクアウトも上手に活用したいですね。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 大阪で美味しい洋食をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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