かつて「卵かけご飯の楽園」として崇められていた京都府亀岡市の人気店・弁天の里。令和4年8月末に惜しまれつつ閉店したものの、その翌年の7月1日にリニューアルして復活を果たしました。
5年前にお店を訪れた時に生卵食べ放題の卵かけご飯定食がたったの450円で食べられたのに衝撃を受けて、かなりの好印象で僕の記憶の中に残っていたお店。そのお店が復活したと聞けば、やっぱりまた行きたくなりますよね?というわけで、とある休日の朝、リニューアルオープンして1年経った新生・弁天の里に行ってきました。新しくなった弁天の里がどんな感じのお店なのか、この後ゆっくり紹介していきますね…
前店舗からいくつかの変更点あり…新しくなった弁天の里はこんなお店
さて、新しくなった弁天の里、リニューアル前の店舗とはいくつかの変更点があります。まずは営業時間。新店舗は週末金・土・日のランチタイムのみの営業ということで、平日の朝9時から営業を開始していた旧店舗と比べてかなり訪店のハードルが高いお店になっています。まあ、復活してくれただけでもありがたいと思うべきでしょうね。実際、お店の入り口には「人手不足のため…」と張り紙がされてますし、なかなか営業を続けるのが大変なのでしょう。このまま細々とでもいいから、ずっと続けて営業してほしいです。
続いてメインの卵かけご飯定食について。かつては税込450円で食べられたこの定食、今は890円とほぼ倍のお値段となっています。でも、かつては生卵のみおかわり自由だったのに対し、今の定食は生卵に加えてご飯もおかわり自由になっているので、ご飯を何杯もおかわりする人にとってはむしろコスパがさらにupと言えるのではないでしょうか。あと、卵かけご飯(TKG)に使う醤油にも変更があるのですが、それはこの後お話ししますので、このまま本文を続けてお読みください…
とある週末の開店前、新生・弁天の里の気になる行列の様子はこんな感じ…
僕が新生・弁天の里に到着したのが、とある週末の朝10時頃。閉店前の朝9:00開店が頭の中にあって、ブランチとしてTKGを食べに行ったのですが、開店時間の1時間前ですから当然お店はまだ準備中で、開店まで入口前でのんびり待つことになりました。
ちょっと驚いたのは、この時点ですでに僕より先に並んでいた人が3人いたんです。3人とも携帯用の椅子を持ってきていて、1時間待つ気満々の様子。食い意地張っている僕も、ちょっとここまではできません。それだけじゃなくて、隣の売店で買い物しているお客さんも行列の様子を細かくチェックしているのが伝わってくるんですよね。実際、10:30になった途端に一気にみんな並び始めて、あっという間に20人を優に超える長さの行列になってしまいましたから。
でも、この日はお店の神対応があって、公式の開店時間よりかなり早めの10:40過ぎにお店を開けてくれました。お店の奥にカウンターがあって、ここで会計を済ませて定食を受け取ってから席に移動します(事前の席取り禁止)。客席数はテーブル席のみの24席(すべて相席)。一巡目を逃したお客さんはカウンターから店内の左の壁に沿って並んで待機することになっていて、席が空き次第列の先頭のお客さんが会計をして定食を持ってその席に着くという流れになっています。店内に12〜13人くらい並ぶスペースがあるので、お店の外にも行列ができていたら、その時点でかなりの待ち時間が発生すると覚悟する方が良さそうです。
お値段は倍に跳ね上がったけれど…新生・弁天の里の卵かけご飯定食、実際試してみてどうだった?
それでは、新しくなった弁天の里の卵かけご飯定食(お値段 税込890円)をご紹介しましょう。画像はこちら…
ご飯と味噌汁、唐揚げ2個と昆布の佃煮がワンセット。これとは別に…
みずほファームの看板商品である葉酸たまごが3個ついてきます。この卵、スーパーで売っている卵の2.5倍も葉酸が入っているらしいです。食べれば食べるほど疲労回復。素晴らしいことじゃないですか。
早速この卵を割ってTKGを作成!となるのですが、この卵、殻がめっちゃ硬い…破るのにかなり苦労します。この殻の硬さからも、卵を産んだ鶏の状態が伝わってきますね。生卵食べ放題とは言え、卵の品質は文句なしの高さだと思います。
さてさて、新しくなった弁天の里の卵かけご飯定食、以前と変わったところをもう1つご紹介しましょう。それは味付け用の醤油。前はノーマル、にんにく風味、山椒風味の3種類の醤油が卓上に置いてありましたが、今は醤油は1種類のみ。加えて、最初使い方がわからなかった胡麻油が置いてありました。これを見て「う〜ん、味変なしかぁ…」と、僕もちょっとガッカリしたのですが…
他のお客さんが溶き卵に胡麻油を入れているのを見て、僕も試してみたんです。TKGに胡麻油、めっちゃ合いますね!この日一番の驚きでした。元々の葉酸たまごの濃厚な旨味に加えて、ごま油の香ばしい香りがふわりと漂ってきて…これはもう、自宅でのTKGでも絶対に試さなきゃ!と思いました。
ご飯と卵のおかわりは、カウンターに器を持っていけばすぐに対応してくれます(卵のおかわりは希望の個数を指定)。最終的にはこの1回の食事でご飯5杯と葉酸たまごを7個消費。多分、前の卵かけご飯定食よりコスパ上がったんじゃないかなぁ…そんなわけで、TKG大好きの大食いさんには弁天の里の卵かけご飯定食、めっちゃおすすめです!
弁天の里のその他のメニュー(値段は税込)
- 味噌汁おかわり 50円
- 唐揚げおかわり(2個) 150円
- 薬味3種(練り七味、にんにく唐辛子、にんにく柚子胡椒) 100円
- 鶏そぼろ 100円
- 韓国海苔 100円
- 葉酸卵のマヨネーズ 50円
隣の売店で葉酸たまごを購入できます…弁天の里へのアクセスは、阪急宝塚線・阪急池田駅から阪急バス東能勢線126系統 希望ヶ丘四丁目行きで牧バス停下車、徒歩6分
そんな弁天の里の隣では親会社であるみずほファームの売店(みずほファーム西別院店)が営業していて、卵かけご飯定食で使われている葉酸たまごを購入することができます。通常の卵と比べて2.5倍の葉酸を含んでいるので、日々の食事では不足しがちな栄養素を効率よく摂取することができます。卵かけご飯用の醤油も数種類売っているので、自宅で同じクオリティーの卵かけご飯を再現することも可能。せっかく遠出してきたのですから、葉酸たまごを含めていろいろお持ち帰りしてみてはいかがでしょうか?
それでは、お店の詳細です…
弁天の里 5点満点中
住所:〒621-0127 京都府亀岡市西別院町神地御手洗8−8
電話番号:0771-27-7118
営業時間:11:00-14:00
定休日:月曜〜木曜、年始
駐車場:あり
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
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