JR大阪駅の東側、曽根崎お初天神通りという商店街の中に「ゆかり」という名のお好み焼きの人気店があります。ここの名物メニューに5種類のチーズをふんだんに使ったフロマージュ焼というものがあり、これが数々のテレビ番組で大絶賛!断面からとろ〜り溶けたチーズが流れ出る様子は、インスタなどのSNSの格好の投稿ネタになっています。
そんなフロマージュ焼について「すごい人気だけど、どれだけ美味しいの?」と興味を持った僕は、実際に食べてみようと思い仕事上がりの金曜日の夜にお店に行ってきました。かなりの行列を覚悟してお店に向かいましたが、実際はどうだったかというと…
お好み焼き専門店と言うよりは、貸切宴会も可能な居酒屋っぽいお店…お好み焼ゆかり 曽根崎本店はこんなお店
僕がお好み焼ゆかり 曽根崎本店に到着したのは夜の7時ちょうどくらいだったのですが、この時点で店頭・店内に10人ほどの先客が入店待ちをしていました。並び始めてから入店までの待ち時間は10分くらい。金曜日の夜であることを考えると、思ったより混雑してませんでしたね。隣にある秋吉という焼き鳥屋さんの方が行列長かったです。実際僕、最初は間違えて秋吉の方の行列に並んでましたからね…
お店は2階建てになっていて、食べログによると客席は1階、2階ともに48席ずつと、かなり大箱の店舗になっています。2階の客席は貸切利用もOKで、宴会なんかにも使えるようです。お店のメニューを見ていても、お好み焼きだけじゃなくて鉄板焼き系やおつまみなども揃っていて、お好み焼きの専門店というよりは居酒屋的なお店じゃないかな…と思います。4名から利用できる飲み放題付きの宴会メニューもあるので、うまく活用すればかなりお得にアフターファイブが楽しめますね。
全国ネットのテレビ番組で大絶賛!お好み焼ゆかり 曽根崎本店の看板メニュー・フロマージュ焼を忖度なしで実食レビュー…
それでは、今回僕がお好み焼ゆかり 曽根崎本店で注文した看板メニューのフロマージュ焼(お値段 税込1680円)をご紹介しましょう…
まずは、こんな感じでお好み焼き生地の山が鉄板上で作られます。この生地を半分ほど鉄板に乗せたところでゴーダ・モッツァレラ・チェダー・フォンデュ・プロセスの5種類のチーズが生地の上にトッピングされ、その上から残った生地でチーズをサンドイッチ。つまり、5種類のチーズをお好み焼き生地で挟み焼きするような感じのお好み焼きになるわけです。
このお好み焼き生地を時々裏返しながらじっくり焼いていきます。焼き始めから完成までにかかった時間は約20分。正直、ここまで時間がかかるとは思いませんでしたが、何はともあれ、焼き上がったお好み焼き一面にソースとマヨネーズをかけて完成です!
完成したフロマージュ焼はこんな感じ。見た目ちょっとケーキっぽいな…と感じたのは僕だけでしょうか?そうそう、大事なことを言い忘れました。このフロマージュ焼は最初から最後まで店員さんが面倒を見てくれます。なので、僕たちは完成まで何も手を加える必要はありません。
このフロマージュ焼をヘラでカットすると、中から溶けたチーズが鉄板にとろ〜りと流れ出してきます。こんな姿を見たら、めっちゃ食欲を掻き立てられませんか?
で、実際に食べてみると…まず食感がすっごくふわふわしています。中間層が溶けたチーズなのもありますが、生地自体も軽いというか、隙間に空気が入っていてエアリーな感じがします。そして、お好み焼き生地の間から出てくるチーズが舌にねっとりと絡んできて、ソースやマヨネーズと渾然一体となって濃厚な旨味を大放出!うん、確かにテレビで大絶賛されるだけのことはありますね。
一言で表現するならば「ピザ感覚のお好み焼き」でしょうか。個人的な感覚では、半分くらいピザって感じでしたね。一応鰹節や青のりなどを追加することもできるんですが、今回試してみて個人的には合わなかったです。あくまで僕個人の感想にすぎませんが、ピザっぽいところをそのまま残して食べる方がいいように思います。
さて、このフロマージュ焼を食べ進めていって、最後の方になると鉄板の上に溶け出したチーズが熱せられて焦げ目がつくようになります。この「お焦げのついたチーズ」がまた香ばしくていいんですよね。チーズ表面がちょっとだけパリッとして、口に入れるとお焦げの香りがふんわり鼻を抜けるように漂ってきて…こんな感じで、自然な味変を楽しめるのもフロマージュ焼の大きな魅力の1つになっています。
ただ、正直なところ、これで税込1680円は高すぎる…というかお好み焼ゆかりのメニュー全体が他店と比較して1〜2割くらい高いんですよ。ちょっと、この値段では普段使いできないなぁ。お好み焼きが「庶民の食べ物」の範疇を超えてしまった…と感じましたね。このフロマージュ焼はゆかりでしか食べられないものですし、味は間違いないので、少々高くてもリピートの価値はあると思います。でも、新梅田食堂街にあるきじ本店に行けば、ここの半額に近いお値段で美味しいお好み焼きが食べられるので、ただ普通にお好み焼きを食べたいだけならそちらをおすすめします。
お好み焼ゆかり 曽根崎本店のその他のお好み焼きメニュー例(値段は税込)
- 大阪城(重さ1kgのデカ盛りお好み焼き) 4650円
- ゆかり焼(有頭エビ、国産豚バラ、貝柱、イカ、こんにゃく) 1680円
- 特選ミックス焼(国産豚バラ、イカ、ムキエビ) 1450円
- 明太もちチーズ焼 1350円
- 豚玉チーズW 1350円
- 国産牛スジ玉 1200円
- キムチ焼 1080円
東京や横浜でもフロマージュ焼を楽しめます…お好み焼ゆかり 曽根崎本店へのアクセスは、最寄り駅の大阪メトロ谷町線・東梅田駅から徒歩1分
さて、そんなお好み焼ゆかりは、今回ご紹介した曽根崎本店を中心として大阪梅田、難波、天王寺などに7店舗、そして東京・秋葉原と横浜に各1店舗、合計9店舗で営業しています。これらのどのお店でもフロマージュ焼を注文できるので、もし興味があれば近くへ立ち寄った際にお店を訪問して、とろとろチーズのフロマージュ焼を一度試してみてはいかがでしょうか?
それでは、お店の詳細です…
お好み焼 ゆかり 曽根崎本店 (お好み焼き / 東梅田駅、大阪梅田駅(阪神)、梅田駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
住所:〒530-0057 大阪府大阪市北区曾根崎2丁目14−13
電話番号:06-6311-0214
営業時間:11:00-23:00
定休日:不定休
駐車場:なし
クレジットカード払い:可(電子マネーや交通系ICにも対応)
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