神戸で人気No.1洋食店との呼び声が高い洋食の朝日(ようしょくのあさひ)…昭和33年創業の老舗で、秘密のケンミンショーをはじめ数々のメディアで紹介されており、知名度はすでに全国区。その一方で営業が平日のランチタイムのみであり、訪店の難易度がかなり高いお店でもあります。
そんなお店ですから、少しでもチャンスがあれば「ここぞ!」とばかりにお店へ向かう用意をしなければなりません。ある真冬の日のお昼に突然そのチャンスが僕に訪れて、雨の降るなか「このチャンスを逃すまじ!」とお店に向かって歩いて行ったのですが…
最低限、行列は覚悟…神戸の人気No.1洋食店・洋食の朝日のランチタイムの待ち時間はどのくらい?
この日、僕が洋食の朝日に到着したのは午後の1時頃。通りをお店に向かって歩いて行くと、行列がお店側と車道側の2列になってできているのが見えてきます。列の両方合わせて先客はちょうど10人。お店側に並ぶお客さんはショーウィンドウを眺めながら自分たちの注文を考え、車道側のお客さんは傘を片手にスマホをいじっています。
この状態から僕が入店するまで20分ちょっと。列に並び始めた時は30分待ちを覚悟したので、ちょっとラッキーでした。ただ、これよりも待ち時間を短縮する方法もあるんです。それはテラス席を活用すること。洋食の朝日は店外に1卓だけテラス席として4人がけのテーブル席を配置していて、この日のように悪天候の日は空席のまま放置されていたりするわけです。
もしあなたが悪条件のテラス席でもOK!ということであれば、店員さんが外に出てきた時に聞いてみてはいかがでしょうか?この日も僕より後に列に並んだ人が、テラス席OKということで先に席に案内されました。後でそのテラス席がどんなものかチラ見しましたが、屋根もあるしそれほど悪条件には見えませんでしたよ。
ちなみに、僕が食事を終えてお店の外に出た午後2時頃にも、まだまだしっかりとした行列ができていました。どの時間でお店に来るにしても、最低限行列に並ぶのは覚悟ですかね…
洋食の朝日といえばビフカツが有名ですが、他にはどんなメニューが楽しめる?
お店側の行列に並ぶ人には、お店の中から店員さんが出てきてメニューを配ってくれます。洋食の朝日と言えばとにかくビフカツ(お値段 税込1600円)が有名。実はこの日の僕もビフカツ一択で心に決めて列に並んでいるのですが、ビフカツ以外にはどんなメニューがあるのかと言えば…
- ビフテキ 1900円
- グリルチキン 1400円
- ポークチャップ 1400円
- 若鶏のカラアゲ 1100円
- メンチカツ 1000円
- クリームコロッケ 1000円
- ハンバーグ 1000円
といった感じで、オーソドックスな各種洋食メニューがお値段 1000円から(税込)で楽しめます。「神戸の人気店だし、高いのかな?」と思いきや、普通の定食屋よりちょい高いくらいで、それほどでもないんですよね。Maxでも2000円あればお釣りが返ってくるし、しかも全メニュー単品ではなく定食形式で、ご飯と味噌汁はおかわりOK。ちゃんとお腹いっぱい食べることができます。
ビフカツ:洋食の朝日に来たら、まずはこれ!の売り切れ御免メニュー、実際食べてみると…
店内に案内されて、予定通りビフカツを注文。洋食の朝日の店内には4人がけテーブル席が4卓と、途中で増築されたような感じで店舗から突き出したスペースに6人がけテーブル席が1卓あります。雰囲気はちょっと年季が入ったヨーロッパの食堂みたいな感じで、僕のようなおひとり様でも気軽に入れます。割とゆったりしているし、店員さんもアットホームな感じで接してくれて、居心地はいいですね。
さて、席について待つこと15分、「洋食の朝日に来たら、まずはこれ!」の一番人気メニュー・ビフカツは…
こんな感じ。絶妙なミディアムレアに揚がったビフカツの上から、洋食店の命とも言うべきデミグラスソースがたっぷり…「これを見て食欲をそそられない人って、世の中に存在しないんじゃないか?」って気すらしますね。
で、実際に食べてみると…メチャクチャ柔らかいんです!肉が。歯が薄い衣を突き破ったのと同じ流れで、厚さ1cmはあろうかという肉までスーッと…もう、歯じゃなくて唇でも噛みきれそうなくらい。実はこれ、牛肉の中でも高級部位のヒレ肉なんです。こんな大きなヒレ肉の牛かつが、ご飯味噌汁付きでたったの1600円って、もうコスパ神じゃないですか?
そのヒレ肉の牛カツにたっぷりかかったデミグラスソースは、スパゲッティに使うミートソースのような、トマトの酸味が程よく効いた味。一方で苦味は全然感じられないので、小さな子供でも全然普通に食べられそうです。前に食べたグリル一平のビフカツと比べるならば、グリル一平の方は大人嗜好な味付けなのに対し、洋食の朝日の方は誰でも食べられそうな優しさがありますね。これなら、子連れママさんの料理シェアもイケるんじゃないでしょうか。
そして、ビフカツの陰に隠れるようにして存在するトッピングのベイクドポテト。これもなかなかの曲者?です。口に入れると、これまた程よいバターの香りが口から鼻へ漂ってきて…これだけで白ごはん一杯イケちゃいそうな感じ。意外とこいつも飯泥棒なんですね。
こんな感じで、僕個人的には大満足のビフカツ、ネットの口コミなどを見ていると普通に売り切れることがあるようですね。この日午後1時半頃入店の僕が食べられたのは、実はラッキーだったのかもしれません。もしあなたがビフカツ目当てで洋食の朝日を訪れるなら、少なくとも僕よりは早めにお店に着けるようにしておく方がいいでしょうね。
テイクアウトはやってません!洋食の朝日へのアクセスは、最寄り駅の阪神電鉄・西元町駅から徒歩4分
さて、洋食の朝日をネットで検索すると、複数のサイトで「テイクアウト可能」という情報が出てきます。これ、令和4年4月現在では間違った情報だそうです。お店の方から直々に情報をいただきました。
お持ち帰り利用を考えていた人にとっては残念な情報ですが、やむ無しですね。ちゃんと列に並んでお昼をいただくことにしましょうか。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
阪急神戸線・花隈駅からも徒歩4分、JR神戸駅からだと徒歩9分で行けます。
P.S. 神戸で美味しいビフカツをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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