食べログで全国1位の超有名とんかつ店・とんかつマンジェ。「これがとんかつか?」と感激するほど美味なのですが、超希少品種を使ったとんかつはちょっとお財布に厳しいので、「高くてちょっと手が出ないな…」と諦めざるを得ない時もあるんですよね。
そんな時にあなたにおすすめなのが、同じ八尾市内にあるとんかつレボリューションと言う名のお店。とんかつマンジェで修行して独立した方のお店で、2019年にオープンして3年経った今、こちらも地元では評判の人気店になっています…
とんかつマンジェと同じく電話予約不可…朝9時頃に出される記名帳にサインすべし!
でも、とんかつレボリューションに入店するためには、2つの大きな障害を乗り越えなければなりません。その1つ目が「朝早くに来店して記名帳にサインをする必要がある」こと。行列対策としてとんかつマンジェと同じシステムを採用していて、特に遠方から来店する人にとっては不便なことになっているのです。
ネットで朝9時に記名帳が店頭に出されることを知った僕は、なんとかして一巡目を確保するために早めの訪店。お店の到着が8:40頃でしたが、この日はちょうどご主人の仕込み開始時間に重なったようで、すでに記名帳がお店の前に出ていました。
ちなみに僕はウェイティングリストの2番目に名前を書けて、無事一巡目ゲットです。
開店までどこで時間を潰すか、それが大きな問題だ…
そして2つ目の障害。これまたとんかつマンジェと同じ記名システムを採用していることで付随的に発する、開店までの待ち時間の問題。僕のように一巡目をゲットできればまだ良い方。遅れて記名帳にサインをした人は、いつ空席ができるかわからない状態で、お店からかかってくる電話をひたすら待たなければなりません。そして、電話を受けてからスムーズに来店しないとキャンセル扱いになってしまうので、暇潰しをするにもお店からあまり遠くに離れられない…という厄介な問題が生じます。
とんかつマンジェの時は幸い近くにミスドがあって助かりましたが、とんかつレボリューションの周囲で朝営業しているお店はぱっと見、松屋くらい。さすがに牛丼店で2時間以上時間を潰すのはちょっと…って思いますよね?
なので、待ち時間に周囲を散策して、徒歩圏内で時間潰しに使えそうな場所を2カ所見つけてきました。
1軒目はとんかつレボリューションの南側、踏切を渡ってすぐのところにあるぱんのいえという名のベーカリー。朝7時から営業しているようで、地元の人がひっきりなしにやって来る人気店のようです。
お店の中に簡単なイートインスペースがあって、購入したパンをそこで食べながら時間を潰すことができそうです。でもドリンクの提供はなさそうで、パンだけで2時間以上粘るのもいろいろとしんどい気もしますね。そう考えて、僕はこの店は使いませんでした。
2軒目は近鉄・河内山本駅の南側にあるMUCという喫茶店。喫茶店なのでコーヒー片手にゆっくり過ごせますし、とんかつレボリューションまで徒歩10分以内で行けるので、時間潰しのための立地としては文句がありません。
ただ難点を1つ挙げると、タバコOKなんですよね。実際、地元のおっちゃん、おばちゃんがふらっとやって来てタバコをぷかぷか…そんな地域に馴染んだ空間があるのはとても好ましいことなのですが、僕はタバコ駄目なので時間潰しが結構しんどかったです。
僕が見つけたこの2店舗の他に、朝10時に開館する近くの図書館を使うとか、1駅移動して近鉄八尾駅近くのホリーズカフェで時間を潰すというアイデアもありました。ぜひ参考にしてみてください。
総席数10席の小さなお店がコロナ対策中で席数減…一巡目ゲットのためにはとにかく早めの来店が吉
さて、とんかつレボリューションはカウンター8脚と2人用テーブル席1卓の小さなお店。しかも今はコロナ対策中で、カウンターのお客さんの間に1席空席をとっているので、運用している座席が実質5〜6席と非常に狭き門となっています。できるだけ待ち時間を減らすべく一巡目ゲットを狙う場合には、とにかく早めに来店して上位に記名するのが吉ですね。
メニューの方は、ロースとんかつ定食やヘレとんかつ定食といった定番メニューから「レボとん」という名の肩ロースのとんかつなど…どれもお値段1000円台でとってもリーズナブル。もちろん白ご飯とキャベツはおかわりOKなので、一般的なとんかつチェーン店と同じ値段で名店の味が楽しめるというわけです。めっちゃ嬉しくないですか?近くに住んでいたら、わざわざ他店でとんかつを食べる理由がなくなってしまう気すらしますが…
金華豚ロースカツ定食:とんかつマンジェの技を見事に継承!レアステーキ状態の高級豚肉の美味さはやはり衝撃的だった
ただ、その中で僕の目に留まったのが、他のメニューから突出するように値段が跳ね上がる金華豚のロースカツ(お値段 税別2800円)。高級中華食材として知られる金華ハムの原料豚で、日本では知る人ぞ知る庄内地方の平田牧場で生産されている、こちらも他のブランド豚に負けないくらい希少品種の豚です。
その金華豚ロースカツに430円(税別)プラスすると定食にすることができます(キャベツとご飯のおかわり可)。まずは小皿が乗ったお盆が配膳されて…
とんかつができあがるまで、ポテトサラダやお漬物、キャベツをつまみながら待機。カウンター越しにとんかつを調理する姿がよく見えますし、時々ご主人が声をかけてくれるので、待ち時間も退屈しないで過ごせます。
とんかつが揚げ上がりに近づくと白ごはんと赤出汁が運ばれてきて、満を辞して金華豚ロースカツが登場!完成形がこちら…
とんかつをクローズアップしてみると…
分厚いお肉の中はやはりレア状態。断面から肉汁がしたたり落ちるようなシズル感がたまりません。
このとんかつを、オリジナルとんかつソースとタルタルソース、2種類の塩、すだちで味付けしていただきます。まずはご主人おすすめの塩からいただきます。茶色く色づいたきめ細かい塩と、純白の粒が荒い塩の2種類あって…
茶色の方は比較的穏やかな塩味で…
白い方は塩味が際立ったお塩になっています。で、一口目を食べてみた感想ですが、とにかく軽いんですよね、いろいろな意味で。綺麗なきつね色に揚がった衣がサクサクなのは言うに及ばず、中の金華豚はまさに上質肉を使ったレアステーキ状態!肉汁も軽やかで、脂が舌の上でサーっと溶けていく感じ。肉質も歯を使わなくてもちぎれるくらいの柔らかさ…とんかつマンジェで食べた東京Xとはまた違う味わいで、金華豚の美味しさを十分すぎるくらい堪能できます。
あとは玉ねぎとりんごをベースにしたフルーティーなオリジナルとんかつソースと…
僕史上最もクリーミーで酸味の少ないタルタルソース。今回すだちは試しませんでしたが(塩が美味すぎて肉を消費しすぎたため)、どれもとんかつをさっぱりと食べさせるような味付けになっていて、お肉がスイスイと口の中に収まっていくので、後半になって「知らないうちにお腹が膨れていた…」という事実に気づきます。
そんな感じで、ご飯のおかわり1杯しましたが、想像以上にお腹が膨れてボリューム的にも大満足のとんかつ定食でした。金華豚美味すぎて、自宅でも食べてみたくなります。
幸い、今は平田牧場の金華豚がふるさと納税で手に入りますし、レアとんかつの作り方もネットで簡単に検索できる(例えばこちら…)ので、料理の腕に自信がある人ならとんかつレボリューションの金華豚ロースカツを自宅で再現もできるのではないでしょうか?
テイクアウトもできます!とんかつレボリューションへのアクセスは、最寄り駅の近鉄大阪線・河内山本駅から徒歩4分
とんかつレボリューションでは、イートインだけでなくテイクアウトにも対応しています。せっかくのレアとんかつに熱が通ってしまうので、食べるまで時間がかかってしまう場合にはあまりおすすめできませんが、お店のすぐ近くで食べる場所があるのならテイクアウトもおすすめです。電話でお持ち帰り希望を伝えれば、だいたい何時頃に揚げ上がるかを教えてくれますよ!
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
とんかつ revolution (とんかつ / 河内山本駅、高安駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
住所:〒581-0867 大阪府八尾市山本町1丁目9−4 北新 101号室
電話番号:072-998-6155
営業時間:ランチ 11:00-14:00、ディナー 17:00-20:00
定休日:月曜日、火曜日不定休(月曜日が祝日の場合は営業)
駐車場:なし
クレジットカード払い:可
P.S. 大阪で美味しいとんかつをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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