大阪の中でも自然が多いエリアとして知られる交野市に、かつて食べログで全国1位を獲得したことで有名な讃岐うどん専門店・手造りうどん楽々(らくらく)というお店があります。当然ながら大阪のうどん人気ランキングの常連で、「寺門ジモンの取材拒否の店」などテレビ番組でも紹介され、フードブログでも「もう香川に行かなくて良くなった」といった口コミが多数。もはや大阪どころか全国のうどんファンから羨望の眼差しで見られるようなお店になっています。
そんな手造りうどん楽々のことは僕もずっと前から「行きたいなぁ…」と思っていて、とある日曜日の朝にふと思い立ってお店のある交野市に行くことにしました。京阪電鉄に乗り込み、枚方市経由で最寄り駅の郡津駅へ。週末なので、開店前の行列を見込んで30分前にお店に到着するように計算していたのですが、実際の行列はどうだったかというと…
やっぱり週末は1時間待ちが当たり前?手造りうどん楽々の気になる行列の長さと待ち時間は?
僕が手造りうどん楽々に到着した時には、すでに店頭にお客さんが20人は並んでいたでしょうか。食べログ情報でお店の総席数は22席(カウンター席とテーブル席、座敷席あり)とありますので、すでにこの時点で一巡目での入店に黄色信号が灯ったことになります。お店の横にある駐車場もすでに満車状態になっているし、僕の後に車で乗り付けてきた人たちは駐車場探しに結構苦労していたようですね。
最寄り駅からも遠く、公共バスも近くを通らない場所にあるこのお店に自家用車で来店したくなる気持ちはよくわかりますが、おそらく想像すると相当気合を入れて早くやって来ないと駐車場を確保できないんじゃないでしょうか。Googleマップによると近くにコインパーキングはいくつかありますが、あまり期待せずに駅から歩いて来る方がいいような気がします。
結局この日は開店一巡目での入店を逃し、さらにそこから40分ほど待ったところで入店となりました。噂通り、特に週末は1時間待ちの行列は当たり前って感じですね。もう1つ注意点として、小さな子供連れの場合は待ち時間が長くなる可能性があります。テーブル席と座敷席の数が限られているので、やむを得ないですね。
全部で約20種類ある手造りうどん楽々のメニュー、名物の黒毛和牛肉入りが店員さんのおすすめ
さて、入店が近くなると、店員さんが手造りうどん楽々のメニューを渡して先に注文を取ってくれます。実際のメニューはこんな感じで…
かけうどんとぶっかけうどんを合わせて、うどんメニューが全部で20種類くらいでしょうか。麺の量をデフォルト(400g)、1.5倍(600g、プラス100円+税)、ダブル(800g、プラス200円+税)の3段階から設定できるのに加えて、ぶっかけの方は温うどんと冷うどんのどちらかを選べます。ネット情報によると、黒毛和牛入りのうどんがこのお店の名物みたいですね。実際に店員さんもおすすめしてましたからね…お値段は1000円を超えてちょっとお高めになりますが、他の讃岐うどん店ではなかなかお目にかかれないメニューですし、牛肉嫌いでなかったらまずは試してみてはいかがでしょうか?
一方、讃岐うどんの店としては、天ぷらのメニューは3種類と少なめでしょうか。個人的には鶏天があれば嬉しいんだけどなぁ…
手造りうどん楽々のメニュー例(値段は税別)
- きつね 780円
- きのこあんかけ 980円
- カレー 980円
- 天ぷら 1180円
- おろしぶっかけ 780円
- 生醤油 680円
- 黒毛和牛肉釜玉 1280円
黒毛和牛肉ぶっかけ:食べログ全国1位の店・手造りうどん楽々の一番人気メニューを試してみると…
今回僕が注文したのは、手造りうどん楽々の一番人気メニュー・黒毛和牛肉ぶっかけ(温)。カウンター席に着席して待つこと約5分、目の前に運ばれてきたうどんは…
こんな感じ。お盆の上に乗せられた大きめの丼の表面は、黒毛和牛肉をはじめ刻み海苔、大根おろし、刻みネギ、鰹節、卵黄でほぼ完全に覆い尽くされています。一応これ、麺を倍量の800gにしているのですが、それを完全に覆い尽くす量のトッピングってすごくないですか?
その豪華トッピングの丼の中から、まずはうどんを一本引っ張り出して食べてみます…麺の太さは讃岐うどんの標準よりも若干細い印象ですが、表面はツルツルですすりやすく、小麦の香りが豊かで、噛むと最初はもっちりでありながら、噛み切る直前の最後のところで強いコシを感じます。ちょうど京都の人気店・味味香のうどんと同じような食感で、個人的にはこの食感、大好きです。このお店では店主手作りのうどんを圧力鍋で茹でているそうで、その圧力鍋がこの食感を生み出す秘訣なのかもしれません。
続いて、このうどん全体に醤油出汁を回しがけして、トッピングと共にかき混ぜて実食…ツルツルもちもちのうどんが鰹の風味をまとい、さらに大根おろしや卵黄が渾然一体となって口の中に飛び込んでくる瞬間は、ぶっかけうどん好きにとってはまさに歓喜のひととき。これを「まずい」なんて言う人がいたら顔を見てみたいくらいですし、率直に「なんでこのうどんがミシュランのビブグルマンに選ばれないんだ?」と思いましたね。
で、このうどんの最大のウリである黒毛和牛肉。薄切りですが1枚がとても大きく、これが2枚入っているだけでかなりのボリューム感があります。この牛肉は甘口の醤油だれで味付けしてあるのですが、すごく柔らかい肉質で程よく脂も乗っていて、ここにも一切の手抜きがないことが口に入れた瞬間にわかります。卵黄と絡めて食べれば上質なすき焼きを食べているかのような感覚も得られるし…これが税込で1500円そこそこで食べられるのであれば、僕は何回でもリピートしたくなりますね。
僕がうどんを食べ終わってお店の外に出た12:00頃も、相変わらず20〜30人は外に並んでいました。まあ、このうどんが食べられるなら、1時間待ちも覚悟で遠征したくなりますわな。さすが食べログ全国1位の店。大阪や京都など近所の人だけでなく、全国から大阪にやってくるうどん好き観光客にも強くおすすめできます。
午後の遅めの時間が狙い目?手造りうどん楽々へのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄交野線・郡津駅から徒歩14分
こんな感じの手造りうどん楽々、ネット情報によると、どうやら午後の遅めの時間は比較的並ぶ時間が短くなるようです。できるだけ行列に並ぶ時間を短くしたいというのであれば、午後の1:30〜2:00頃の訪店を試してみてもいいかもしれません。ただ、遅い時間になればなるほど人気メニューが売り切れになる危険性が高まりますし、最悪麺がなくなって閉店、ということにもなりかねないので、遅すぎるのもリスクが高くなるのですが…
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
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