大阪の唐揚げ好きならきっと知らない人はいない、唐揚げ人気ランキング常連の中華料理店・大洋軒 福島店。昭和40年創業の老舗中華食堂で、現在は二代目に代替わりして営業継続中。大阪のテレビ番組「なるみ・岡村の過ぎるTV」などメディアでの紹介歴もあり、唐揚げ好きの僕にとっては決して避けることのできないお店なのですが、「梅田から一駅」というビミョーな距離感が心理的な壁になって、今までずっと行けないまま…
「これじゃあいかん!」と思い立って、ちょうど鶏の唐揚げを食べたくなったとある週末のランチを狙って、電車を乗り継いで大阪屈指のグルメ街・福島まで行ってきました。大阪で屈指の人気を誇る鶏の唐揚げ、実際どうだったか?気になったらこのまま最後まで記事を読み進めてください…
行列店が立ち並ぶ路地にお店を構えるこぢんまりした中華食堂…大洋軒 福島店はこんなお店
僕が大洋軒 福島店に到着したのが開店時間30分前の11時頃。週末なので、開店時間30分前は「ちょっと出遅れたな…」と思いましたね。でも実際にお店に着いてみると先客はゼロで、僕は無事にポールポジションをゲットするという結果になりました。ちょっと拍子抜けしましたが、ラッキーと思い直して店頭にある椅子に座って開店時間を待ちます。
さて、この大洋軒のある路地、実はものすごいんです。何がすごいって、大洋軒のお向かいは福島で1、2を争う人気ラーメン店・燃えよ麺助があって、その少し奥に行くとインスタ映えで有名な鰻玉丼を提供するいづも 大阪福島店があって…そう、この大洋軒がお店を構える路地は、行列店が立ち並ぶ福島屈指のグルメストリートなんです。そんなすごい通りにある大洋軒、開店30分前には周辺のお店に人だかりで負けていたものの、開店時間になると立派に15〜6人くらいの行列を形成していました。その行列の長さを見ても、周囲の人気店と比べて決して見劣りしません。
開店時間となって店内へ…大洋軒 福島店は想像以上にこぢんまりしていました。店内は昭和的なレトロな中華料理屋の雰囲気で、客席数は16席となっていますが、実際にはカウンター席が8→6席に減らされていて全部で14席。小さめのラーメン屋くらいのスペースしかなく、正直ちょっと圧迫感があります。こういうお店では、一人でササっと食べて立ち去るのが良いですね。店頭の路地も狭いですし、大きな荷物を抱えている時には訪店を避ける方が良いように思います。
鶏のからあげ定食:「マウンテン」と称される大洋軒 福島店の名物定食、そのお味はいかに?
それでは今回のターゲット、大洋軒 福島店の名物・鶏のからあげ定食をご紹介しましょう。注文してから待つこと約5分、カウンター越しに出された唐揚げ定食はこんな感じ…
鶏卵大の鶏の唐揚げが5個にライス、スープ、冷奴、漬物がセットになって、お値段 税込790円。今どきこのお値段でのランチはとってもありがたいのですが、さすがにこのお値段では「唐揚げマウンテン」にはなりませんよね。今回僕はライスを大盛りで注文したのですが、男目線で見ればそのライスもそれほどインパクトはなく、ボリューム的には値段相当な感じがします。
では、早速唐揚げを食べてみましょうか…衣は比較的薄めでクリスピーな食感がありますね。東三国の中華料理 若水や大正区のらーめんコーさんの唐揚げのようなガッツリ感のある唐揚げではありませんが、その分かなり食べやすいです。中の鶏もも肉もいい感じに柔らかいですしね。でも、揚げ色的に漬けだれ味の肉汁がドバドバ…かと思っていたのですが、実際口に入れるとほとんど味付けはされてなかったです。胡麻油の香ばしさとネギの香り、そして鶏の出汁感がそのまま…って感じ。
なので、この唐揚げは卓上調味料で味付けをして食べることになります。この中に唐揚げ用として塩とタレの2種類の調味料が置いてあるのですが…
特にこのタレが唐揚げによくハマってましたね。甘酢の入った醤油ダレなんですが、これを使うと油淋鶏っぽくなるんですよ。このタレ、そのまま使ってもいいんですが、卓上調味料の中にある辛子を溶かして使うのがおすすめ。タレだけだとちょっとだけ味がベタっとした感じがあるのですが、辛子を溶かすことでそのベタつきがなくなってスッキリするので、リミッターが外れたようにスイスイ食べ進めることができる鵜ようになりますよ。
こんな感じの大洋軒の唐揚げ定食、味的には「さすがは大阪の唐揚げ人気ランキング常連!」と思えました。これがたったの790円で食べられるなら、そりゃあ行列できますよね。でも、成人男子の平均的なところから考えると、やっぱり少しボリューム的に物足りない感じは残ります。僕ならこのランチをもう1食追加で頼んでもいいくらいかな…
ちなみにこの唐揚げ、大阪市内に数店舗展開しているイタリアンレストラン・堂島グラッチェでも食べることができるみたいです。イタリアンレストランでワインを片手に鶏の唐揚げ…意外と合うかもしれませんね。
大洋軒 福島店のランチメニュー(値段は税込)
- 酢豚定食 790円
- 玉子春巻き定食 790円
- 長崎皿うどん 790円
- 長崎ちゃんぽん 690円
- 玉子春巻き&鶏のからあげ定食 1180円
- 玉子春巻き&酢豚定食 1180円
注:ランチタイムは無料でライスを大盛りにできます。
ランチタイムはテイクアウトも活用を!大洋軒へのアクセスは、最寄り駅のJR環状線・福島駅から徒歩2分
そんな大洋軒 福島店ですが、実は家族客には残念なことに「ランチタイムは子供の入店不可」という制約があります。これは店内が狭くて危ないために設けられたルールなのですが、とってもリーズナブルにランチを食べられるお店だけに、子連れランチを考えている人たちにとっては有力な選択肢が減って頭の痛いところですよね。
そんなときには、大洋軒のテイクアウトを利用してみてはいかがでしょうか?鶏の唐揚げに酢豚、玉子春巻…それぞれ単品メニューとご飯つきがあってこのお値段。ご飯つきでお持ち帰りにすると10円だけ店内飲食より高くなりますが、容器代として考えれば全然OKですよね。前もって電話で予約しておけば時間通りに作ってくれるし、近くにお住まいの方は一度利用してみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
JR東西線の新福島駅からだと徒歩4分で行けます。
P.S. 大阪で美味しい中華料理をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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