雑誌・Meets Regionalの2023年3月号で俳優・窪塚洋介のお気に入りの店として紹介された、大阪難波にある焼肉多平(やきにくたへい)。彼のお友達によると、なんでもこのお店は「大阪で一番美味いハラミを食べさせてくれる」お店なんだとか。
そんな評判を知ってしまったが最後、「じゃあ、そのハラミがどれだけ美味いのか検証せねばなるまい!」と勝手に気持ちが盛り上がってしまい、ソッコーで仕事の休みを取って某金曜日のお昼前にお店を訪問。肉汁滴る焼肉への気持ちが逸りすぎて、なんと開店時間の1時間前にお店に着いてしまったのですが…
少しぶっきらぼうな店主が実質1人で切り盛り…大阪難波の人気店・焼肉多平はこんなお店
さすがに開店時間の1時間前ですから、焼肉多平の前にはお客さん1人も並んでませんでしたね。僕に気づいた店主が中から出てきて「さすがに早すぎる」と一旦退去を促してきたので、近くのマクドナルドでちょっと時間を潰して開店30分前に再訪することにしました。
で、開店30分前の11:00に改めてやって来たのですが、この時も先客はいませんでしたね。そのまま店頭で開店まで待機していましたが、開店の時間に店頭に並んでいた人は僕を含めて3人だけ。まぁ、さすがに平日の昼間からガッツリ焼肉!って人、なかなかいないかもしれませんね。平日の昼間であれば、行列覚悟で来なくても大丈夫そうな気がします。
店舗は1957年の創業時からそのまま使い続けているような「ザ・レトロ」の空間で、食べログによると焼肉多平の客席数はカウンター10脚を含めて全部で26席。そのお店を少しぶっきらぼうな店主と中国人女性2名の3人で運営していましたが、見ているとほとんど店主1人で切り盛りしているようなものでした。
そのお店の壁には有名人来店の記念写真が多数…どうやら、芸能人にもこのお店のファンはたくさんいるみたいですね。そういえば、アンジャッシュ渡部も昔ブログでこのお店を紹介していたし…もしかしたらあなたも、ここに来れば有名人に会えるかも?
「大阪で一番ハラミが美味い店」焼肉多平で一人焼肉ランチを敢行!そのハラミを含む焼肉メニュー5品、実際どうだったか?というと…
そんな焼肉多平の焼肉メニューはこんな感じで…
大阪の焼肉屋らしく、どちらかというとホルモン系がメインな印象。ハラミやロースなどはそれなりのお値段(値段は税込)がしますが、ホルモン系やカルビ、タンなどは1人前1000円を切っているので、これらを中心に注文すればリーズナブルに焼肉ランチを楽しめるのではないでしょうか。
その焼肉の味付けを担う調味料は…
独特の甘味とすりゴマの風味が効いたサッパリ系のタレとくし切りレモンの2種類。あと、爪楊枝の向こうにおろしニンニクがあって、サッパリ系のタレにガツンとしたインパクトを加えることも可能です。
それでは、この日の僕が注文した焼肉メニュー全5品をこれから順にご紹介していきましょう…
上タン
まずはさっぱり塩系から…ということで、上タン(お値段 税込1450円)を注文。普通牛タンって丸くカットされた肉が出てくることが多いですが、ここのタンはカットが変わってますよね。そういえば、京都の名門として知られる焼肉江畑の牛タンもこんな感じのカットだったかな…
こいつをロースターでじゅ〜っと焼いていくわけですが、火が通るにしたがって中の脂が表面にじんわり滲み出てきます。その脂がデフォで振られた塩胡椒とうまい具合にブレンドして、口に入れた時に悶絶ものの美味さを発揮します。
ホルモン盛り合わせとハラミ
続いて、ホルモン盛り合わせ(お値段 税込900円)とハラミ(お値段 税込1450円)が同じ皿で出てきました。このホルモン盛り合わせ、何が入っているんでしょうね?僕が確認した限りでは、センマイにミノ、レバー…ツラミもあるかな?でも、内容を確認すべく店主に尋ねたところ、「あ〜、だいたいそんな感じ。」とつれない返事が。おそらく店主も細かいことを気にせず適当に出しているものと思われます。
コリコリのセンマイに歯応えのあるミノ、そしてふわっとして変なクセのないレバーを順に堪能。そして今回のハイライト・ハラミは…
とにかくふわっふわに柔らかく、焼いている最中から肉汁がドバドバ滴り落ちるほどジューシー…実際にこれが「大阪一美味い」ハラミかどうかはわかりませんが、少なくともこれを「まずい」なんて言い放つ人はどこにもいないだろう、ということはわかります。
このハラミをタレにさっとくぐらせて…
白ごはんにドン!これ、控えめに言っても最高ですわぁ…あっという間にご飯ペロリです。
上ロースと上カルビ
最後に上ロース(お値段 税込1800円)と上カルビ(お値段 税込1300円)の赤身肉2種類。ロースもカルビもサシがものすごくって、一目見るだけで肉質が極上クラスなのはおわかりですよね?特に奥のロースなんか、リブロースあるいはサーロインといった王様クラスの肉を使っているんじゃないでしょうか。一見お値段高めですが、このクラスのお肉が出てくるならむしろ「安い!」と思えますね。
もちろん、すごいのは見た目だけじゃありません。ハラミとは違って肉肉しい歯応えがあって、脂と一体化した肉汁もドバドバで…でも、何枚食べても全然しつこさを感じないんですよね。これだけ脂の乗った肉を食べれば、簡単に胃もたれしそうなものですけどね。こんなお肉を真っ昼間からガンガンいけるなんて、なんて幸せなランチタイムなんだろう…
以上の焼肉5品、プラスご飯2杯つけて、気になるお会計は税込で7500円。値段だけ見ると決して安いとは言えませんが、出てきた肉を見たら納得…というか、同じクラスの肉を北新地で食べたら、軽く2倍以上の金額を請求されそうですからね。そんな極上の肉をリーズナブルに食べたいと思ったら、大阪では焼肉多平が第一選択になるのではないでしょうか。ただ、肉を焼いている時の煙をモロに浴びることになるので、大切な服を着ての来店はやめておく方がいいですね。
一人焼肉にはもってこい…焼肉多平へのアクセスは、最寄り駅の大阪メトロ御堂筋線・なんば駅から徒歩1分
こんな感じの焼肉多平、僕が利用していた時間帯ではお一人様のお客さんが結構多かったですね。なので、一人焼肉も全然問題なし。ぜひあなたもロースターから立ち上がる煙を一身に浴びながら、ビール片手に焼肉ライフを思いっきり楽しんでください。焼肉好きなら、決して後悔しないお店だと思いますよ。夜はかなり混雑しそうなので、狙い目はやっぱり平日の午後の時間帯かな…
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
多平 (焼肉 / 難波駅(南海)、大阪難波駅、なんば駅(大阪メトロ))
昼総合点★★★★☆ 4.5
住所:〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中1丁目15−3
電話番号:06-6632-6375(予約不可)
営業時間:11:30-22:00
定休日:水曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
近鉄の大阪難波駅からでも徒歩5分ほどで行けます。
お店の評価に客観性を持たせるために、他のブログの口コミも紹介しておきますね…
ハラミ(1200円)とツラミ(800円)は1つの皿に盛られて出てきた。
塩・タレが選べるのかどうか分からないけど、デフォルトはタレで出てくる。ハラミは、赤身系とサシが入った部分がバランスよく入っている。どれも1枚のカットが結構大きめで、肉食べてます感がすごくて、食べごたえ十分だ。
ツラミも厚めにカットしてあって、食べにくいかなぁと思ったんだけど、逆に、モグモグしていると肉の旨みが出てきて美味い。
C級呑兵衛の絶好調な千鳥足
難波の焼肉「多平」ではさっそく(^Q^)いただきまーす。
厚切りのハラミがめちゃくちゃ柔らかい。
そしてジューシー!噛んだら旨味のジュースが溢れてきて((美^~^味))♪♪おいし~っす!
4切れで1250円やから大衆焼肉というより、高級焼肉店並みでコスパは良くないのですが、こんだけ柔らかくてジューシーなら致し方ないかなぁ。
焦げた表面のカリッとした部分の焦げの風味もgoodですね。
ビールがすすむわ(#^.^#)
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