いわゆる「名店」と呼ばれるうどん屋は京都市内に多々あれど、讃岐うどんの専門店はそれほど多くないことにある時気づいたんですよね。そこで「京都市内で讃岐うどんを出すお店ないかなぁ…」とネットで探し始めて、見つけたお店の1つが今回ご紹介する自家製麺 うどん 讃式というお店。京阪の清水五条駅近くにあるお店で、ミシュランのビブグルマンに選出されたことがあるんだとか。ミシュランに掲載されるようなお店の讃岐うどん、実際どれだけ美味いのか試してみたくてお店に行ってみると…
こぢんまりしているけど素朴で誰でも入れる雰囲気あり…自家製麺 うどん 讃式はこんなお店
自家製麺 うどん 讃式は、五条大橋から国道1号線を東に向かって歩いたところにある讃岐うどん専門店。ご主人は香川県出身で、香川の人気店・うどんバカ一代で修行を積んで2014年3月にお店を創業。お店をオープンして5年経った2019年にミシュランのビブグルマンを獲得して知名度が急上昇。「腰抜け」と称されるコシのないうどんが好まれる京都において、一味違ったうどんの選択肢を提供し続けています。
僕がお店を訪れたのは、ランチとしては少し遅めのある日の午後2時頃。遅めの時間の訪店もあってか店内には空席がちらほらある状態で、待ち時間なくそのまま入店となりました。店内のスペースはこぢんまりしていて、客席はテーブル席のみで全部で18席。シンプルというか素朴な感じで、誰でも気軽に入れる街の定食屋のような雰囲気がありますね…
ちくわ天がとにかくデカい…自家製麺 うどん 讃式の最上級メニュー・ちく玉天とかしわ天ぶっかけ、実際食べてみてどうだった?
それでは、この日の僕が自家製麺 うどん 讃式で注文した、お店の最上級メニューの1つ・ちく玉天とかしわ天ぶっかけ(冷、お値段 税込1200円)をご紹介しましょう。注文してから待つこと約10分、目の前に運ばれてきたうどんは…
こんな感じ。丼からはみ出たちくわ天を見て、思わず「デカっ!」と声を発してしまいました。この巨大なちくわ天の他にもゆで卵の天ぷら1つとかしわ天が3つ…具材のボリューム感は文句なしです。
では、この具材たちの下に潜んでいる麺を引っ張り出して、早速すすってみましょうか…麺は想像していたよりかなり細めで、一般的な讃岐うどんの太さの3/4くらいかなぁ。麺が細い分、とってもすすりやすいです。そして、噛むと強いコシというよりグミキャンディーのような柔らかい弾力があって、剛麺の多い他店の讃岐うどんにはない優しさのようなものを感じます。この辺りは少し京都の人の好みに合わせたのかな…という印象です。
一方でこの麺に合わせるお出汁も、醤油の香ばしさや塩分、あといりこの出汁感なんかは控え目でしたね。これも京都の人に合わせたのかもしれませんが、讃岐うどんloverの人にとってはインパクト不足と感じるかもしれません。まあ、その分麺の味が際立つので、小麦感をより強く感じられるというメリットにもなりますね。ここは最終的には好みの問題でしょうか。
さて、トッピングの方に目を向けましょう。今回僕が一番気に入ったのが、巨大なちくわ天ではなくてこの右端に写っている卵の天ぷら。最初に箸でつまんだ時の感覚がめっちゃぷよぷよで柔らかいんです。外からそんな感じなので、中の黄身はもちろんとろっとろの半熟状態。丸ごと口の中へ放り込めば、口の中で黄身がとろ〜っと舌の上に流れてくる極上の感覚が楽しめますよ。
こんな感じの自家製麺 うどん 讃式のちく玉天とかしわ天ぶっかけ、一言で言えば「京都のうどんと讃岐うどんのあいのこ」って感じでしょうか。ちく玉天ぶっかけも、オリジナルは大阪の釜たけうどんですしね…本場さながらの讃岐うどんを期待している人にとっては少し合わないように思いますが、うどんのクオリティーは高いです。讃岐うどんとしては麺が細めで柔らかく、味も強くないので、体調がすぐれない時でもスイスイ食べられそうです。また、子供でも食べられそうな気がするので、家族で清水寺や高台寺に遊びに行く時のランチスポットとして候補に入れておくといいかもしれません。
自家製麺 うどん 讃式のその他のメニュー例(値段は税込)
- えび天とかしわ天ぶっかけ 1200円
- えび天ざるうどん 1000円
- 肉カレー 1000円
- きざみあげカレー 1000円
- 梅とろろぶっかけ 900円
- きつねうどん 800円
- かけうどん 700円
注:麺の中盛りは+100円、大盛りは+200円で対応
やっぱり人気店、行列覚悟での訪店を…自家製麺 うどん 讃式へのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄・清水五条駅から徒歩3分
こんな感じの自家製麺 うどん 讃式、この日の僕は非常にラッキーで待ち時間なしで入店できたのですが、京都のうどん好きの間ではかなりの行列店として知られています。また、お店が駅から清水寺までの道中にあることもあり、外国人観光客も多く訪れます。そのため、かなりの待ち時間が生じることもあり、最悪うどんがなくなって閉店ということもあるので、その点はご留意を。もしここで確実にうどんを食べたいと思うなら、やはり早めの時間帯の訪店をおすすめします。
それでは、お店の詳細です…
自家製麺 うどん 讃式 5点満点中
住所:〒605-0846 京都府京都市東山区五条橋東2丁目9−4
電話番号:075-531-7775
営業時間:11:00-14:30、17:00-19:30(月曜はランチ営業のみ)
定休日:火曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
P.S. 京都で美味しいうどんをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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