ある時ラーメン荘グループの汁なしラーメンを試してみたくなって、今までほとんど縁のなかった大阪の寝屋川市まで行ってきました。ここには大阪の二郎インスパイア系筆頭格であるラーメン荘歴史を刻めの暖簾分け店があって、機会があればいつか行ってみたいなぁ…と思っていたところなんです。
ある晴れた日のお昼頃に最寄り駅の京阪寝屋川市駅に到着。これから出会うであろう汁なしラーメンに期待を膨らませながら、Googleマップを頼りにお店に向かっていったのですが…
ラーメン荘歴史を刻め 寝屋川のラーメンメニューは3種類:味変メニューを活用してお店の個性を楽しむべし
ラーメン荘歴史を刻め 寝屋川に到着すると、意外にもこの日は行列なくすんなり入店となりました。店内にはL字型にカウンター席が12脚あるのですが、その半分くらいは空席状態。大阪中心部から少し離れた寝屋川という立地の影響でしょうか?歴史を刻め なかもずのように、近くに大学があるわけでもないですし…とは言え、お客さんは絶えず出入りし続けていたので、やはり人気はあるのでしょう。
まずは店内に入って右手にある券売機で食券を購入します。ラーメンの基本メニューは他店と同じく…
- ラーメン 900円
- 豚ラーメン(豚5枚) 1100円
- 豚Wラーメン(豚8枚) 1250円
の3種類(値段は税込)。麺の量のデフォルトは300gで、無料でお好みの量に増減できるのも他店と同じです。
違うのはラーメンの味変用に用意されているアイテムで、ここに系列店それぞれの個性が表れます(例えば、歴史を刻め 六甲道の塩ラーメンのような…)。歴史を刻め 寝屋川では随時味変メニューが更新され、この日の味変アイテムは「アメリカンBBQソース」。加えて汁なし用に「ガリマヨ」もありました。ラーメン荘グループの常連さんなら、これらの味変アイテムを追加してお店の個性を楽しむのが良いですね。
豚Wラーメン汁なし:食べてみて初めてわかった、二郎インスパイア系ラーメン汁なしの本当の恐ろしさとは…
さて、この日の僕が注文したのは豚Wラーメンの汁なし。麺の量はデフォルトの300gで、コールは全部マシにしています…
ラーメン荘グループおなじみの極厚チャーシューが合計8枚、城壁を作るように丼に沿ってぐるりと配置されています。その中央には本来野菜の山が見えるはずなのですが、背脂とフライドチップで頂上を覆われていて、山盛りであるはずの野菜すら垣間見ることができない状態になっています。
さて、これをどこから食べ始めようか…どう考えても周りのチャーシューから攻めていくしかなさそうです。というわけで、本来なら最後の方まで取っておくチャーシューからパクリ。ステーキ並とも言える分厚さのチャーシューを1枚頬張って、まずは肉に飢えて闘争心丸出しの心を少し落ち着けます。普段なら大切なチャーシューをいきなり失う悲しさに襲われそうですが、豚Wラーメンなら残り7枚も極厚チャーシューが残るので平常心そのままです。
こうして丼に麺を取り出す隙間を作っておいて、その隙間から麺を引き出してみます。とは言え、丼の中の麺が各種トッピングの重量に押されて、まだまだ麺を引っ張り出すのも一苦労な状態。この段階で麺を思うようにすするのは困難なので、とりあえず箸のつけられるものから少しずつ口の中に放り込んでいくしかありません。
で、トッピングを半分くらい消費者したところで、ようやく上の具材と下の麺をひっくり返す「天地返し」発動。丼の底に溜まっていた醤油ダレを麺にまんべんなく行きわたらせ、ここからようやく麺をすすり始めます。醤油ダレに背脂、にんにく、ブラックペッパー、そしてフライドチップが麺にまとわりついて、口の中でワシワシ食感とともに背脂のコク、鼻を突く刺激、香ばしさ、パリパリ食感が一体となってカオスを形成。文章にするとメチャクチャなんですけど、このカオスが気持ちよくてヤミツキになるんですよねぇ…
しかし、食べ進めていくに従って、僕はこの汁なしの本当の恐ろしさを知ることになります。7〜8割くらいまでは順調に食べすすめていたんですが、完食というゴールが目の前に見えてくるにつれて、なぜか食べるスピードが急激にダウンしてしまったんですよね。普段は麺300gくらい楽勝なのに(実際、ラーメン池田屋の汁なしはペロリでした)、この日は「身体のどこか悪いのかなぁ?」と本当に心配になったくらい。
その理由は背脂にありました。実はこの汁なし、背脂の残りが丼の底に溜まっていく構図になっていたんですよね。スープがあれば中和できる脂分がそのまま底に溜まって麺にまとわりつくようになるので、後半になればなるほど脂を一身にまとった麺をすすらなければならなくなる…というわけです。何とか気合いで麺完食しましたが、その日1日ずっと胃もたれしてましたね。ホントは最後に汁なし用ライスダイブ(プラス50円)で〆にしようと思っていたのですが、とてもそんな気分にはなれませんでした…
というわけで、今後ラーメン荘グループで汁なしを試そうとしているあなた、背脂には細心の注意を払って注文するのをおすすめします。僕のように普段の流れで脂マシ(さらにその上を行って脂マシマシ)なんてやってしまうと、最後に地獄を見るハメになるかもしれませんよ。
女性1人でも入りやすい店…ラーメン荘歴史を刻め 寝屋川へのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄・寝屋川市駅から徒歩7分
そんなラーメン荘歴史を刻め 寝屋川ですが、僕の滞在中女性一人客が多かったのが印象的でした。今はもうラーメン女子の存在は普通ですから、おそらく今までの僕はタイミングが合わなかっただけなんだろうと思います。それでも、やはり二郎インスパイア系ラーメンって燃費の悪い男性の集まるところだと思うので、女性1人客を何人も目にするのは新鮮でしたね…少なくとも、ここが女性1人でも入りやすいお店ということは言えるのではないかと思います。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
ラーメン荘 歴史を刻め 寝屋川 (ラーメン / 寝屋川市駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
住所:大阪府寝屋川市八坂町30−11
電話番号:072-800-6750
営業時間:11:00-15:00、18:00-22:00
定休日:無休
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(食券制:PayPayには対応)
お店の評価に客観性を持たせるために、他のブログの口コミも紹介しておきますね…
あぶら、野菜、ニンニク、豚、麺にたどりつく前にこれらのコンボを楽しみます。豚にさらに追加投入するあぶらを乗せて食べるとまはや至高の領域となります。(個人的な感想です。。。)麺も含めて食べ終えた際の多幸感と、「あぁ、今日もえげつなのもを食べてしまった。動脈硬化直行かも。。。」と0.2秒くらいの懸念が脳内を横切りますが、やはり美味い!
Kinoko Blog:寝屋川の二郎系ラーメン
P.S. 大阪で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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