奈良県随一のラーメン激戦区として知られる富雄でも1、2を争うほどの人気店・ラーメン屋みつ葉。2011年創業のお店で、食べログラーメン百名店WESTを2017年から6年連続で受賞中。奈良県ではエスプーマ系ラーメンの先駆け的存在として、周辺のラーメン屋からも一目置かれた存在になっています。
そんなお店のことは当然僕もずっと前から気になっていたのですが、ランチタイムのみ営業のこのお店とはなかなかタイミングが合わず、訪店が実現しなかったんですよね。それが先日、日中に丸々お休みが取れたので、「この機会を逃すべからず!」と奈良までプチ遠征してきたというわけです。さて…
たびたび公式の開店時間より早くオープン…ラーメン屋みつ葉 富雄本店はこんなお店
この日はもう一軒、生駒の人気ピッツェリア・雲亭にも行く予定にしていたのもあり、ランチとしては早めの朝10:30にラーメン屋みつ葉(みつば)に到着するように家を出発。実際お店に着いたのはその5分前くらいでしたが、開店時間直前なのに店頭に待ち人が1人もいなかったのがちょっと意外でした。平日のビミョーな時間帯なので、行列ができにくいという事情はあるのですが…まあ、これをラッキーと捉えることにして、開店までもうちょっと待ちましょうかね。
と、しばらくお店の前に立っていたら、中から店員さんが出てきて店内に案内してくれました。で、中に入ると、店内に10席あるカウンター席の大部分にはお客さんが…どうやら、僕が到着した時間には既に開店していたようです。こんな感じで、ラーメン屋みつ葉 富雄本店は公式の開店時間である10:30よりも早くお店を開くことがたびたびあるようです。それにしても、待ち時間なくあっさり入店できたのは本当にラッキーだったなぁ…
ラーメン屋みつ葉の主力メニューは豚と鶏を合わせた豚CHIKIラーメン…醤油ラーメンは生麺タイプの商品になってお持ち帰り・通販も可能
まずは入り口左手にある券売機で食券を購入しましょうか。券売機によると…
ラーメン屋みつ葉 富雄本店のラーメンメニューは醤油味と塩味の豚CHIKIラーメン2種類が主力メニュー。豚CHIKIとは豚骨と鶏ガラを合わせたお店の造語で、つまりは豚骨と鶏ガラを合わせたスープということですな。これら主力メニューに加えて限定メニューが1品あって…
この日の限定は濃厚鶏白湯ラーメンとなっていました。この限定メニューで時々つけ麺も出してくれるみたいですね。その日の限定メニューはお店のブログまたはTwitterで告知しているので、限定狙いの時は訪店前のチェックが必須です。
ちなみに、ラーメン屋みつ葉の豚CHIKIしょうゆラーメンは…
過去にカップ麺やインスタントの袋麺になってコンビニで販売されたことがあるようです。今でも生麺タイプの醤油ラーメンはお持ち帰り用として店頭で売られている他、Amazonの通販でも購入することができますよ…
豚CHIKIしおチャーシューメン:修行先の名店の影響を感じさせるエスプーマ系塩ラーメン…さて、そのお味はいかに?
今回僕がラーメン屋みつ葉 富雄本店でオーダーしたラーメンは、醤油と塩でしばし迷った挙句、お持ち帰りでは食べられない塩味に決定。デフォルトでお値段 税込900円のところをチャーシュー麺にグレードアップして、豚CHIKIしおチャーシューメンのお値段は税込1100円なり…
注文してから待つこと約5分、目の前に現れた豚CHIKIしおチャーシューメンはこんな感じ。真っ白な泡系スープの中央に煮玉子トッピングと、丼の縁を一周するようにレアチャーシューが合計6枚。このレアチャーシューの造りも盛り付けも、ご主人の修行先・俺のラーメンあっぱれ屋の影響を感じさせますね。
では、早速スープから…軽くとろみのついた白濁スープからは、豚と鶏ガラの味が1:1の割合でしっかり目に感じられます。でも、スープの味そのものはこってり濃厚なはずなのに、スープを泡立てた効果なのか優しく上品系な味に感じてしまうから不思議です。塩味もやや控えめで、その分出汁の旨味が強く印象に残るスープ…その上でほのかに黒胡椒の香りが感じられて、味を全体的に引き締めているような効果があるのですが、これはもしかしたらレアチャーシューの縁から滲み出してきたものかもしれません。
このスープに合わせる麺は、やや高加水寄りの中太ストレート麺。表面はツルッとしていますが、とろみのついた泡系スープはこの麺にしっかり絡んでくれます。スープの旨味に隠れて小麦感はそれほど感じませんが、噛めばぷりぷりもちもちで、喉越しよくスルスルと胃袋に収まっていきます。
そしてトッピングのメイン・レアチャーシュー。やや薄めにカットされているので肉肉しさはそれほどありませんが、ラーメン自体が上品系なので、これくらいの厚さがちょうど良いのかもしれません。レアのままで食べるのも良し、スープでしっかり熱を加えて食べても良し。逆に薄切りだからこそ、いろいろな状態のチャーシューをお好みで食べられるというメリットもありそうですね。
こんな感じのラーメン屋みつ葉の豚CHIKIしおチャーシューメン、評判通りの一杯で僕も十分に満足できました。細かいことを言えば、店名に「みつ葉」とあるので、トッピングに三つ葉があっても面白いんじゃないかなぁ…とは思いましたが、まあ、どうでもいいレベルの話ですね。
ちなみに今のところ、みつ葉のラーメンはすべて大盛り無料になっています。今回僕はこの後のことを考えて並盛りにしていますが、特に男性なら大盛りを注文するのがおすすめです。
ミニチャーシュー丼:ラーメン屋みつ葉の人気サイドメニューは、たったの300円でチャーシューがっつりのお得感満点の一杯
そしてもう一品、ラーメン屋みつ葉の人気サイドメニュー・ミニチャーシュー丼も追加で注文(お値段 税込300円)。画像はこちら…
お茶碗サイズの器に、中のご飯が見えなくなるくらいほぐしチャーシューがどっさり。さらに丼の縁を囲うように、スライスされたチャーシューも3枚…チャーシュー好きにとっては、たった300円の追加でこのボリュームはお得感満点です。
そしてチャーシューの量だけじゃなく、今度は熱が中までしっかり通ったバージョンのチャーシューが楽しめるのも嬉しいですね。ちょっと甘口の醤油ダレで味付けされたチャーシューをがっつりむしゃむしゃ。さらにブラックペッパーの香ばしい香りがふんわり鼻に漂ってきて…もうたまらんですな。チャーシューメンと合わせてもお値段 税込1400円は、はっきり言って目から汗が流れ落ちるレベル。無料のラーメン大盛りも嬉しいですけど、チャーシュー好きならこっちを追加注文して空腹を満たす方が、食後の幸福感が格段にupするのではないでしょうか?
斑鳩町と大阪天王寺にも支店あり…ラーメン屋みつ葉 富雄本店へのアクセスは、最寄り駅の近鉄奈良線・富雄駅から徒歩5分
そんなラーメン屋みつ葉は、富雄にある本店の他に斑鳩町の2号店(ラーメン屋みつ葉 the second)と大阪・天王寺のあべのハルカス内にある3号店(ラーメン屋みつ葉 あべの出張所)も運営しています。奈良県発のこってりだけど上品な泡系ラーメン、一度試してみませんか?今回の記事が気になったら、奈良または大阪の近くの店舗で豚CHIKIスープにトライしてみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 奈良県で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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