キャトルラパン(Quatrelapin)って「4匹のうさぎ」という意味らしいですね。大阪で激安ステーキランチを提供するお店として有名なキャトルラパンは、令和4年6月現在、北新地の本店に加えて神戸三宮と北梅田(中津)の合計3店舗で営業しています。
「じゃあ、1匹足りないじゃん」「最後の1店舗はどこにあるの?」という疑問はさておき(話の展開が強引だなぁ)、今回はそのキャトルラパンの2店舗目として2013年6月にオープンした神戸三宮店をご紹介。ここでも本店と同じ超絶コスパのステーキランチを楽しめますが、実際試してみると北新地本店のステーキランチとは細かいところでいくつか違いました…
本当の開店時間は11時?キャトルラパン神戸三宮店はこんなお店
Googleマップを参考に僕がキャトルラパン神戸三宮店に到着したのが、とある平日の11:25くらい。その時点で8人のお客さんが並んでいて、「開店5分前でこのくらいの行列なら十分許容範囲内だなあ…」などと考えながら開店までの時間を過ごします。
さて、開店時間の11:30を過ぎて数分、まだ店内への案内が始まる気配はありません。食べ歩きをしていればよくある話で、「少し準備が遅れてるんだろうな…」と特に気にも止めずに待っていたのですが、しばらくすると中からお客さん風の人が店から出てくるではありませんか。それも、立て続けに。ちょっと頭が混乱しました。もしかして、すでにランチが始まっているってこと?
改めてGoogleマップを見ると、確かに開店時間は11:30と書いてあります(令和4年6月現在)。お店の立て看板にも「11:30 OPEN 予定」と書いてあり、これを公式情報とすると、この時間にお客さんが退店するって少し考えにくいのですが…でもこの時間に本当に1巡目のお客さんが退店していたとすると、この日の開店時間は11:00頃だったのでしょうか。確信は持てませんが、状況が許すのであれば11時半より早めに来店しておくといいことがあるかもしれません。
11:40頃になって、行列の先頭から12人のお客さんが店内に案内されました。どうやら総入れ替え制のようですね。店内のスペースは一般的なラーメン屋くらいの広さで、客席は入り口から奥に向かって一直線にカウンター席が12脚。テーブル席がないので、小グループで顔を向き合わせて…という楽しみ方はできません。一方でラーメン屋のように厨房との距離が近いので、一見コワモテながら実は気さくなマスターとの会話は存分に楽しむことができます。
キャトルラパン神戸三宮店のランチメニューは北新地の本店と同じくステーキランチ1択。本店のステーキランチとちょっと違うけど、超絶コスパは相変わらず
それでは、もはやキャトルラパンの代名詞とも言える、大人気メニューのステーキランチをご紹介しましょう。このステーキランチは北新地の本店だけでなく神戸三宮店でも食べられるのですが、実際試してみると本店のステーキランチとはいくつか異なる点がありました。
まずは、神戸三宮店ではランチタイムの予約が不可なこと。超絶コスパのステーキランチにありつくには、行列に並ぶことが必須となります。この日の僕の待ち時間は約15分。北新地の本店と比べて競争は激しくなさそうなのが救いですかね。
2つ目の違いは注文できる肉の量。神戸三宮店でも北新地の本店と同じく…
- 180g(1枚) 850円
- 270g(1.5枚) 1100円
- 360g(2枚) 1350円
上の3段階から肉の量を選べるのですが(値段は税込)、本店と比べると若干お肉の量が小さめのようです。とは言っても、牛肉ステーキ360gにライスとスープがついてお値段 1350円(税込)って、これですでに某いき●りステーキよりもはるかにお得感ありますし、ちょっとくらいお肉が小さくても文句のつけようがありませんよね。
本店との違い3つめ、神戸三宮店ではソースが選べません。4種類のソースから2つを選んで食べる本店のステーキランチとは違って、神戸三宮店では味付けがステーキソース1択です。別にいいじゃありませんか。ソースを食べにくるんじゃないですからね。ステーキソースが美味かったらいいわけだし、「ソースが選べないから」という理由で他店のお肉が小さいステーキランチを選ぶ人います?いないですよね?
さて、御託はいいかげんこのくらいにして、ここらでキャトルラパン神戸三宮店の大人気ステーキランチをご紹介しましょう。僕が注文したのは肉2枚(360g)のステーキランチ。まずはレアに焼き上がったステーキが到着して…
続いてライスとスープが順番に配膳されます。全容はこんな感じ…
大皿に盛り付けられる前に、お肉は一口サイズにカットしてくれます。塊肉に自分でナイフを入れる楽しみはなくなりますが、最初から端でつまんで食べられるのもまた嬉しからずや。
では、実食…とろみのついた甘辛ステーキソースは濃過ぎず薄過ぎず、バランスが取れたストレート直球系の万人ウケするタイプです。しっかり味はついていながらどことなく少し引いた印象があり、あくまで肉が主役であることをわかっているかのような賢さを感じます。
そして主役の牛肉は脂身がほぼゼロの赤身肉で、ソースがたっぷりかかっていてもしつこさが一切感じられません。重量360gもあるボリューム感に反して、意外とスイスイ胃袋に収まっていきます。これなら女性でも肉2枚を平気で平らげられるでしょうね。実際、女性のお一人様でしれっと肉2枚注文する人いましたし…
北新地店と同じく、神戸三宮店でも焼き加減はレア一択。ミディアムやウェルダンが好みという人にとっては1つ残念な点でしょうか。でも、逆にレア肉好きの人にとっては「これよりコスパが良いステーキランチって他にある?」と思うくらいコスパ神の存在。レア肉が喉元を通る時の「軽く抵抗を感じながらツルンと抜ける」感覚、あのレア肉独特の食感を1000円そこそこで思う存分楽しめるわけです。こんな店が職場の近くにあったら、僕なら「もうランチは毎日ここでいいや!」と思ってしまうかもしれません。
そんなわけで、神戸三宮近辺で働くレア肉好きの方、キャトルラパン神戸三宮店のステーキランチはめっちゃおすすめです。待ち時間が許容範囲内であれば、ぜひ一度試してみてください。それにしても、キャトルラパンの最後のウサギは今後どこかに登場するのでしょうか?大阪と神戸にお店があることだし、もし4店舗目の出店があるのなら、最後は京都にしてほしいなぁ…
夜も予約必須の人気店!キャトルラパン神戸三宮店へのアクセスは、最寄り駅のJR神戸線・三ノ宮駅(阪神電鉄・神戸三宮駅)から徒歩6分
そんなキャトルラパン神戸三宮店ですが、噂によると夜も予約が必須なほど人気のお店らしいです。肩肘張らずに気軽に入れて、リーズナブルにカジュアルフレンチのコースが楽しめるところが人気の理由。カウンター席のみのフレンチってデートには使いにくいかもしれませんが、友人同士でちょっと奮発して…という時には使いやすそうです。神戸周辺でお得な値段でフレンチを楽しみたい!という時には、このお店の存在を思い起こしてみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
キャトルラパン 神戸三宮 (ビストロ / 三宮駅(神戸新交通)、三ノ宮駅(JR)、神戸三宮駅(阪神))
昼総合点★★★★☆ 4.5
住所:兵庫県神戸市中央区雲井通4丁目1−23 アスティ三宮 1F
電話番号:078-242-2304(ランチの予約不可)
営業時間:ランチ 11:30-13:00、ディナー 18:00-24:00(土日は16:00-24:00)
定休日:月曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
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