創業1952年、京都でも老舗喫茶店の1つに数え上げられ、過去に多くの名バリスタを育てた店としても有名な小川珈琲(Ogawa Coffee) 本店。ここで提供されるモーニングがめっちゃ人気と噂で聞いて、年末のある朝に行ってきました。10時までに着けるように…とGoogleマップで時間を計算しながら家を出て、当初の計算通り9:50にお店に到着。実際にお店に着いて、いくつか驚いたことがあったのですが…
喫茶店なのに色々驚くことが…小川珈琲 本店はこんなお店
小川珈琲 本店に着いてまず驚いたのはお店の建物。喫茶店のレベルを大きく超えて、企業のビルのような外観をしているんです。店舗ビルは2階建てで、食べログによると小川珈琲 本店の総席数は126席とかなりの大型店舗。そのうち喫煙席が分煙で38席分用意されているので、タバコを吸われる方も他のお客さんから白い目で見られることなく安心してお店を利用できます。また、一部の席には電源のコンセントも用意されているようで、店内のWi-Fiを使ってノマドワークも可能。パーティーなどでの貸切利用もOKで、お一人様から子供連れの家族客まで、ありとあらゆる用途で利用できる使い勝手の良いお店になっています。
2つ目に驚いたのは、そんな大型店舗にも関わらず入店待ちのお客さんの数がすごかったこと。店内の待機スペースどころか、店外の駐車場のところにも大勢のお客さんが…僕が到着した朝の10時前で、記名帳によると入店待ちの先客は悠々10組を超えていましたね。この時点でかなりの待ち時間が発生するものと覚悟しましたが、大型店舗ゆえにお客さんの退出のペースも早く、並び始めてから20分ほどでめでたく入店となりました。
3つ目は、店内でさまざまなイベントを開催していること。例えば、毎週金・土のディナータイムには、2階のスペースを使ってピアノとバイオリンによる生演奏が行われます。楽器の生演奏なんて、完全に喫茶店のサービスの域を超えてますよね?ディナー限定のコースメニューもあるようで、夜のデートコースに組み入れても良いくらいかもしれません。また、小川珈琲主催のコーヒー教室なんかも時々開催されます。今は新型コロナ禍の影響でオンライン開催になっていますが、元々は本店の2階のスペースを使ってやっていたそうですよ。参加してコースを終了すると、名刺に書けるくらいの肩書きも得られるようなので、コーヒー好きの方は一度参加を検討してみてはいかがでしょうか?
自家製パンを使った小川珈琲 本店のモーニングメニュー…とにかく大人気なので朝10時までには来店すべし
そんな小川珈琲 本店では、朝7:00から11:00までの時間、自家製パンを使ったモーニングが楽しめます。モーニングメニューはこちら…
- 京都ぽーくボンレスハムのスペシャルブランチセット 1380円
- 京都産小麦の山食パントーストウィンナーモーニング 780円
- サンドイッチモーニング 950円
- 季節野菜のサラダと全粒粉食パンのトーストモーニング 1100円
- 京都産小麦の山食パントーストモーニング 680円
- クロックマダム風チーズトーストモーニング 900円
すべてのセットにドリンクが付いて、さらにオプションでスープやゆで卵などを追加してカスタマイズできます(値段は税込)。モーニングとしてはお値段的にちょっと高級感がありますが、明るく開放感のあるお店で気分よく食事できるので、それを考えれば決して高くはないですね。
あなたの家の近くにこんなお店があれば、休日の朝はちょっと贅沢して…という気分にきっとなると思います。実際僕が訪店した時もそれなりの待ち時間が発生しましたし、朝11時まで提供しているモーニングですが、確実に食事にありつくためにはやっぱり10時までに来店する方が良いでしょうね。
京都ぽーくボンレスハムのスペシャルブランチセット:小川珈琲 本店の大人気朝食メニューを試してみたら…
今回僕が小川珈琲 本店で注文したのは、京都ぽーくボンレスハムのスペシャルブランチセット。オプションでドリンクをカフェラテに変更しています(+100円)。
注文してから待つこと約10分、まずはカフェラテ(ホット)が運ばれてきました…
京都の老舗喫茶店と言えばどことなくお堅いイメージがつきまといますが、小川珈琲 本店ではラテアートも描いてくれます。キレのある苦味にふわふわクリーミーなミルクの甘味の共存…ほっこりした中にもしっかり筋が一本通ったような味。だるさの残った身体にビシッと鞭を入れてくれます。
カフェラテに遅れること数分してメインの登場。肉の旨味がぎゅっと詰まった大きなハム1枚にふわとろスクランブルエッグ、キャロットラペ、生野菜サラダ、フルーツヨーグルトと朝からめっちゃ具だくさん。赤・緑・黄・白とカラフルだし、見た目で食欲爆上がりです。
では、早速いただきましょう…同じ京都市内の小川珈琲 堺町錦店で焼いた自家製パン、焼けた小麦の香りがとっても気持ちいいです。その小麦の香りを出す焼き加減もドンピシャで、表面と耳は軽く焦げているものの、中はきめが細かくてふわふわもちもち…この自家製パン、製造過程でバターや砂糖などを入れてないらしいのですが、それらを抜くことで生じる弱点(?)を微塵も感じさせません。きっと、焼き上がってすぐの状態で提供してくれているのでしょう。
今回ドリンクをカフェラテに変更してお値段 1500円近くになってしまいましたが、それでもイノダコーヒーの京の朝食より少し安いし、僕個人的にはすごく満足です。さらにお得なことに、ドリンクをホットコーヒーまたはアイスコーヒーにした場合、2杯目を通常の550円から220円と大幅に割引してくれるそうな。これでさらにゆったりとしたカフェタイムを過ごせますね。京都市内で洋食モーニングをお探しのあなた、小川珈琲本店のモーニングはおすすめです。
コーヒー豆だけでなくケーキのテイクアウトや通販も可能…小川珈琲 本店へのアクセスは、最寄り駅の阪急電鉄京都線・西京極駅から徒歩13分
こんな感じの小川珈琲 本店、店内で常時20種類以上のコーヒー豆や粉を販売している他、専属のパティシエさんが作る各種ケーキも販売しています。自宅で美味しいコーヒーを楽しみたい方、ぜひコーヒー豆やケーキのテイクアウトも検討してみてください。また、小川珈琲の公式オンラインショップでギフト用コーヒー豆などのお取り寄せも可能です。京都の有名店なので、珈琲好きにはきっと喜ばれるのではないでしょうか。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
JR京都駅からだと、京都市営バス205番系統金閣寺道行きバスで西大路七条バス停下車、徒歩5分です。
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