軽井沢のような自然に囲まれた静かな環境で、優雅にランチやカフェをしてみたいと思ったことはありませんか?僕は今まで軽井沢に行ったことがないので、実際に軽井沢がどんな所なのかはわかりませんが、おそらくそんな希望を持つあなたにピッタリであろうカフェを大阪の中心部から車で1時間のところに見つけました。
そのお店の名前は野間の森MIGIWA(ミギワ)。とある週末に「能勢でカフェランチをしたいなぁ…」という気分になって、何気なくネットリサーチしてポン!と決めたお店。でも、実際に行ってみると想像を超えて素晴らしい環境にあるカフェだったので、リゾート気分に浸りながら優雅なカフェタイムを過ごしたいあなたにおすすめしようと思ってこの記事を書いています。気になったら、ぜひ最後まで記事をお読みください…
造園会社がプロデュースした完璧すぎる緑の空間…野間の森MIGIWAはこんなお店
野間の森MIGIWAは、北摂エリアの観光スポット・妙見の森の北側に2015年10月にオープン。(株)杉景という造園会社のプロデュースで、能瀬の森林に完全に溶け込んだ形でポツンと佇むフレンチベースのカフェレストランです。
お店の建物は二階建ての小洒落た洋館なのですが、その建物も敷地内の木々に囲まれていて、敷地の外からは全くと言っていいほどお店が見えません。特に初めての人はネットの地図やカーナビを頼りに行くことになりますが、お店の近くになったら道案内の看板が出ているので、その案内通りに進めば迷わずに行けると思います(道が狭いので対向車に注意が必要ですが)。
上の画像から想像できるように、庭を含めたお店の敷地はかなり広いです。その庭に植えられた木々は1本1本計算の上で植樹されていて、季節の移ろいに合わせて日々こまめに手入れされています。また、敷地の奥の方にはちょっと開けた芝生のスペースがあって、敷地内を散歩するだけでもスーッと心が洗われます。この庭の中だけでもインスタ映えしそうなスポットが多数…食事やカフェの前後にぜひ散策してみてください。
さて、そんな野間の森MIGIWAの客席は店内とテラスに分かれていて、公式情報は得られませんでしたが、ざっと見た限り店内の1階テーブル席、テラス席それぞれ20席分くらいはありました。建物の2階はギャラリーになっていて、時期によっては展示会などのイベントが開催されることもあるようです。駐車場は敷地内に8台分ありますが、数が足りなくなることも想定されるので、可能であれば席と一緒に事前に予約しておくといいですね(ネット予約用のボタンを記事の最後に貼っておきます)。
強いて残念だったところを1つ挙げるとすれば、ペットの同伴にはかなり厳しかったです(敷地内では一歩たりとも散歩できません)。僕が見つけた2018年のブログでは「ペットOK!」と書いてあったのですが、その後ルールが変わったんでしょうか?でも、これだけきれいに整備された庭をペットに荒らされるのはお店の本意ではないでしょうし、他のお客さんの気分も考えれば、ペット同伴不可というルールも僕は100%納得です。
野間の森MIGIWAのランチメニュー:想定よりワンランク上のお値段に思いっきり焦るも…
ここまで野間の森MIGIWAでとっても気分良く過ごせていた僕ですが、席に着いてメニューを渡された時に思いっきり焦ってしまいました。そのメニューはこんな感じで…
サンドウィッチやサラダが1600円。肉や魚介の料理に食後のドリンクをつけると、大衆居酒屋で満腹になれるくらいのお値段(税込)がするんです。これは大幅な予算オーバー。僕の財布、大ピンチです(というか、毎度のリサーチ不足に我ながら呆れます)。しかも、我が家には燃費最悪かつ親の財布事情に忖度しない奴がいるし…
というわけで、この約1時間後には僕の財布が思いっきりスリムになることがほぼ確定となりました。でも少し間を置いて考えてみると、このお店、料理だけじゃなくガーデニングにもお金と手間がかかるんですよね…それを加味すればこのお値段は妥当な線をいっていると思いますし、周りを見る限り良いお客さんがたくさん集まっているようなので、この価格帯がベストなのかもしれませんね。
ビーフシチューのパイ包み焼き:リーガロイヤルホテル出身のシェフが作る高級ホテルクオリティーの料理、そのお味はいかに?
さて、今回僕が野間の森MIGIWAで注文したのが、メニューで一番上にあったビーフシチューのパイ包み焼き(お値段 税込2800円)。もう、名前からして美味い予感しかしませんよね。それも、雑音一切なしの緑豊かなオープンテラスで食べられるなんて…これ以上の贅沢ランチは期待できないかもしれません。
オーブンで調理するので少し時間がかかって、注文してからの待ち時間は約20分。目の前に運ばれてきたお料理は…
こんな感じ。こんがり茶色に焼けたパイ生地から、バターの香りがプンプン漂ってきます。で、このパイをフォークで破れば…
ダークブラウンのビーフシチューとご対面。それにしても、このパイをフォークで突き破る時の「パリッ!」という音が本当に気持ちよかった!この音を記事で伝えられないのが大変残念であります。気になったら、ぜひお店に行って実際に体験してみてください。ちなみに、このビーフシチューの奥に写っている温野菜はセットで付いてきますが、パンはオプションで1個250円(税込)です。
で、このシチューの中にはとろっとろになるまで煮込まれた牛肉がゴロゴロ入っているわけです。そのお肉が口の中でホロっと溶けるように崩れていく一方で、シチューに溶け込んだ牛肉の旨味と脂のコク、加えてパイ生地から溶け出したバターの風味が口いっぱいに広がって、さらに赤ワインの芳醇な香りが鼻に漂ってきて…こんなの、口が裂けても「まずい」なんて言えません。
なんでも、ここのシェフはリーガロイヤルホテルの出身なんだとか。高級ホテルクオリティーの料理を緑に囲まれた素晴らしい環境で食べられるのですから、ランチとしてはお高めな一品3000円弱という値段も、後になって考えれば僕は全く気になりませんね。
ランチを終えて、もう少しこの場でゆっくり過ごしたかったので、食後にハーブティー(お値段 税込1000円)を追加で注文。レモングラスやローズマリー、ペパーミントなど数々のハーブがブレンドされたものなのですが、これもすごくスッキリした透明感のある味で、口の中に残った濃厚ビーフシチューの余韻を流しつつ、口の中を清涼感いっぱいにしてくれました。このハーブティー、自宅でも飲めたら最高なんだけどなぁ…MIGIWAさん、もしこれを読んでくれていたら、ティーバッグの販売について考えてもらえたら嬉しいです。
正直言って、インスタなどSNS経由でもっと人気になってもいいくらいのお店だと思います。でも、人気になりすぎてガヤガヤしてしまうとせっかくの雰囲気が台無しなので、やっぱりあまり人気にならない方がいいかな…そんな感じの、本当はちょっと秘密にしておきたいお店です。当初の予算に反して家族全員でランチ1万5千円はちょっと痛かったですが、利用後に振り返ってみれば、この雰囲気を守るためなら僕はもっと払ってもいいですね。
カフェ帰りに野間の大けやきの見学はいかが?野間の森MIGIWAへのアクセスは、最寄り駅の能勢電鉄妙見線・妙見口駅から阪急バス妙見口能瀬線・歌垣山登山口行きバスに乗り換え、本滝口バス停下車徒歩6分
そんな野間の森MIGIWAの近くには、地元の名所である「野間の大けやき」があります…
推定樹齢が1000年以上、国の天然記念物に指定されている御神木。その雄大な姿と周囲ののどかな景色がマッチして、日頃のストレスが綺麗さっぱり洗い流されるような清々しい気分になれますよ。野間の森MIGIWAから歩いて10分ちょっとで行けるので、散歩を兼ねてぜひ行ってみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
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