肉洋食オオタケ|家庭的な店が提供する最上級にワイルドなハンバーグ

By 大堀 僚介

久し振りに美味いハンバーグが食べたいな…と思いGoogle検索で見つけたお店。それが今回ご紹介する「肉洋食オオタケ」です。2016年10月にオープンして3年足らずのオオタケは、まだまだ一般的によく知られたお店ではありません。それでも検索中に何かピンとくるものを感じ取り、「きっとこの店は当たりだ!」と直感して夏のある日、ディナータイムに店を訪問しました…

肉洋食オオタケ|アットホームな雰囲気とは裏腹に、店主が本気で作ったハンバーグはこの上なくワイルド

肉洋食オオタケは、若くてイケメンのご主人とすごく気立ての良い奥様が中心になって切り盛りするお店。とてもこじんまりしていて、客席はカウンター4席と2人掛け・4人掛けのテーブル席がそれぞれ1卓ずつ。あとは人が1人通るのがギリギリくらいのスペースしかありませんが、その分お客さんと奥様との会話が店中に響きわたって居心地の良い暖かな雰囲気が作られていきます。

この日の店内の話題は「とにかく暑い!」ということ。何せこの日の京都の最高気温は37.9℃を記録。「いや〜、今年の夏はおかしいね〜」という会話が、奥様を中心にしてお客さんみんなに広がります。その一方で、畳2畳程度しかない厨房で調理を続けるご主人。「こっちもムチャクチャ暑いです。」と言いながら、調理人らしからぬ白のシャツ+ネクタイ姿で多くの多くの注文をさばき、予約の電話を取り…汗一滴かかずにテキパキと仕事をこなしています。

今回僕はハンバーグを食べると決めてきたので、注文は迷わず「店主大好き あらびきハンバーグ 150g(1300円)」にご飯セット 450円をつけてオーダー。味付けはブラックペッパーとデミグラスソースの2種類から選べて、今回はデミグラスソースにしてもらいました。

店主大好き あらびきハンバーグ:本気で箸折れるほどの硬さに詰まった暴力的なほどの肉の旨味…肉好きならぜひ一度お試しあれ!

注文を終えて、料理が運ばれてくるまでしばしの休憩。冷水を口にしながらお店の中をいろいろ観察します。

まず目に飛び込んできたのが、壁に掛けられた小さな黒板。メニューに載っていない料理が値段とともに書かれているなか、僕の目を引いたのは線で区分けされた「本日のハンバーグ」の欄…

本日のハンバーグ
牛肉 チマキ
豚肉 ウデ肉
お箸折れ度 85%

本日のハンバーグに使われている肉の部位とともに、ハンバーグの硬さを表す「お箸折れ度」が表示されています。この日はお箸折れ度85%とのことですが、どれだけ硬いハンバーグが出てくるのか、お箸折れ度100%のハンバーグとはどんなものか、興味津々です。

そしてもう1つ。客席の一角に古いレコードプレーヤーと何枚ものレコードが展示されています。実際に使われているわけではなさそうですが、そう言えば店内を流れる音楽は英語のブルース的な曲だったような…ご主人の趣味と人柄がうかがい知れます。

そうこうしているうちに、店主大好き あらびきハンバーグが完成したようです。表面をフライパンでこんがり焼いて、そのあとオーブンでじっくり熱を通したハンバーグが、たっぷりのデミグラスソースをまとって登場です…

スキレットの中央でデミグラスソースを十分にまとった、大人のげんこつ大のハンバーグ。まずフライパンで肉の表面を焼いた後、オーブンでじっくり時間をかけて中まで熱を通しています。肉洋食オオタケでは、牛肉は愛知県の段戸山高原牛、豚肉は同じく愛知県の田原ポークの腕肉と、ともにご主人のふるさとから肉を仕入れています。

そのつなぎを一切使わない肉100%のハンバーグは、ギュッと肉が詰まって箸入れも大変。力の入れ方を間違えると、本当に割り箸が折れてしまいそうです。こればっかりは文章では伝えきれないので、ぜひ一度来店して試してみてください…

さて、硬いハンバーグと聞くと「肉汁が抜けたパサパサのハンバーグ」を思いつく人がいるかもしれませんが、ここのハンバーグは違います。硬く焼きあがった表面に旨味がしっかり守られているので、箸を入れると隙間から肉汁がじんわりにじみ出て来ます。

そんなハンバーグなので、口に入れるととにかく肉の味しかしません。肉・肉・肉…ここまで肉の味がダイレクトに飛び込んでくるハンバーグは、今までほとんど経験がありません。デミグラスソースで肉片全体を覆っても肉の味が勝ってしまう…決してソースが薄いわけではなく、それだけ暴力的なほど肉の旨味が詰まっているということです。カチカチに硬いハンバーグは好みが分かれるところですが、ワイルドで肉々しいハンバーグがお好みならトライしてみる価値ありです。

そして、もう一つのお楽しみ…深さのあるスキレットに残ったデミソース。ハンバーグから滲み出た肉汁も十分に混ざっていることでしょう。ここに半分残していたご飯を移してスプーンで混ぜ混ぜし、ハヤシライスのようにして食べてしまいましょう!

onライス

高級店では気が引けますが、この食べ方はもはや日本の食文化と言っても過言ではありません。お店のメニューでもおすすめされていますし、白飯にデミグラスソースを十分に吸わせて、最後の最後まで肉の旨味を味わい尽くしてください。

onライス実食

肉洋食オオタケのランチメニューは3種類とシンプル…もちろんハンバーグも食べられます

肉洋食オオタケはランチタイムも営業しています。メニューはシンプルに3種類のみですが、肉々しさキングレベルのあらびきハンバーグはランチでも味わえます。サラダやおばんざい、ライス、赤だしがセットにつくので、夜に一品ずつオーダーするよりお得です。

肉洋食オオタケのランチメニュー

  1. 日替わりのお昼セット  980円
  2. 店主大好きハンバーグセット  1500円
  3. 本日おすすめステーキセット  2500円

何となく将来ブレイクする予感…肉洋食オオタケへのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄・神宮丸太町駅駅から徒歩8分

それでは、店舗の詳細です。

肉洋食オオタケ [star rate=”5″]
住所:京都府京都市左京区新先斗町120-2
電話番号:075-708-6085
営業時間:11:30-13:30 LO、17:00-21:00 LO
定休日:木曜日(インスタグラムブログで臨時休業を告知しています)
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可

京阪電鉄の三条駅や、京都市営地下鉄の京都市役所前駅からも十分徒歩圏内です。

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大堀 僚介

学生時代からバックパッカーとして、主に東南アジア諸国を歩きまわる。これまでの訪問国数は20カ国以上。現在も出張を口実に国内外へ旅行して、ローカルフードを食べ歩くのを趣味としている。

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