早い時間からの一人飲みに最適なお店と評判のお店…今回ご紹介するにこみ鈴やは、京都の酒飲みなら知らないとヤバい…と言われるほど、この地域では有名な煮込み料理のお店。僕は普段はお酒を飲みませんが、その場の雰囲気を楽しみたいと思って開店直後の16時頃にお店に行ってみました…
にこみ鈴や|京都で一人飲みするなら…煮込み料理に定評がある京町家風小料理屋
京町家風の趣を残したお店に入ると、13席あるカウンターの一番隅で先客さんが1人生ビールを飲み始めるところでした。さすがに16時早々から飲み始める人はそう多くないか…と思っていたら、その後次々とお客さんが。妙齢のマダムが1人で日本酒をクイッとやっているところを見ると、噂に違わず1人飲みにぴったりのお店であることがわかります。
そんな渋いお店を切り盛りしている店長さんは、意外にも見た目20代の若い人。店員の女の子もバイト風の印象で、渋いおじさんが店を仕切っているイメージをもっていた僕はちょっと意表をつかれました。
ノンアルコールビールを片手に、にこみ鈴やの看板メニュー・もつ味噌煮込みとおでんを食す
とはいえ、せっかくなので1人飲みの雰囲気をしっかり味わいましょう。にこみ鈴やのメニューはもつ味噌煮込みやおでんなど、お酒のお供にぴったりのものばかり。壁の黒板に書かれた20種類近くあるメニューから、この日は以下の4品をオーダーしてみました…
トマト酢
まずはスターターとして頼んだのがトマト酢(お値段 税込400円)。今年の暑い夏はもう過ぎましたが、ひんやり冷えたトマトは前菜としてまだまだ活躍の場がありますよね。
もつ味噌煮込み
続いて目の前に運ばれたのが、にこみ鈴やの看板メニューの1つであるもつ味噌煮込み(お値段 税込700円)。大阪のどて煮のような甘くてとろっとした味噌味で、臭みのまったくないもつがプルプルした食感を口の粘膜に伝えます。
これは間違いなく飲兵衛にはたまらない一品でしょう。ただ、ノンアルだともつ味噌煮込みの魅力を存分に引き出せない気がして残念ではあります。
秋鮭焼
三品目はこちらの秋鮭焼(お値段 税込900円)。店長さんが「焼き物は少し時間がかかります。」と言っていましたが、作業をみていると鮭の切り身に串を3本打って、遠火でじっくりと焼いていました。
鮭の身から余分な脂が落ちてスッキリ食べやすくなった上に、皮目がパリッと香ばしく焼かれていてさすがはプロの味。絶妙な塩加減と上に散らされた大葉の香りも心地よく、日本酒にはバッチリ合うと思います。
おでん
そして四品目が、にこみ鈴やのもう1つの看板メニューであるおでん。数あるおでん種の中から、今回は玉子(税込150円)、大根(税込200円)、こんにゃく(税込200円)、厚揚げ(税込250円)の4つをチョイス。
どのおでん種も鰹出汁がしっかり効いた出汁をしっかりと吸っています。口の中で噛むごとに上質な鰹出汁の風味が口から鼻へ抜けていき、間髪入れずに次の一口を放り込みたくなってしまいます。
そして、食べ切った後にお皿に残ったおでん出汁。いつもこれ迷うんですよね。本心はお皿を両手で持ってグビグビと飲み干したいんですが、やっぱり行儀悪いからやめておこうかな…
以上4品(+ノンアルコールビール)で支払いは合計3300円。こういうお店では珍しく、お通しがなかった分ちょっと安上がりになった感じです。
メニューがあまり多くないのでここ一軒でお腹を満たそうと思うとキツいですが、何軒かはしごするつもりでの最初の一軒にはいいお店だと思います。
〆のまかないカレーはもうなくなった?にこみ鈴やへのアクセスは、最寄り駅の京都市営地下鉄・烏丸御池駅から徒歩4分
ところで事前リサーチによると、にこみ鈴やには〆のまかないカレーが最高にうまい!との情報がありました。当然僕もそのまかないカレーを狙っていたわけですが、この日はメニューにカレーがなく〆ご飯ぬきでお会計となりました。
この日がたまたまだったのか、あるいはもうまかないカレーを作っていないのかはわかりませんが、少なくともまかないカレーを食べられない日があるということは確かなようです。今後お店に行かれる時の参考になれば幸いです。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 京都で居心地のいい居酒屋をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
P.S. にこみ鈴やの近くには、こんなお店もありますよ…
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