京都で冷麺(冷やし中華)といえばサカイ。夏どころか冬に食べても美味いことで知られている冷麺を提供するのは、京都市北部の新大宮にある中華のサカイ本店というお店。ここでは看板メニューの冷麺を一年中食べられて、季節を問わず他府県からもお客さんがやってきます。
その中華のサカイ本店ですが…
実はたった一件だけ暖簾分け(のれんわけ)のお店を京都市内に出しています。そこでもサカイ自慢の冷麺を一年中食べられるのですが、どうやら中華のサカイ本店とは少し味に違いがあるようなのです…
そのお店・みその橋サカイは、中華のサカイ本店よりさらに北に上がった御薗橋(みそのばし)のそばにあります。上賀茂神社から徒歩圏内で、京都市中心部の喧騒から離れた閑静な住宅街で昭和57年から営業を続けています。
2021年の食べログ中華料理WEST百名店にも選出されているみその橋サカイ。店内の客席はテーブル席や座敷席が中心で、夕方4時頃と食事には中途半端な時間にも関わらず、主に子連れのお客さん達で賑わっていました。玄関をくぐってすぐ右側にはカウンター席が3脚あり、僕のようなお一人様でも気兼ねなく自分のペースで食事ができます。
焼豚冷麺:見た目ではわからない、中華のサカイ本店の冷めんとの2つの味の違いとは…
みその橋サカイでも中華のサカイ本店と同じく、冷麺の具材をチャーシュー(焼豚)とハムの一方を選べます。ハム冷麺の方がちょっと割安ですが、やっぱりおすすめは焼豚冷麺の方(お値段 税込760円)…
見た目はサカイ本店の冷めんとほぼ同じ。ちょっとタレの量は多めでしょうか。ちなみに、この冷麺を大盛りにするとお値段が760円→1100円と一気に跳ね上がります。ボリュームも2倍くらいになるんでしょうかね…
それでは、早速実食と参りましょう。麺はどこかで見たことのある、黄色で表面がツルツルしたオリジナルの中華麺。麺の強度ともっちり度は健在で、その歯応えや喉越しが強烈なインパクトとして口の中に残ります。
そしてその中華麺に合わせるタレ…サカイ本店の冷麺とほとんど見分けがつきませんが、味の方は酢の酸味が強化されていて、一般の冷やし中華のタレに近くなっている感じです。その分辛子の辛味が和らげられているので、辛いものが苦手な人や子供でも食べられそうな、より万人ウケしそうな味付けになっています。
もう1つ、サカイ本店の冷めんとの大きな違いが、提供される冷麺の温度。みその橋サカイの冷麺は「今冷蔵庫から出してきた?」と感じるような、とても冷たい状態で出てきます。
この強烈に冷たい麺、夏真っ盛りの時に食べたらどんなに気持ちいいだろうな…と思います。逆に冬に食べたらどう感じるか知りませんが(笑)。
みその橋サカイの焼豚冷麺、サカイ本店とやや味が異なるところは人それぞれで賛否両論あると思います。でも、本店の辛子が強めの冷めんより食べやすくなっている点では、最初に本店の味よりこちらの味の方がおすすめしやすいと僕は思います。
自慢の冷麺は通販にも対応中!みその橋サカイへのアクセスは、最寄り駅の京都市営地下鉄・北大路駅で京都市営バスに乗り換え大宮総門口町バス停下車
そのみその橋サカイですが、自慢の冷麺をいただくための最大の障害がアクセスの悪さ。マイカーがあれば良いですが、公共交通機関だと電車からバスに乗り換えて結構面倒です。
もしあなたが京都市外にお住まいなら、わざわざお店を訪問するよりも自宅で食べられる通販がおすすめです。全国で唯一無二のサカイの冷麺、ぜひ一度ご自宅でお試しください!
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
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