芦屋から宝塚に移転したまるさん松本というお店がヤバい…という噂を聞きつけて、とある週末のお昼前に宝塚まで行ってきました。
家族のために働くお父さんが、梅田や神戸に出勤してしまった後の閑静な住宅街…にも関わらず、その真ん中にあるこのお店の前にだけ長蛇の行列ができるという噂…その理由は、このお店の存在を知っているビジネスマンが、わざわざ宝塚を商談場所に設定するからなのだとか。
その噂の真偽はともかく、僕がお店に到着したのは、とある土曜日の10:40過ぎ。開店時間を10分ちょっと過ぎたくらいなのですが、気になる混雑ぶりはどうだったかというと…
開店直後ですでに行列が…待ち時間長めなので開店時間前の来店が吉
既に僕の前に10人並んでましたね。さすがの人気ぶり…というか、本格的なランチタイムにはまだ早い10:30過ぎですから、正直もうちょっとマシなんじゃない?と心の中で思ってたんですよね。その淡い期待が見事に打ち砕かれた感じです。
お店の正面から裏の方へ伸びた行列の最後方で並ぶこと数分…来るわ来るわ、小さな子供連れのお客さんや老夫婦、カップル客。見ていると、この日のお客さんはほぼ全員地元の人ですね。まるさん松本がどれだけ地元の人に愛されているのかが、よくわかります。
結局、この日の僕は並び始めてから25分ほどで入店となりました。でも、お一人様特権が発動して5〜6人をぶち抜いての待ち時間25分で、パートナーや友人と一緒に来ていたらおそらくその倍くらいは待つことになっていたと思います。このように待ち時間は比較的長めになりそうなので、ランチタイムを狙うなら開店時間前に来店するのが望ましいと思います。
まるさん松本には海鮮メニューだけで50種類以上!お持ち帰り用のお弁当も販売中
そのまるさん松本、店内はカウンター席6脚とテーブル席5卓をぎゅっと詰め込んだような小さなお店。家族経営の小さな居酒屋という雰囲気で、どんなお客さんでも受け入れてくれるような包容力を感じます。
そんなまるさん松本で提供されるメニューは、ほぼ海鮮系で優に50種類以上はあるでしょうか。特別にランチ限定メニューを設定しているわけではないので、基本昼でも夜でも同じメニューを楽しめます。
1つ注意が必要なのが注文方法。まるさん松本で魚定食を注文すると、調理方法まで聞かれるんです。
例えば、上の画像のメニューからハマチを選ぶとします。その下に「3種」と書いてありますが、これは「3種類の調理法が可能」という意味。刺身、焼き、煮付け、天ぷら…といった調理法から、好みのものを指定しなければなりません。
ちょっと混乱しやすいところですが、考えようによっては嬉しいですよね。半分づつに分けて「刺身と焼き」という注文もできるので、好きな料理を注文していろいろな味を楽しんでみてください。
ちなみに、魚定食を含めてまるさん松本のほぼ全メニュー、お持ち帰り用のお弁当にアレンジ可能です。近くにお住まいの方は、テイクアウトも考えてみてはいかがでしょうか?
まるさん松本のお弁当メニュー例(値段は税込)
- おまかせ弁当(その日の焼き魚とお造り) 660円〜
- おつくり弁当 1450円
- 海鮮丼弁当 1450円
- いくら丼弁当 1650円
- うなぎ丼弁当 1650円
お造り定食デラックス:セルフ海鮮丼2回転超の超絶ボリューム…さらに嬉しいことに、ご飯のおかわり何杯でも無料
さて、今回僕が注文したのは、お刺身てんこ盛りのお造り定食デラックス(お値段 税込1980円)。料金だけを見るとちょっとお高めに感じますが…
本マグロの赤身やトロ、真鯛、サーモン、赤えびなど20切れ以上のお刺身に加えて、大きな器に入った魚のあら汁、大根と魚のあらの煮付けなど、超絶ボリュームの定食がドーン!と出てきます。
では、実食…お刺身を一切れずつじっくり堪能してもいいのですが、僕はこんな感じでセルフ海鮮丼をつくって、かつて小樽で食べた滝波食堂の海鮮丼と同じように、上から醤油をかけ回しして一気に掻き込むことにしました…
いやぁ、海鮮ネタ同士のマリアージュ、控えめに言っても最高すぎますわぁ〜。冬の魚なので脂がしっかり乗っているし、身はどれもぷりぷりしているし、それぞれのネタの個性が口の中でランダムに入り混じって…もう、あとはご想像ください。
さらに嬉しいことに、まるさん松本ではどのメニューを頼んでも白ごはんが何杯でもおかわり無料なんです。僕も当然のようにおかわりして…
セルフ海鮮丼の2回転目いっちゃいました。ここまでやっても平皿にはまだお刺身が数切れ残っている、まさにお刺身デラックス状態(さすがに3回転目は厳しそうでしたが)。これならランチに2000円払っても、全然惜しくはないですよね?
カキフライバター:牡蠣好きにはたまらない冬の名物、まるさん松本ではこれも破格のボリュームで…
そしてもう1品、牡蠣好きにはこの季節に注文せざるを得ないカキフライ(お値段 税込680円)。こちらもまるさん松本にかかるとこんな感じで…
大粒の牡蠣が6粒と、680円とは思い難い破格のボリューム。しかも、また新たに白ごはんがついてきています(もちろん無料で)。もはや立派なカキフライ定食じゃないですか。
このカキフライ、衣に軽くバターの風味がついているので、味付けせずそのままでも食べられます。薄めの衣をサクッと突き破ると、ほんのりバターの香りが鼻に伝わり、断面からは濃厚な牡蠣の旨味が口いっぱいに広がって…もう、昼間っから熱燗が欲しくなりますな。
このカキフライをそのまま、ウスターソース、タルタルソース、レモン汁の4種類の味付けで楽しむことができます。あぁ、昼間っからなんてぜいたくな…そりゃあ、ビジネスマンもわざわざ宝塚でランチしたくなりますわ。
夜は予約可能!まるさん松本へのアクセスは、最寄り駅の阪急今津線・宝塚南口駅から徒歩3分
さて、そんなまるさん松本は、夜の時間帯なら予約が可能です。昼も夜もメニューは変わらないので、行列に並ぶのを避けたい場合は事前予約して夜の訪店をおすすめします。下に予約用のリンクを貼っておくので、もしよろしければご利用ください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 兵庫で美味しい和食をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
コメントを残す