ザ・昭和というようなレトロな雰囲気に浸りながら酒を飲みたい…あなたには、そんな願望ありませんか?僕には少なからずそういうところがあって、そんなお店を通りがかると、立ち止まって中をのぞいてみたくなる衝動に駆られるのです…
京都ハナビ|仲間とわいわいがやがや安飲みを…バブル期以前の昭和レトロの雰囲気を再現した大衆居酒屋
今回ご紹介する京都ハナビという居酒屋も、そんなお店の1つ。僕と同じような趣味の人が多いのか、はたまた価格帯がリーズナブルなこともあってか、店の前をいつ通りかかってもお客さんでいっぱいです。
冬に差し掛かったある日の夜、仕事帰りに烏丸周辺をうろつく僕。身体がすっかり冷え切って、「暖かい鍋が食べたいなぁ…」と思いながら、たまたま店の前を通り過ぎます。相変わらずお客さんで席は埋まっているし、「さすがに鍋はないよなぁ…」と通り過ぎようとしたところ、タイミングよく中から数名のお客さんが出てきたのです。その瞬間…
お客さんが出てきた = 今なら確実に席が空いている
と僕の短絡的な頭が判断を下し、そのまま入店となってしまいました…
店の一番奥のカウンターに陣取ったぼくは、「やっぱり鍋が良かったかな…」と、ちょっと後悔の念を抱きながらメニューを眺めます。さすがにお酒は種類が豊富ですね。でも、冷たい飲み物は身体を冷やすし、第一僕には鉄の掟がある。そんなことより、まずは身体を温めなきゃ…とメニューと睨めっこしていると…
おおっ、これだ〜っ!鍋ではないけれど、熱々おでんなら同じ役目を十分に果たしてくれるはず…と、「これ全部ください」とおでん8種類を全部注文しました。これが今年の初おでん。実は初おでんは別のお店で…と決めていたのですが、まあ、いいや。
注文を終えてからの約10分間、脂ののったはまちの刺身をつまみ…
甘めの出汁に浸かったふわふわ揚げ出し豆腐を食べ…
おでんが出てくるのを首を長くして待ちます。そして…
やってきました。持つのも大変なくらいに熱々の器。中にはこんにゃく、ちくわ、卵、手羽先、大根、牛すじ、しらたき、ゴボウ天の8種類の具材。
もう、細かいことを考えずに箸を伸ばします。中心まで出汁を吸って崩れそうなほどに柔らかい大根を口に放り込み、内に熱をため込んだ分厚いこんにゃくにかぶりつき…一気に出汁まで飲み干して、ようやく身体の芯から温まりました。
あとは残った胃袋の隙間を埋めるために、締めの一品をオーダー。鉄板で調理する音がジュージュー聞こえてきます。そして、いかにも昭和…というようなアルミ製の丸皿に盛られたソース焼きそばが目の前に運ばれましたました…
やや太めの麺にたっぷりかかった鰹節が香ります。ぶつ切りキャベツの歯ごたえを楽しみながら一気に完食。これでお会計は3000円以下と良心価格。財布が風邪をひくこともありませんでした。
何か名物料理があるわけではなく、美食を期待するようなお店ではありませんが、この雰囲気に浸ってちびちび一人飲みをしてもイケますし、気心知れた仲間がいれば絶対に楽しい夜を過ごせると思いますよ。
昭和の雰囲気でオヤジ飲み…京都ハナビへのアクセスは、最寄り駅の阪急京都線・烏丸駅より徒歩3分
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 京都で居心地のいい居酒屋をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
P.P.S. 京都でおでんといえば、こんなお店もありますよ…
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