京都最大級のパワースポットとしても知られる鞍馬寺や貴船神社にも近く、特に週末は多くの観光客で混雑する貴船・鞍馬エリア。ただ、山を登り降りするので、観光とはいえ結構な労力を必要とします。山登りで疲れて汗だくになった身体を癒すために、くらま温泉で日帰り入湯はいかがですか?
くらま温泉|京都・大阪からアクセス良好の貴船・鞍馬エリアで人気の日帰り温泉
京都市内からは、出町柳から叡山電鉄に乗って終点まで約30分。鞍馬駅からくらま温泉へは、電車の時間に合わせて無料シャトルバスが運行されています。ただ、この辺りは昔の宿場町としての街並みが残されているので、ゆっくり散歩しながら温泉に向かうのも風情があっていいですよ。
鞍馬寺の仁王門から約10分。道も一本道なので、まず迷うこともありません。北に向かって10分ほどで、右側に温泉の大きな看板が見えてきます。目の前に京都バスのバス停があるので、京都市内からバスで一気に来てしまうのも便利です。
露天風呂だけじゃもったいない…くらま温泉をじっくり堪能するには日帰りコースが絶対おすすめ
敷地内に入って、駐車場越しに見える施設は、思ったよりこじんまりとした2階建ての建物。くらま温泉には宿泊もできるのですが、宿泊客をそれほど多く取っているわけではなさそうです。宿泊希望の場合は、早めに予約をしておく方がいいかもしれません。
さて、まずは建物を入ってすぐ左手にあるカウンターで入湯料を払います。その入湯料ですが、露天風呂のみ利用の露天風呂コースと、館内の大浴場も利用できる日帰りコースの2つから選べます。初めて行くあなたに僕がおすすめするのは日帰りコース。その理由はこれから順に説明していくこととして、まずは料金のご紹介…
入湯料
露天風呂コース:大人1,000円、子供 700円
日帰りコース:大人2,500円、子供 1600円
注:子供は4歳から12歳まで
日帰りコースの入湯料には、浴衣やバスタオル、フェイスタオル一式のレンタル料金が含まれます(露天風呂コースでも別料金でタオルのレンタル・購入OKです)。なので、あなたが手ぶらでやって来ても、何一つ不自由なくゆっくり温泉に浸かれます。
やっぱり、何も準備していなくても好きな時にふらっと立ち寄って入れる温泉がいいですよね。最初から温泉に入る目的で、ずっとバスタオルを持ち歩きながら観光…というのは、ちょっと個人的には考えられませんね…
峰麓湯:鞍馬山の大自然をバックに四季の移ろいを感じられる露天風呂
鞍馬山の大自然を眺めながら入浴できる露天風呂「峰麓湯」へは、一旦建物を出て駐車場左手の斜面を登っていきます。
くらま温泉の泉質は、日本では比較的多いと言われている単純硫化水素泉。本来はお湯に硫黄の匂いがするものですが、くらま温泉のお湯は循環加熱式で硫黄臭が除去されてしまっていて、温泉マニアの方はちょっとガッカリするかもしれません。でも、ぬるめに調整されたお湯に長くつかって、大自然を満喫する楽しみは全く失われていません。
ゴールデンウィークのこの日は、晴天の青と鞍馬山の緑がコントラストをなして、とってもきれいでした。秋にはこれに紅葉の赤が加わって、さらに美しい絶景が拝めることでしょう…
ランチは施設1階のお食事処で京都の山菜や地鶏を堪能
露天風呂を満喫して、ちょっと小腹が空いたな…と感じたら、施設内にあるお食事処でランチはいかがでしょう?
鞍馬名産の山椒を使った釜ご飯や、山菜・地鶏を使った各種和食メニューが結構充実しています。旅館だけあってお値段はちょっと高めですが、風呂上がりにビールや京都の地酒をひっかけながら、自分のペースでゆったり食事をとるのも、温泉ならではの楽しみの1つですよね。
ちなみに、これらの山菜や地鶏を使ったご飯と温泉をセットにした、さらにお得な入浴プランもあるようです(得々セット 4,800円)。午前中から夕方までゆっくり温泉につかって帰ろう!という時には、ちょうどいいかもしれません。
食後は2階の宿泊施設を解放した休憩室で大の字になって昼寝
お腹も満たされて、ちょっと眠くなる時間帯。また温泉につかりたいけど、まだちょっと早いかな…そんなあなたのために、施設の2階にある休憩室が解放されています。
中に入ると、1台のテレビとマッサージチェアーが2台置いてあるだけの、和室の大広間。ここ、夜は宴会場に使われるんでしょうね。
先に来ていたお客さん1人1人、思い思いのスタイルで休憩しています。足を畳に投げ出してプロ野球中継を見たり、マッサージチェアーに身を預けて外の景色を眺めたり、無料Wi-Fiを使ってスマホでネットサーフィンをしたり…
そのまま畳の上に寝転がってもいいですが、1人用のマットレスや枕、タオルケットが無料で使えるので、これらを借りて本当に昼寝することもできます。次の入浴の準備ができるまでの間、あなたのお好きなように休憩室を使って、身体と心を休めてください…
最後の温泉は施設内の大浴場へ…サウナで汗を流し、帰りのシャトルバスの時間に備えて身支度を
さて、身体も心も準備が整ったら、今度は施設内の大浴場へ行ってみましょう。
露天風呂より広々とした大浴場にはサウナが併設。ここでじわーっと汗を流して、山水を集めた冷たい水風呂につかって身体を引き締めます。帰りのシャトルバスの時間に合わせて身体を洗い、最後の温泉につかり、身支度を整えて日帰りプランの終了!借りた浴衣やタオルをカウンターに返却し、バスの出発までコーヒーを飲んだり…
定番のコーヒー牛乳の一気飲みをしたり…
最後の1分までくらま温泉の滞在を満喫してください!
駅から無料シャトルバスも出ていますが、鞍馬の街並みを眺めながら歩くのも悪くない…くらま温泉へは叡山電鉄の鞍馬駅から徒歩12分
最後に施設の詳細です。
住所:京都府京都市左京区鞍馬本町520
電話番号:075-741-2131
営業時間:10:30-20:20最終受付(冬季は19:20最終受付)
定休日:無休(鞍馬の火祭がある10月22日は要問い合わせ)
帰りのシャトルバスで一緒になったお客さんは…
東京からでも日帰りできるね!
なんて言っていました(本当です)。強者ですね〜。
P.S. 温泉から市街地へ戻ったら、こんなお店でチョイ飲みなんかいいかもしれません…
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