三重県への出張に合わせて、四日市市にある中華料理の人気店・熊猫飯店へ行ってきました。横浜中華街にある四川料理の名店・重慶飯店で修行を積んだご主人が独立して開いたお店で、2011年3月に創業してから2019年のミシュランガイド愛知・岐阜・三重特別版でビブグルマンを獲得、さらに2021年にはテレビ番組「バナナマンのせっかくグルメ」で紹介、そして2023年には食べログの中華料理WEST百名店に選出されるなど、地方都市での営業ながらものすごい業績を積み重ねてきています。
でもこのお店、場所がちょっと遠いんですよね。創業当時は四日市市街地で営業していたんですが、2023年10月に郊外の方へ移転してしまったんです。幸い近くを近鉄電車が通っていたので、車を持たない僕でもお店に行くことができたんですが。こんな感じでちょっと頑張って訪店した熊猫飯店、どんなお店だったかというと…
さすがの人気店、四日市市郊外にありながらかなりの集客力…熊猫飯店はこんなお店
熊猫飯店は四日市市郊外の高角という場所にお店を構えています。この辺りは住宅地からもちょっと離れていて、お店の周囲には「何もない」と言ってもいいくらいの長閑な感じなのですが、すぐそばに四日市インターがあるので、他地域から四日市に入ってくる人達をターゲットにしたお店ということでしょうか。
その熊猫飯店に僕が到着したのが、とある週末の10:30頃。開店30分前でポールポジションゲットだったのですが、かなり寒かったので奥のパチンコ屋で暖をとって15分後に再訪としました。再訪した時には1人店頭で並んでいたのですが、どうやらこのくらいから車やバイクに乗ってお客さんが集まってくる感じでした。開店時間の11:00にはざっと見て20人くらいの行列にはなってたかなぁ…やはり「さすが人気店」って感じですね。
店内はシンプルな内装で飾ったところがなく、チェーン店のように小さな子供連れでも気疲れしない雰囲気があります。ただ、客席数はカウンター席13脚と4人がけテーブル席2卓で合計21席と、郊外店としては収容力は小さめです。お店の構造的には、中華料理屋というよりラーメン屋に近い気がします。なのでグループ客より僕のようなぼっち客の方が利用しやすいような気がします。
麻婆豆腐と担々麺がメニューの中心!さて、熊猫飯店でどちらを注文すべきか?それが大きな問題だ…
さて、その熊猫飯店のウリは重慶飯店の流れを汲んだ麻婆豆腐と担々麺。実際お店のメニューには陳麻婆豆腐、黒ごま担々麺、汁なし担々麺、台湾ラーメンと、ほぼ麻婆豆腐と担々麺の専門店と言ってもいいくらいのメニュー構成になっています。
さて、ここで大きな問題が1つ。僕のような一期一会になる可能性が高いよそ者は、このお店で一体どちらを食べるべきでしょうか?僕、入店待ちをしている時からず〜っと悩んでたんですよね。もし選択をミスって後悔の気持ちでお店を後にするようなことになったら最悪です。下手したら「もう一度行かないと…」ってことになっちゃいますから。
結局、今回僕は麻婆豆腐と担々麺、両方注文することにしました。実はこの後、トンテキを食べにまつもとの来来憲にも行く予定にしてたんですが、胃袋大丈夫かな?まあ、最悪トンテキ食べられなくなったとしても、まつもとの来来憲の方が市街地から行きやすいので、そっちを後日訪問にすれば良いか…
担々麺
先に運ばれてきたのが担々麺。軽くざらつきがあり、ゴマの濃厚なコクを携えたスープ。口に入れると八角の香りがふんわりと鼻に漂ってきます。今一般的に食べられている担々麺は日本向けにアレンジされたものだけど、ここの担々麺は見た目は一緒ながら「ちょっと違うぞ!」と思わせてくれます。辛さは「ザ・中辛」って感じで、「辛いものが全然ダメ!」って人でなければ普通に食べられるんじゃないかな。
このスープに浸かった麺は小麦感がリッチなストレート細麺。濃厚スープをしっかり絡め取り、口の中ではもちっとした食感を発揮します。あと、トッピングの青梗菜がめっちゃシャキシャキだったのがいいですね。純粋味噌味の肉味噌をスープに溶かして、味変を楽しみつつあっという間に完食でした。
麻婆豆腐
そして、担々麺を半分食べ終えた頃に麻婆豆腐が完成し、目の前に運ばれてきました。見た目に豆腐がゴロゴロしていて、なかなか食べ応えがありそうですよね。
実際、この麻婆豆腐にはしっかり水抜きされた木綿豆腐が使われていて、飲み物系ではなく豆腐を食べさせる感じの麻婆豆腐になっています。正直なところ、「担々麺があるから今回は白ごはんいらなかったな…」と思いました。ニンニクで香りづけがされていて、口に入れた時に鼻に広がってくる刺激がたまらんです。気になる辛さは、担々麺よりマイルドかも?って感じの辛さですね。でも最後まで食べ切ると、花椒で舌が軽く痺れてきます。なので、痺れが苦手という人には、どちらかというと担々麺の方がおすすめかな。
訪店前にはお店のブログを要チェック!熊猫飯店へのアクセスは、最寄り駅の近鉄湯の山線・高角駅から徒歩11分
こんな感じの熊猫飯店ですが、ちょっと臨時休業が多いのが残念なところ。郊外店なので、「せっかく行ったのに休みだった…」なんてことになったら目も当てられません。お店の臨時休業情報はお店運営のブログで確認できます。特に遠方から訪店するときは、必ず事前にこのブログをチェックするようにしましょう!
それでは、お店の詳細です…
熊猫飯店 5点満点中
住所:〒512-0923 三重県四日市市高角町2873−2
電話番号:非公開
営業時間:月-土:ランチ 11:00-15:00、ディナー 18:00-21:30、日:17:00-21:30
定休日:水曜日
駐車場:あり
クレジットカード払い:不可(現金払いのみ)
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