奈良県と京都府の県境あたりに、国境食堂という地の果てを連想させる名前の食堂があります。周囲には何もない「国境」という名に違わぬ場所にある一見何の変哲もないこのお店、実は関西のグルメ雑誌でよく紹介される超有名店なのです…
交通不便な山の中にあるドライブイン的なレストランが、コロナ禍の平日昼にほぼ満席という奇妙な現実
その国境食堂に、ある平日のお昼前に到着。奈良市のビジネス街から遠く離れ、360度見渡しても山しか見えないのどかな場所。そんな場所にある国境食堂は、昔でいうドライブインというイメージがピッタリ当てはまる食堂(同じ敷地内に「ステーキ道楽」というお店もあります)なのですが、コロナ禍の最中で平日の昼にもかかわらず、お店の前にある駐車場はマイカーやバイクでいっぱい…当然店内もほぼ満席で、僕はかろうじて1卓空いていた座敷席に滑り込めたという感じです。
昔からやっている田舎の食堂という、そのままの雰囲気を出した国境食堂。店内にはざっと見渡してもテーブル席や座敷席で60〜70人くらい入るスペースがあるのですが、それがコロナ禍の平日昼でほぼ満席ってすごくないですか?提供されるメニューもカレーやからあげ、とんかつ、エビフライなど、至って普通の定食メニュー。そんな一見普通の和食レストランのどこにそれだけのお客さんを惹きつける魅力があるのかというと…
カツ丼(大):グルメ雑誌常連の関西を代表する国境食堂のデカ盛りメニュー…やっぱりそのインパクトは強烈だった
というわけで今回ご紹介するのが、国境食堂の名物メニューにして関西を代表するデカ盛りメニューのカツ丼(大)。まずは論より証拠。着丼の様子をご覧ください…
一緒に写っている味噌汁椀やコップと見比べてその大きさは何となくイメージできると思いますが、実際それが目の前にあるとインパクトが全然違います。普通のカツ丼の3倍以上の量は軽くあるでしょうか。並大抵の大盛りではありません。両手で持ち上げても肩までズシリと伝わる重さ。「これを全部食べるのか…」と、食事にありつける喜びよりも不安の方が強くなります。
丼の蓋を開けると、中央にはサイズの大きな豚ロースカツ2枚が悠々と鎮座。そのロースカツでも補えないほどのスペースから垣間見えるライスの量は、少し前に食べた赤丸食堂のマンガ盛りご飯とも勝負できるかもしれません。この一食で成人男性の1日摂取カロリーを軽くオーバーでしょうね。これでお値段たったの980円(税別、お持ち帰り可)。そういえば、確かに店内には男性客の比率がかなり高いような…
何はともあれ、実食…肉に十分な厚みがあって食べ応えがあり、衣がしっかりと肉についてはがれないので食べやすいです。味付けのタレはほんのり甘味を感じる薄味で、食べ進めてもしつこさを感じないので、後半になっても思ったほど食べ飽きることなく完食に至りました。
まあ、率直に言って味的には「普通に美味い」といった感じです。ただ、コスパ的には半端ないと思うので、特にお金ないけど腹一杯食べたい若者にはおすすめです。ちなみに、ちゃんと女性客も普通の量の定食を食べていましたので、普通にご飯を食べたい方もご安心を…
やっぱり車やバイクが便利…国境食堂へのアクセスは、近鉄奈良線・近鉄奈良駅から奈良交通バス153番系統で梅谷口バス停下車
そんな国境食堂へのアクセスですが、最寄り駅のJR大和路線・平城山駅から徒歩約30分と、公共交通機関で行くにはかなり不便です。僕は近鉄奈良駅からバスを利用して行きましたが、やっぱり車やバイクで行く方が便利だと思います。デカ盛りチャレンジをやってみたい方は、頑張って行ってみてください。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
お店の評価に客観性を持たせるために、他のブログの口コミも紹介しておきますね…
ご飯の量が結構ありしたが、一緒に訪問した連れのにらもやし炒め定食の炒め物も結構な量があり、そちらも少し分けてもらってご飯を平らげました。
macha-sanの徒然なるままに。
国境食堂 (KOKKYOU SYOKUDO)【和食】奈良その9 [和食(奈良)]P.S. 奈良県で美味しいとんかつをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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