「鴨肉の可能性を追求する研究所」として、鴨肉の卸業社が京都の上鳥羽に開いたラーメン屋・鴨LABO(かもラボ)のことを知ったのは今から1年くらい前のこと。僕がやっているインスタにお店のアカウントから通知が届いたことをきっかけに興味を持ったのですが、ちょうどその頃にお店が城南宮の隣へ移転することになっていたので、「じゃあ移転してから行こうか」と後回しにしてしまったんです。
それからずっとお店のことは気になってはいたものの、新しいお店の場所が電車で行くには不便なところにあって、なかなかお店に足が向かず…「これじゃあいかん!」とある時気持ちを奮い立たせて、とある週末の開店時間に合わせてお店に向かったのでした。さて…
前店舗よりだいぶ広くなった様子…城南宮隣に移転した鴨LABOはこんなお店
僕が新しい鴨LABOに到着したのが、開店時間の10分前くらいでしょうか。国道1号線沿いで、名神高速の京都南インターのすぐ南側。電車では不便ですが、駐車場完備で車やバイクでの来店には優しいお店。高速道路を降りてまずは腹ごしらえ…という時には絶好のお店かもしれません。
車もバイクも持っていない僕は、Googleマップを頼りに東側から城南宮を通り抜けてお店に辿り着いたのですが、新店舗がラーメン屋というより和食レストランのような外観をしていたせいで、最初はお店を認識できずに素通りしそうになりました。開店時間の10分前で気になる店頭の行列はゼロ。この分だと少し時間を潰してから来てもすんなり入店できそうだったので、先に城南宮へのお参りをしてからお店を再訪することとしました。
店内に入ると、客席はカウンター席11脚と大きめのテーブル席が7卓あって、ざっと見て40人くらいは収容できそうな感じ。ラーメン屋としては相当な広さを持ったお店です。食べログによると移転前の鴨LABOの客席数は14席とあるので、この移転で随分と広々として使いやすいお店になったと言えますね。お一人様はもちろん、小さな子供を連れた家族客でも問題なく利用できそうです。
特製鴨塩チャーシュー麺:鴨LABOの一番人気メニュー・鴨塩ラーメンの上級バージョンを試してみたら…
さて、鴨LABOでは塩・醤油・担々麺の3種類のラーメンが食べられるのですが、今回僕が選んだのはお店の一番人気・塩ラーメンの上級バージョンである特製鴨塩チャーシュー麺(お値段 税込1150円)。注文を終えて待つこと約5分、目の前に運ばれてきたラーメンは…
スープがめちゃくちゃ透き通ってます。こんな感じのスープに透明感がある塩ラーメン、僕大好きなんですよね。その透明なスープに、レア色の断面をした鴨肉がたくさん浮かんでいて、とにかくめっちゃ食欲がそそられるわけです。ただ1つ残念なことは、僕が座っていた席だとどの角度から写真を撮っても影が入っちゃうんですよね。そんなわけで、あまり美味しそうに見えなかったらごめんなさい<(_ _)>。
それはさておき、まずはスープから…これは見た目通り、味もとってもクリアーなスープです。全体的にあっさり目で、程よい塩加減とそれに歩調を合わせたかのような出汁感。しっかり旨味は出ているのですが、鴨のクセのようなものは一切なし。ラーメンのスープなんですが、お吸い物を飲んでいるかのような感覚になります。
これに対する麺は、全粒粉入りの中細ストレート麺。やや加水率高めで小麦の香りは強くありませんが、プリッとした食感を楽しめます。加えてこの麺についたスープの塩味もすごく良い刺激になって、麺をすすった後またすぐに次を欲しくなるんですよね。このプリプリ食感の麺と塩スープの組み合わせも何気にクセになります。
で、トッピングの主役・鴨チャーシューは、スライスされた鴨肉が3枚とブロック状にカットされた鴨肉が5つくらい入っていました。でも違うのは形だけじゃなくて、スライス鴨チャーシューの方は鴨肉独特の鉄分を感じる味になっているのに対して…
ブロック鴨チャーシューはバーナーで炙られた香ばしさと脂の旨味を前面に出した濃厚な味。2つの全然違う鴨肉の味を楽しめるのは、かなりお得感があります。チャーシューメンにしてもお値段 1150円とそれほど高くないので、財政が厳しい時でなければチャーシュー麺にグレードアップして、2種類の鴨チャーシューを存分に楽しむのがおすすめです。
一方、味変アイテムとして柚子胡椒が備え付けてあるのですが、今回僕は使いませんでした。というか、レンゲにすくったスープでお試し程度に使ってみて、きちんとハマることは確認しましたが、元のスープの味を壊すのがもったいなくって…結局最後まで全然飽きることなくソッコーで完食できましたし、柚子胡椒を使うにしても、ほんのちょびっとにしておく方がいいでしょうね。
というわけで鴨LABOの特製鴨塩チャーシュー麺、個人的には大満足できました。あとはお店が僕の活動エリアの近くにあればリピート確定…なんですが、そこはやむなしですな。この分なら、お店で提供されている他の鴨の食べ物系メニューもまず間違いなく当たりでしょうね。しっかりお腹を満たしたい時には、鴨肉を使ったサイドメニューも一緒に頼んでみてくださいな。
鴨LABOのその他のメニュー例(値段は税込)
- 鴨塩ラーメン 850円
- 鴨醤油ラーメン 850円
- 鴨担々麺ラーメン 880円
- 鴨餃子 440円
- 鴨チャーハン 500円
- 鴨テリヤキ丼 550円
- 鴨ロース丼 550円
※その他限定メニューあり。お店のインスタをチェックしてみてください。
テイクアウトやUber Eatsにも対応…鴨LABOへのアクセスは、最寄り駅の近鉄京都線・竹田駅から徒歩20分
そんな鴨LABOの各種メニューは、テイクアウトやUber Eatsでのデリバリーにも対応しています。近くにお住まいの方は、ぜひこれらのサービスをご利用ください。ホントにこのお店、せめてもっと駅に近いところにあればなぁ…もし今後2号店をオープンすることがあれば、是非とも四条河原町か京都駅周辺にしてもらいたいものです。
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
P.S. 京都で美味しいラーメンをお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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