京都の祇園四条駅を降りて八坂神社方面へ歩いていくと、交差点の角に壹銭洋食 本店という店名のインパクトあるお店が見えてきます。このお店の店名になっている壹銭洋食とは、大正から昭和の初め頃に駄菓子屋のおばちゃんたちが近所の子供達のために作ったおやつのことで、当時1個一銭で販売されていたことから「一銭洋食」と名付けられたようです。でも、時代の流れとともに昭和の後半には今の形のお好み焼きが主流となって、一銭洋食はどんどん姿を消していったんだそうな。それに危機感を抱いた創業者が「あんな手軽で美味いもんが食えへんのはもったいない!」と復刻させたのが、今回ご紹介する壹銭洋食というわけです。
その「京都のソウルフード」とも言える壹銭洋食を食べに、ある日の仕事帰りに壹銭洋食 本店へ行ってきたんですが、実は僕、京都がメインの活動エリアでありながら、まだ一度も壹銭洋食を食べたことがなかったんですよね。というわけで、今回僕は壹銭洋食の初体験。楽しみにしながらお店に向かっていくと…
店内はテーマパークっぽくもあり、ちょっとヤバめなところもあり…壹銭洋食 本店はこんなお店
僕が壹銭洋食 本店に到着したのが、とある平日の午後6時頃。店内を見るとポツポツと人の姿が…って感じで、店員さんに案内されてそのまま入店となりました。まあ、壹銭洋食はテイクアウトしての食べ歩きにも便利な食べ物ですから、夕食期でも店内で飲食する人が少ないのは理解できるんですが、中に入ってみたら外から眺める様子とちょっと様子が違いました。
というのは、お客さんだと思っていた人影は、実はマネキンだったんです。着物を着た女性のマネキンで、胸についた名札に某女性芸能人の名前が書かれています。「これっていいのか?」と一瞬思いましたね。他にも数々のレトログッズや神社にある絵馬などが陳列されているのですが、その絵馬に書かれているものに下ネタ系のちょっとヤバめのものが多くて…なんか江戸時代を模したテーマパークのようでもあります。そんな異次元の雰囲気を感じるためにお店に行くのもいいかもしれませんね。
これこそ京都風のお好み焼き…壹銭洋食 本店の唯一のメニュー「壹銭洋食」実際食べてみてどうだった?
それでは、この日の僕が注文した壹銭洋食 本店の唯一のメニュー「壹銭洋食」をご紹介しましょう。注文してから待つこと約5分、目の前に運ばれてきた壹銭洋食はこんな感じで…
薄い小麦粉の生地で中身を包んだような形をしていて、その上からたっぷりのソースがかかっています。これ、どことなくお好み焼き風に見えませんか?一銭洋食の歴史的なものも含めて、僕的には「これこそ京都風のお好み焼き」って感じがしますね。
この生地の中には刻みネギや牛すじ肉、こんにゃく、天かす、ちくわなどが入っていて、かなりの具だくさん。高級な食材はないですが、小さな子供であればかなり豪華に感じるのではないでしょうか。これにかかったソースはウスターソースベースで、上品でありながらピリッと刺激のある味。濃厚ソースがかかった大阪や広島のお好み焼きと違ってあっさり食べられるので、ものの数分でペロリでした。
こんな感じの壹銭洋食、実際食べてみて小さい子供への愛情みたいなものを感じましたね。今は子供のおやつとして様々な選択肢がある時代ですが、一銭洋食が考えられた当時であればこれはおやつどころかご馳走と言ってもいいくらいの存在だったかもしれません。特にかなり人生の経験を積まれた世代の人なら、これを食べている間に自分が生まれ育った頃のノスタルジーのようなものを感じられるのではないでしょうか?もちろん今を生きる若者にとっても、他では食べられない京都オリジナルのB級グルメとしておすすめできる一品です。
壹銭洋食は京都高島屋と三井アウトレットパーク滋賀竜王でも購入できます…壹銭洋食 本店へのアクセスは、最寄り駅の京阪電鉄・祇園四条駅から徒歩1分
今回ご紹介した壹銭洋食は、壹銭洋食 本店の他に四条河原町の京都高島屋や三井アウトレットパーク滋賀竜王の中にあるショップでも購入できます。今まで何度も行っているのですが、京都高島屋の中にショップがあるの、知らなかったなぁ…デパ地下で買っても食べ歩きしにくいところはありますが、京都のソウルフードの1つとして旅行者の人にも一度は試してもらいたい食べ物です。お店の前を通りかかった時には、昔から残った京都風お好み焼きをぜひ一度試してみてくださいな。
それでは、お店の詳細です…
壹銭洋食 本店 5天満点中
住所:〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側238
電話番号:075-533-0001
営業時間:平日 11:00-翌1:00、土曜祝前日 11:00-翌3:00、日曜祝祭日 10:30-22:00
定休日:無休
駐車場:なし
クレジットカード払い:可(PayPayにも対応)
阪急電鉄・京都河原町駅からだと徒歩4分で行けます。
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