阪急電鉄の大阪梅田駅地下2階の飲食店街・阪急三番街に本みやけ(ほんみやけ)という牛肉料理専門店があります。明治35年創業という「超」がつくほどの老舗でありながら、とってもリーズナブルに牛肉料理を食べられる使い勝手の良いお店。全部で100店舗以上のレストランやカフェのある阪急三番街の中でも、一際長い行列ができる人気店で、食べログやぐるなびなどの口コミでも高評価を得ています。
ある日曜日のランチタイム、梅田で用事を済ませた直後に本みやけ 阪急三番街店の存在を思い出し、そのまま阪急三番街へ直行。週末のお昼だし、多少の待ち時間を覚悟でお店に向かったのですが、実際どうだったかというと…
大阪梅田駅直結の人気店・本みやけ 阪急三番街店の気になる待ち時間はどれくらい?
僕が本みやけ 阪急三番街店を初訪問したこの日の13時頃、僕の前には11人の先客が並んでいました。まあ、このくらいの混雑なら想定の範囲内でしょう。ここから入店するまでの待ち時間は約35分。一般的なラーメン屋の待ち時間と同じくらいですかね。本みやけが牛肉料理専門店ということを考えると、お客さんの回転は比較的早い方なのかな…と思います。
でも、新型コロナの前はこんなもんじゃなかったみたいですよ。海外のガイドブックにも載っているのか、韓国人の観光客が店の前にズラリ…なんて日もザラだったとか。ということは、できるだけ混雑を避けて並ぶするには、外国人観光客がいない今がチャンス!と言えるかもしれません。
また、これも新型コロナの影響か、開店直後の時間帯もおすすめです。別の日の土曜日の11時頃に2回目の訪店をした時は、ぎりぎりですが待ち時間ゼロで入店できました(その後すぐに行列ができたのはお察しの通り…)。週末でこんな感じなので、平日ならもう少し楽に入店できるかもしれません。
本みやけ 阪急三番街のメニュー紹介:ステーキ重と牛鍋…あなたはどちらを選びますか?
行列に並んでいる間に、店員さんが中から出てきてメニューを渡してくれます…
本みやけ 阪急三番街店のメニューはこんな感じ。ステーキ重と牛鍋が2つの軸になっていて、これらをベースに肉のグレードを上げたり、各種具材の量を調整したりして、メニューにカスタマイズを加えます。お値段はどちらもデフォルトで1000円ちょっと(税込です)。お肉を特選和牛にグレードアップしても、3000円以内には収まります。京都牛光と同じくらいの感覚かな…
ちなみに、ステーキ重のご飯大盛りと牛鍋のおかわり(回数制限なし)は無料です。この金額でお腹いっぱい食べられることは保証されましたね。
さて、本みやけ 阪急三番街店の客席は、厨房に沿って配置されたカウンター席が14脚のみ。カジュアルな雰囲気で、全然老舗感がないのに驚きです。小さな子供連れのお客さんも普通に食事していましたし、創業100年以上という重厚なプレッシャーを感じることなく誰でも気軽に入れるので、その点はご安心を…
ステーキ重:売り切れ御免の本みやけ人気メニュー、そのお味はいかに?
それでは、本みやけ 阪急三番街店が提供する2つのメニュー・ステーキ重と牛鍋を順にご紹介していきましょう。まずはステーキ重から。ご飯は大盛りで、卵黄トッピングを加えています(お値段 プラス80円)…
ミディアムレアに焼かれた牛肉が表面に隙間なく敷き詰められて、最後に卵黄をポトリ…赤と黄色のコントラストが見た目に食欲をそそりますな…
では、早速実食…お肉は脂肪分の少ない赤身肉で、肉そのものの旨味と食感をダイレクトに味わえます。一口サイズにカットされたお肉は女性でも食べやすいサイズですし、脂が少なくヘルシーな感じもするので女性にも人気が出るのがよくわかります。
これにかかった醤油ダレは結構甘口で、和風というかすき焼きの割り下っぽい味付けになっています。テーブル備え付けの調味料も一味唐辛子と山椒の2種類なので、お店としても和風の味付けで食べてもらいたいんでしょうね。ガーリック派の人にとっては、ちょっと残念…
さて、半分くらい食べ進めたところで、中央に鎮座した卵黄を潰しましょうかね。ねっとり濃厚な卵黄を肉全体に行き渡らせて、ご飯と一緒にパクリ…う〜ん、至福の時ですな。ちょっと見方を変えれば、ステーキ肉付きの卵かけご飯(TKG)ですからね、これ。さすがに朝食には重たいですが、最高の気分で午後を迎えるにはサイコーの一食じゃないでしょうか。
こんな感じのステーキ重、和風なので少しインパクトには欠けるものの、お値段以上にお肉の味を堪能できたと思います。このステーキ重が相当な人気なので、早々に売り切れることもあるのだとか。特に本みやけが初めての人は、まず何も考えずにステーキ重を注文するのをおすすめします。
牛鍋:とにかくすごいボリューム…ガッツリお腹を満たしたいなら迷わずこちら
そしてもう一方の主力メニュー、牛鍋をご紹介。こちらはうどんをアドオンして(お値段 プラス120円)、少しボリュームアップしているのですが…
実際に目の前に運ばれてきた牛鍋はこんな感じ。牛鍋の入った鉄鍋、デカくないですか?お肉の量も十分あるし、これでお値段1200円弱(うどん込み)ですからね…コスパ的には神の領域に片足を踏み入れているかもしれません。
ちなみに、この牛鍋には卵が無料で付いてくるのですが、「生卵のままで出す」or「鍋を卵とじにして出す」のどちらかをお好みで選べます。僕は少し迷った挙句、ご飯おかわりOKのメリットをとって生卵を選択。理由はもうお察しですよね…
さて、すき焼きと同じようにして、生卵を溶いて牛肉をダイブ!もう、味はご想像にお任せします(食レポ放棄)。寒い冬にこいつを食べたら、そのシーズンをあっさり乗り切れちゃいそうなくらいのパワーが得られます。シャキシャキの野菜とボリューミーなうどんも合わせて、すき焼き風の味をお腹いっぱい堪能しちゃってください。
ところで余談ですが、すき焼きと牛鍋の違いって知ってます?僕、恥ずかしながら知らなかったんですよね…事前に肉を焼くのがすき焼きで、焼かずに煮るのが牛鍋。まさに読んで字の如しですな。1つ1つ勉強、勉強…
さて、ご飯をおかわりして次の楽しみへと向かいましょう。使うのはこいつ。牛鍋の出汁を十分に含んだ溶き卵を…もうおわかりですよね?
ご飯にぶっかけて卵かけご飯(TKG)としていただきます。やっぱり〆はこれですよ。牛鍋の卵とじも捨て難いのですが、TKGの魅力にはさすがに…お肉や野菜のエキスを十分に含んだ醤油出汁でのTKG、牛鍋やすき焼きの後でしか食べられない特別な一杯です。
こんな感じで、本みやけ 阪急三番街店の牛鍋は、味はもちろんボリューム的にも魅力的なメニューでした。お値段もステーキ重より若干安いですし、ガッツリいきたい日にはこちらの方がおすすめです。
天満橋にハンバーガーショップも…本みやけ 阪急三番街店へのアクセスは、最寄り駅の阪急電鉄・大阪梅田駅から徒歩2分
さて、今回ご紹介した本みやけですが、どうやら阪急三番街店の他に天満橋でハンバーガーショップ(本みやけ 大手前店)も運営しているようですね。創業100年以上の老舗牛肉料理専門店がハンバーガーショップですか…なんか全然老舗らしくないというか、今の時代に合わせて攻めまくっているというか…いずれにしても、そんな店が作るハンバーガーがどんな味なのか、少なからず興味はありますよね?
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…
本みやけ 阪急三番街店 5点満点中
住所:大阪府大阪市北区芝田1丁目1−3 阪急三番街
電話番号:06-6371-5322(予約不可)
営業時間:11:00-21:15
定休日:不定休
駐車場:なし
クレジットカード払い:可(電子マネーにも対応)
本みやけ 阪急三番街店へは、JR大阪駅からだと徒歩5分で行けます。
P.S. 大阪で美味しい和食をお探しのあなた、ぜひこちらの記事にも立ち寄っていってください…
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